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小学校英語教科化に向けての動き・・・

2015年12月06日 15時22分50秒 | 意見交換
Kojiです。

これをご覧ください。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151205/k10010330751000.html

 だんだん煮詰まってきましたね。教員養成課程でしっかりとした英語指導ができる人材を送り出してくれる事が、学校現場で週2時間の英語がお荷物にならないための、必須のインフラ整備であるとは思う。ただ、実際には、大学が輩出する人材よりも、英語を実施する学級の方がはるかに多いはず。その方たちだけが英語の指導を行うには、まだまだ需要と供給がバランスしない。
 同時進行で、外国語活動が本格実施する前に年間で行った各校が研修の時間を設定して行ったようなスキルアップの機会を保証しないと、教科化以前と比べて環境が整備されたとは言い難い。
 また、どの教科においてもそうであるが、大学出たての教員がいきなり、英語教育で成果を上げるなんて事は期待できないであろう。児童理解に裏打ちされた学級経営のスキルがある程度身についていないと、教科経営が困難であることは、明白である。
 つまりは、教科化にともない、週あたりの実施時間が増え、外枠としての英語教育が前進したとしても、教員養成課程で英語指導の単位を取った教員が輩出されたとしても、実質は、今がんばっている教員たちが、需要と供給のバランスが整うまで、研修を積んで持ちこたえるしかないのかも知れない。
 しかし、実際は、即実践で成果を上げるほど研修の質と時間が確保されない可能性もある。そこで、我々教員にとっては、豊かに経験とスキルのある指導者に協力を仰ぐのが、かなり実際的ではないだろうか。
http://www.j-shine.org/ このJ-shineに登録されているな指導者など、指導経験を積んだ方たちの採用や協力要請を各校、各教委単位で検討し、担任を本格的に支援してもらえればと、切に願う。また、そのような方たちを地域の指導者として、学校の教員とともに育てていくことも、学校での英語教育の質の安定のために必要であると思う。

 30年度までもうすぐである。願わくば、来年度から、具体的な研修計画の中に英語指導の研修を位置づけて準備をすすめてほしいと思うのだが、学校に任せていては、重い腰を上げたがらないと思う。誰かが音頭を取らなければ、という思いが日に日に強くなる、今日この頃・・・。

Lesson7 ②

2015年12月01日 21時34分31秒 | Hi,friends!
Kojiです。
最近、雪がちらつくことが多く、とにかく寒い毎日。
そんなわけで、趣味のバイクは春まで、乗れないのかと思うと少し寂しい今日この頃。

さて、担任の補欠で久しぶりに5年生の外国語活動のクラス。
教師用書にある本時の主な内容は、
Chant “What's this?”
シルエットクイズ
漢字クイズ
3ヒントクイズ
パズルクイズ
とクイズ三昧の1時間。

ですが、私がやったのは、こんな感じ。
まず、手間はかかりそうだが大して意味のないパズルクイズは真っ先にカット。あとは、担任に遠慮してクイズ3つはやることにした。
1 アイスブレーキング・・・ナンバークラップ(ペアで向かい合い、Oneと言って1回手をたたいてから、相手の両手とタッチします。次はOne, twoと2回手をたたき、相手の両手とタッチします。これをFiveまでやって折り返してOneまで戻り、Finish)

2 チャンツ・・・①聞く ②歌ってみる ③2つのパートに分かれて歌ってみる ④パート交換して歌ってみる。

3 レビュー・・・ALTとデモを見せた後、前時のWhat's this? It's a ○○.のやり取りを復習。

4 シルエットクイズ・・・何ともあっさり答えが出てしまい、すぐ終わった。

5 漢字クイズ・・・これも漢字からの推測ではなく、絵にあたる英語を知っている子が多く、あえなくすく終了。

6 3ヒントクイズ・・・ALTのヒントで答えを推測していくが、結構これもすぐ当たってしまった。

7 ゲーム・・・チップチャンピオン(ジャンケンで負けた人が、シルエットが書かれたかを指さし、What's this? 買った人がIt's a ○○.と答え、チップを1枚もらう。)

8 チャンツ・・・前半のチャンツと同じ

結局クイズは、かなりあっさり終わってしまい、時間的に余裕があったため、子どもたちがやったことがないと言ったので、本時とは関連がないけども、サイモンセズゲームをサービス。喜んではくれたが、考えてみれば、What's this?リレーをやれば良かったな、と反省。

子どもたちにとっては、経験のないオンリーイングリッシュでの授業でしたが、何となく分かってくれて、動くことができた。
ALTには、今日は日本語を使わないようにお願いしておきました。でも、ALTでさえ、英語で説明するのは辛いらしく、途中でこっそり「使ってもいい?」と聞かれたので、「No!」と答えた。
伝わらないかも知れない、という恐怖からつい日本語を使いたくなるのは分かるが、指導者側は体と英語で分からせる努力をする、子どもたちは雰囲気と英語を通して分かろうとする、この双方向の努力が他の教科ではあり得ない、ふしぎで、新鮮で、楽しい感覚が生まれるのだと思う。






昭和女子大「小学校英語指導者セミナー」

2015年11月29日 21時18分18秒 | 公開発表&講演会情報・レポート
Kojiです。
かなり、ご無沙汰しておりました。
なかなか更新が難しい状況にあります。
でも、新しい仕事にも慣れてきたので、少しずつですが、また、更新もがんばっていきたいと思っています。

かなり差し迫っていますが、こんな良さそうな研修会があります。
https://senseiportal.com/events/34545

昭和女子大での12/6午後の研修会ですが、講師が全員経験豊富なJ-SHINEトレーとなっているようです。ぜひ参加してみてはいかがでしょう。
CLILも講座にありますね。
CLILと言えば、ぼくは、一昨年三沢基地内アメリカンスクールとの交流活動の中で工作の授業をしたのですが、使った英語表現があまり理解されなかったようで、一緒にいたアメリカンスクールの先生の補足説明が必要でした。ちょっとブリティッシュカウンシルの敷居の高さを感じてしまったのですが、考えてみれば、ぼくの英語力では無謀であったのかも知れません。でも、挑戦しているときの充実した気持ちは今でも覚えています。
是非ぼくも参加したいところですが、今回は学校行事と学期末業務整理のため、残念ながら見送ります。

ではでは。

♪森のくまさん♪でI my me mine

2015年05月25日 22時46分35秒 | その他・新着情報
kojiです。

良い天気が続いていますね。勤務校では昨日が運動会でした。
とても気持ちの良い運動会ができました。

さて、だいぶブログの更新をしていなかったのですが、副代表のトニーさんからこんな興味深いユニークな代名詞のおぼえ方について投稿がありましたので紹介します。



MPIの「英会話たいそう」のように歌に乗せてしまうのは、きっと効果的でしょうね。
関係ないときも口ずさんでしまうという、おまけも付いてきそうですが、楽しくおぼえられるに越したことはありません。
子どもたちにとって、いろいろとややこしいものは、英語の替え歌にして子どもたちに紹介するようにすると、良さそうですね。
中学校の子たちは、英語以外にも暗記しなければならない教科の内容が沢山ありますから、せめて英語だけでも楽し楽しい工夫があると喜ばれそうです。

小学校でも外国語の教科化が数年後に動き始めます。
今の外国語活動では「おぼえる」ということが示されていませんが、教科になったら、その辺どうなるのでしょう。「おぼえる」ということが学習内容の多くを占めることはないと予想していますが、その予想が外れたとしても、このような歌で楽しくおぼえる方法で乗り切れるといいですね。

現行の中学英語教科書について

2014年11月29日 15時21分53秒 | その他・新着情報
Kojiです。
朝は冷え込み、車の窓ガラスにべったり霜が付いていることが多くなってきました。
通勤で急いでいる時は、ヒーターをマックスにしてもなかなかとけずに焦ります。
火曜から天気予報では、雪マーク。本格的な冬も間もなくでしょうか。

さて、副代表Tonyさんから、今使われている中学校の英語教科書について感想を送ってもらいました。
ぜひ最後までお読みください。

今、自分の手元に、中学2年生の英語の教科書があります。
自分が中学生のとき学んだ教科書の記憶と比べて、まずほとんどが会話文で書かれていることにまず目を奪われます。そして会話の主達がこの教科書で学ぶ日本の中学生らです。彼らを中心にレッスンが進んでいきます。今の方たちには<当たり前>のことでしかないでしょうが、外国人の家族が主たる登場人物で彼らの生活が中心にレッスンが進められていた頃と比較すると、これは大きな視点の変換だと思います。絵柄も以前は外国のイラスト的表現だったのに比べて、日本のマンガ、アニメの絵柄になっています。
内容ですが、日本のスポーツとして相撲部屋の見学や柔道の紹介があります。また、マンガとアニメと日本映画では「ワンピース」が外国でも人気であることが紹介されています。日本映画が「スター・ウォーズ」に影響を与えていることも記されています。
生徒達が中学で経験する「職場体験」などの課もあります。病気や怪我の表現もあります。「鼻水が出ます」というのは My nose is running というのですね。初めて知りました。
松山の道後温泉、松山城や弘前のねぷた祭り、リンゴ、弘前城の紹介。リンゴには富士、王林、津軽などの種類があることも紹介されています。
まだまだ目を引く内容がありますが、総じて言えることは英語学習者である中学生自身の生活が扱われていて、これを英語で言ったらこうなるのだなあと身近に感じることができるものだと思います。
日本文化について知り、それを発信できる内容にもなっています。それだけでなく、イギリスへの旅やドイツと日本の3Rや世界遺産など世界の様子も盛り込まれているので世界への視野も広がっていくんだなあと思います。
半世紀ぶりに中学の教科書をじっくり見た私ですが感激するばかりでした。


「発信」という色が強いということですね。なるほど、確かに僕たちが使っていた時とは違いますね。
でも、教科書会社が違うとその辺も多少違っているのでしょうか。それとも、国内の教科書はだいたいそういう傾向なのでしょうかね。
誰か知っている方がいらっしゃればレスお願いします。