東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真

...Represent Real in Tokyo...

川岸からでは見えない世界 3

2010年06月24日 | トンボ
サナエトンボ達の羽化撮影を終えたので開拓でもしようと上流の方へと向かった。

すると砂利場の地形に差し掛かった時に足元から1頭のトンボが飛び立った!

少し先の方に止まったので確認してみると、なんとアオサナエがいる!

これは思っても見ないチャンス!気づかれないようにそっと近づいて撮影を試みるが飛ばれてしまった!目で追うとまた少し先の方に止まったので、まずは確実な一枚を撮っておきたいと常に装着されているマクロレンズを外し、離れた距離からでも撮影可能なサンヨンに付け替えて撮影

サナエトンボ科の中でも人気度が高いアオサナエ。その人気度の高さは緑色の体色と複眼の美しさに誰もが魅了されてしまうのであろう。昨年、茨城県久慈川水系にて本種を撮影したが、まさか東京にもアオサナエが生息しているとは思わなかったのでこの出逢いはとてつもなく嬉しい。あなどれないな東京!

まだ止まっているのでマクロレンズに変えて接写しようと気づかれないように近くが敏感な個体のようであっけなく飛ばれてしまう。。。アオサナエのオスは縄張りにしている場所に再び戻る習性があるので、しばらく待ったが今回はそれっきり何処かえ行ってしまい戻って来なかった。。。この場所を見切り、上流に向かいながら同じような環境を探すと、予想通り同じような場所に縄張りを張るオス。こちらも敏感で直ぐに逃げられてしまった。手強いアオサナエ!近づいて来る気配にも敏感なのだが砂利場は歩く振動にも要注意だ。


更に上流へと歩き始めるとクロイトトンボらしきペアが数頭川岸付近の水面直上を飛んでいる。え!川にいるの?しかも流れがある中流域なのに!と思いながら歩いていると目の前にオオカナダモの生い茂るエリアが現れ、そこにはたくさんのクロイトトンボのペアが産卵していた。


こちらは単独産卵するクロイトトンボの♀、変わった体色をしていたので撮影した。

各地の池沼で良く見るクロイトトンボだが川で見たのは初めてだ!いったい彼らは何処からどう此処へ辿り着いたのだろうか?水生植物が豊富な環境があれば生息できる順応型のイトトンボ、生命力の強さを感じた。


そろそろ帰宅時間が近づいたので戻りがてら先ほどの場所を覗くもアオサナエの姿は見られなかった。。。

川から上がると目の前に生える草の葉上に止まっていたダビドサエ♀


車まで戻る途中に見つけた水生昆虫

ヒゲナガカワトビケラ


カワゲラ


観撮時間4時間あまりであったが僕の探索だけでサナエトンボ科の羽化から、まさかのアオサナエ!川のクロイトトンボ、トビケラ、カワゲラまで多種類の昆虫を撮影できたのには驚きを隠せない!この河川にはまだまだ僕には見えていない昆虫達が潜んでいるに違いない。この川のポテンシャルは相当なものだ!これから重要視して通ってみようと思う。



D300s+Ai AF-S Nikkor ED 300mm F4D (IF) / AF-S VR Micro Nikkor ED 105mmF2.8G(IF)



撮影地:東京都多摩川水系
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