東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

桜散る河川で

2017年04月18日 | トンボ
東京のトンボシーズン開幕に気を良くして、
翌日は長女にウェーダーデビューをさせてあげようと桜散る河川中流域に訪れた。

D810+AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED
朝から気温が上昇したこの日は、
到着すると早くも多数のダビドサナエが岸辺で羽化の真っ最中。

ダビドサナ

D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
それらを観察しながら本命であるホンサナエの羽化に期待して羽化を始める幼虫を探し右往左往。すると...

ホンサナエ ♂(羽化)

D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
前日まで羽化殻をチェックしていたものの全く見られず。
どうした東京ホンサナエ、今年は出ないのかと不安になっていたところ。
1週間以上遅れてのスタートであるが、今年もこの場所で羽化の確認ができ一安心。
羽化開始から飛ぶまでにおよそ5、6時間かかるムカシトンボに対して、ホンサナエやダビドサナエの羽化時間は40分ほどとスピーディー。
このくらいの時間であれば子供も飽きずに楽しめるのと、コンクリート護岸の場所であればウェーダーが無くても十分に岸辺から観察する事ができるので、初めての羽化観察には適した種類だと思う。
遅れていたトンボの羽化活動もようやく本領発揮といった様子。
気を抜かず週末はトンボ時間に合わせた撮影ライフを楽しみたい。

撮影日:4月16日
撮影地:東京都多摩川水系中流域