譲二さんの愚痴(一護続編 super happy end)

いっちゃんルートの譲二さん

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　頼れるみんなの兄貴として、ヒロインと幼なじみたちとの恋愛模様を応援しつつ、自分の気持ちには蓋をして、ちょっと落ち込んでみたり…。

　そんなちょっと情けないけどラブリーな譲二さんを王道のいっちゃんルートでウオッチングしてみようと思う。

　自分のルートのヒロインにも自分から告白できない譲二さん。
　そんな譲二さんが他人のルートのヒロインに気持ちを打ち明けられるわけも無く…。

(え?そういう話もあったって?)

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譲二さんの愚痴(続編 super happy end)

 

はぁぁ。百花ちゃんは一護と一緒にデートに出かけた。

「もしかしたら、今夜はお泊まりになるかもしれません」て明るく言って出かけたけど…。

やっぱり、今日はきっと戻って来ないよね。

俺が一護なら絶対帰したくないしって…何想像してんだ俺。

いやいや、俺はあくまで百花ちゃんの保護者なんだからそういうことは考えちゃダメだ。

それにしても、今日の百花ちゃん可愛いかったなぁ…。
一護のために一生懸命オシャレして。

あれが俺のためだったら…て、そういうこと考えちゃダメだろ、譲二。

でも、この頃の百花ちゃん可愛いだけじゃなく、ふとした拍子にすごくきれいだったりするんだよね…。

ああ、この気持ちはちゃんと抑えとかないと。

今夜もヤケ酒だな…。
今、あの2人が何してるかなんて想像しながら、しらふでなんかいられない。

はぁぁ。俺は2人の応援をしてるはずなのに…。何考えてんだろな…。

でも、まぁ。一護がパリに行っている間、百花ちゃんを守るという役目が俺にはあるから…。

て、一護に頼まれたのはハルだけど…。

一護、俺のこと結構危ないって言ってたよな…。

もしかして、俺のこの気持ち見透かされてる？
ちゃんと隠せてる自信はあるんだけどなぁ。

それにハルだって百花ちゃんのことが好きなのはたしかだ。
うまく隠してるが、俺の目は誤魔化せない。

でも、きっと手はださないよな…。

俺は大丈夫か？

一護と離れて寂しい百花ちゃんが「マスター…」なんて言って抱きついてきたら…。

抱きしめてよしよしはするだろうな…。

それ以上のことは…。

いやいやいやいや、何想像してんだ俺。


ん？メール？

『マスター。今日は泊まります。
いっちゃんと一緒だから心配しないでね。

百花』　　　　　　　　　　

ううう…。やっぱり今夜はヤケ酒確定だ…。