ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

サントリー美術館「歌川広重展」を見て

2016年05月17日 | えっせー
 この展覧会は財界の重鎮だった故「原安三郎氏」のコレクションだ
そうだが物凄く沢山あった。初めて広重展を見たが、ビビッドと称され
ていたが、その色どりはとても華やかで美しかった。
 全国を巡って描いてあるが、それぞれの絵は大変情緒的で、その時代
がしのばれて、あまり絵が分からない私も大変楽しめた。
 また「名所江戸百景」では、広重が描いたその時代と、現在の同じ
場所の写真が並べられて、当然のことだが、あまりにもその情景が
変化して、時の流れがつぶさに感じられ、最も興味深かった。
 また雑誌などでよく見る葛飾北斎の「千絵の海」が、10図全部
揃って見られるのは大変珍しいそうで、興味のある方はぜひご覧頂き
たいと思った。

 印象派画家と言われた、モネ、ドガ、ルノワール、ゴッホ、ロートレック
ゴーガン、マネなど、日本の浮世絵にに大きな影響を受け、その手法を取り
入れたようだ。私はフランスは芸術先進国だと認識していたが、初めて
パリ郊外のジベルニーにある、「モネの花園」へ行ったとき、モネが住んで
いた家には、沢山の浮世絵が展示されてていた。
 大好きなモネは、日本の浮世絵からその手法を随分学んだのを知り、何だか
ちょっと嬉しかったのは忘れない。
※ 花園の隅にあるモネの家

 でも私はホンネでは西洋美術の方が好きで、長年憧れていたモネの
花園は10年以上前、7年前と二度行った。
 今頃はきっと美しくさまざまなお花が咲き乱れていることだろう。
 
 川をひきこんだという「日本庭園」は道路を挟んであり、地下道から
行ったが想像よりずっと大きいので、びっくりした。
 一度目は小雨が降っていて、何とも言えないほど情緒があり、ため息が
出るのどステキだった。あの時は一年に3カ月しか開園していないと聞いた
ジベルニーのモネの花園、もう一度行きたい!

人気ブログランキングに参加しました

人気ブログランキングへ