待ちに待ったお昼ごはん。事前に「何が食べたい?」と聞かれていた私は「アラビアの普通の家庭料理がいい」とだけリクエスト。
そして出てきたメニューは
マカロニ With ベシャメル(エジプト料理)
サンブーサ(トルコ料理)
サリーク(サウジアラビア料理)
なぜこんなさまざまな国の料理が出てきたかというと、私が“アラビア料理”と言ったから。アラビア料理となると北アフリカから中東アジアまでかなり広い範囲をカバーすることになるんだそうな。小さい島国で育った日本人の私にはない発想。さすがメソポタミア文明に根付くだけあるぜぃ ちなみに料理のカタカナ表記は決して発音を同じくしないのであしからず。本当の発音はもっとややこしい
そんなことはさておきまずはベシャメル。
これはエジプト料理ではあるものの、イタリアの文化の影響を受けている一品だそうな。作り方はいたって簡単(私が作ったんちゃうけど)で、ラザニアとミートソースのミルフィーユみたいなもの。ラザニアとミートソースを重ね合わせた後、上からチーズでコーティングし、オーブンで焼いて完成
続いてサンブーサ。
これは主食というようり、軽食に近い感覚らしい。クレープのような薄皮の中に、ミンチとなんとかっていうアラビアの野菜の刻んだものを入れて包み、油で揚げて完成。食べる際のソースは2種類あって、辛いのと辛くないの。食材何使ってるのか聞くの忘れちゃったなー
最後にサリーク。
Abeerいわく、「サリークは世界で唯一お米をミルクで炊く料理」とのこと。要はミルク粥ってことかしらん? これはご飯にミルク、玉ねぎ、鶏肉、ヘール(アラビアの野菜)、水、塩を混ぜ、大きな鍋で炊かれたもの。焦げ付かないように時折混ぜなくてはいけない
料理が完成すると、アパートの階上に住むAbeerのおじさんと娘さんもやってきて、ランチ開始…の前に、みんながおもむろにリビングの家具を移動し始めた。広いスペースを作ったかと思うと、床にレジャーシートのようなものを敷き、その上に料理がズラー。
「最近ではテーブルとイスで食べるのも普通になってきたけど、我が家ではまだ床に座るスタイルで食事を摂ってるんだ」
とTurki。
へぇぇぇぇぇ~
もちろんそういう光景をメディアを通じて見たことは会ったけど、実際目の当たりにするのは初めて。見るのと実際するのとではやっぱり感覚が違う。
さて、Turkiが自慢するだけあって、Abeerの料理はマジ最高
ベシャメルは日本でもなじみのある味。イタリアンに近い。
サンブーサは、私は辛いソースの方が好み。油で揚げてあるけどあっさりしてる。春巻きと似た感じかなぁ。
ミルク粥・サリークは食べる前は抵抗があったけど、食べてみたらこれがうまい。なんか…リゾットみたいな感じ。
本当にどれもおいしかった。スィーツで結構お腹が膨らんでいたにも関わらずモリモリ食べた
そして片づけが終わったところで出てきたものは、チョコレートケーキのアイス乗せとミントティー アラビア人ってチョコレート好きよなぁ…。
正直なところ、ケーキはちょっとキツかったんだけど、サウジアラビアの風習としてはお客様にたーんと食べてもらうことがホストの喜びらしい。料理もたくさん頂いたのに、Turkiから「Yoshimi、あまり食べてないね」と言われていた私は、すでに皿に盛られているケーキを拒むこともできず…でもこれがまたうまい。なんで食後のデザートは別腹なんだろう…。「太る~」という罪悪感なぞかなぐり捨てて、アイスクリームまでしっかり頂いた。
最後には、食べきれなかった料理をおすそ分けまでしてもらってTurki&Abeer宅を辞去。ちなみに彼らの家は私の住むアパートから徒歩30分の距離。こんな日に限ってピッタリフィットのTシャツを着ていた私は、あまりのお腹の醜さを恥じつつ、意識してお腹を引っ込めながら歩いて帰った
今回の原稿を書くに際し、ウィキペディアでサウジアラビアの記事を読んでみた。それは、サウジアラビアはかなりヤバい国という印象を与えるような気がする。正直言って、私もこちらに来て彼らと触れ合うまでは、9.11のこともあるし、かなり警戒していた。まして日本にいると中東アジアの人って接する機会少ないし。でも彼らを知ると、すごい気の良い人たちだということがわかる。こちらに来ているのは富裕層だってこともあるかもしれないけどさ。
誰かが言ってた。
「サウジアラビアと日本の文化は通じるところがあるんだよ。お互いを尊重するってところは一緒なんだ」
もちろん中にはもろに男尊女卑の発言をする人もいたけど、おおむねみんな陽気で優しい。友達と呼べる人も何人かいる
Turkiいわく、サウジアラビアはここ50年で急速に近代化したらしい。そしてサウジアラビアが世の中によく知られていくのはこれからだそうな。今、かの国は厳しい報道規制を強いているため、国の内情があまり知られてないのが現実。ゆえに正直なところ気味悪がられている部分も批判されてる部分もある。だけどこの先10年、20年経った後、現在とはかなり変わっているはずだと言っていた。
何はともあれ、心行くまでサウジアラビアのおもてなしを堪能。幸せなひと時やった
今度、借りているタッパーに日本料理を詰めてお返しする予定。メニューは何にしようか今から思案している。
写真はTurkiとAbeerのおじさん、そしてお料理
いやー、長くなったな、この項。
そして出てきたメニューは
マカロニ With ベシャメル(エジプト料理)
サンブーサ(トルコ料理)
サリーク(サウジアラビア料理)
なぜこんなさまざまな国の料理が出てきたかというと、私が“アラビア料理”と言ったから。アラビア料理となると北アフリカから中東アジアまでかなり広い範囲をカバーすることになるんだそうな。小さい島国で育った日本人の私にはない発想。さすがメソポタミア文明に根付くだけあるぜぃ ちなみに料理のカタカナ表記は決して発音を同じくしないのであしからず。本当の発音はもっとややこしい
そんなことはさておきまずはベシャメル。
これはエジプト料理ではあるものの、イタリアの文化の影響を受けている一品だそうな。作り方はいたって簡単(私が作ったんちゃうけど)で、ラザニアとミートソースのミルフィーユみたいなもの。ラザニアとミートソースを重ね合わせた後、上からチーズでコーティングし、オーブンで焼いて完成
続いてサンブーサ。
これは主食というようり、軽食に近い感覚らしい。クレープのような薄皮の中に、ミンチとなんとかっていうアラビアの野菜の刻んだものを入れて包み、油で揚げて完成。食べる際のソースは2種類あって、辛いのと辛くないの。食材何使ってるのか聞くの忘れちゃったなー
最後にサリーク。
Abeerいわく、「サリークは世界で唯一お米をミルクで炊く料理」とのこと。要はミルク粥ってことかしらん? これはご飯にミルク、玉ねぎ、鶏肉、ヘール(アラビアの野菜)、水、塩を混ぜ、大きな鍋で炊かれたもの。焦げ付かないように時折混ぜなくてはいけない
料理が完成すると、アパートの階上に住むAbeerのおじさんと娘さんもやってきて、ランチ開始…の前に、みんながおもむろにリビングの家具を移動し始めた。広いスペースを作ったかと思うと、床にレジャーシートのようなものを敷き、その上に料理がズラー。
「最近ではテーブルとイスで食べるのも普通になってきたけど、我が家ではまだ床に座るスタイルで食事を摂ってるんだ」
とTurki。
へぇぇぇぇぇ~
もちろんそういう光景をメディアを通じて見たことは会ったけど、実際目の当たりにするのは初めて。見るのと実際するのとではやっぱり感覚が違う。
さて、Turkiが自慢するだけあって、Abeerの料理はマジ最高
ベシャメルは日本でもなじみのある味。イタリアンに近い。
サンブーサは、私は辛いソースの方が好み。油で揚げてあるけどあっさりしてる。春巻きと似た感じかなぁ。
ミルク粥・サリークは食べる前は抵抗があったけど、食べてみたらこれがうまい。なんか…リゾットみたいな感じ。
本当にどれもおいしかった。スィーツで結構お腹が膨らんでいたにも関わらずモリモリ食べた
そして片づけが終わったところで出てきたものは、チョコレートケーキのアイス乗せとミントティー アラビア人ってチョコレート好きよなぁ…。
正直なところ、ケーキはちょっとキツかったんだけど、サウジアラビアの風習としてはお客様にたーんと食べてもらうことがホストの喜びらしい。料理もたくさん頂いたのに、Turkiから「Yoshimi、あまり食べてないね」と言われていた私は、すでに皿に盛られているケーキを拒むこともできず…でもこれがまたうまい。なんで食後のデザートは別腹なんだろう…。「太る~」という罪悪感なぞかなぐり捨てて、アイスクリームまでしっかり頂いた。
最後には、食べきれなかった料理をおすそ分けまでしてもらってTurki&Abeer宅を辞去。ちなみに彼らの家は私の住むアパートから徒歩30分の距離。こんな日に限ってピッタリフィットのTシャツを着ていた私は、あまりのお腹の醜さを恥じつつ、意識してお腹を引っ込めながら歩いて帰った
今回の原稿を書くに際し、ウィキペディアでサウジアラビアの記事を読んでみた。それは、サウジアラビアはかなりヤバい国という印象を与えるような気がする。正直言って、私もこちらに来て彼らと触れ合うまでは、9.11のこともあるし、かなり警戒していた。まして日本にいると中東アジアの人って接する機会少ないし。でも彼らを知ると、すごい気の良い人たちだということがわかる。こちらに来ているのは富裕層だってこともあるかもしれないけどさ。
誰かが言ってた。
「サウジアラビアと日本の文化は通じるところがあるんだよ。お互いを尊重するってところは一緒なんだ」
もちろん中にはもろに男尊女卑の発言をする人もいたけど、おおむねみんな陽気で優しい。友達と呼べる人も何人かいる
Turkiいわく、サウジアラビアはここ50年で急速に近代化したらしい。そしてサウジアラビアが世の中によく知られていくのはこれからだそうな。今、かの国は厳しい報道規制を強いているため、国の内情があまり知られてないのが現実。ゆえに正直なところ気味悪がられている部分も批判されてる部分もある。だけどこの先10年、20年経った後、現在とはかなり変わっているはずだと言っていた。
何はともあれ、心行くまでサウジアラビアのおもてなしを堪能。幸せなひと時やった
今度、借りているタッパーに日本料理を詰めてお返しする予定。メニューは何にしようか今から思案している。
写真はTurkiとAbeerのおじさん、そしてお料理
いやー、長くなったな、この項。
気になったんだけど、写真に写っているピンクの飲み物は何ジュース?
いや、マジでうまかったデス。ピンクのジュースはグァバジュース。ドロッとした喉ごしがたまりません これもウメーですよ