定年は荒野を目指す

元祖団塊世代。40年の会社生活を全うし、憧れの遊び人に。ペンネーム 定年さん

チンタオ航路その3

2013-12-28 10:52:54 | 日記
11月24日(日)
6時起床。シャワーを浴びて、朝食時間を待つ。
朝食は無料。7時になったので大食堂に向かう。今日は和食だった。

簡単な食事を済ませ、船室へ戻る。競馬中継に備え、短波放送の状態を
確認。けっこう良く入る。電話は既に圏外なので、電話投票はできない。

午後のジャパンカップまで、読書タイム。
船の旅に書物は必須。最近は古代史に凝っているので、今回も古事記他
3冊をもちこんだ。

前回のウラジオストック航路で気づいた、東方海路。
大陸東北部、朝鮮半島北部、から新羅を通らず、海路にて鬱陵島、竹島、
隠岐、を経て出雲に至る海路。

半島南部から、対馬、壱岐、を経て九州北部に至る海路は魏志倭人伝で
も有名になり、ほとんどの人がそちらの海路を思い浮かべるだろう。
しかし、ウラジオへの旅で気づいた東方海路、必ずや存在したに違いな
い。

今年は出雲大社、伊勢神宮が同年の式年遷宮となり話題になった。
古事記には、スサノオとアマテラスの姉弟が登場するが、スサノオは出
雲系、アマテラスは九州系の渡来人の象徴と思われる。

古代日本は大きく、東方海路で渡来した出雲系と、西方海路で渡来した
九州系、の2派の豪族が巨大化し、大和政権に繋がったのであろう。

古事記を編纂したのちの人は、出雲系、九州系、それぞれに正当性を与
え、古代神話を謳いあげた。

と、そのようなことを考えているうち、ジャパンカップの時間。
すでに船はチンタオ港外に近づき、大陸も目に入ってきた。
短波放送も若干聞きづらくなってきたが、なんとか聞ける。
ジェンティルの優勝を確認し、船室に戻り、下船準備にはいった。


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