阪神淡路大震災より19年。
今年もこの日がやってきました。
学際生活最後の年、コンビニで深夜バイト中だった私は、
お客さんもいないので、事務所で休憩していた。
背後の壁からどどどどぉ。
ダンプカーが突っ込んでくるような音。
壁の向こうは、隣の家なのになぜ?って思った瞬間。
すべてが揺れた。
電気が消える、フライヤーの油が飛び散る。
天井に吊るされた広告が揺れるのを、壁につかまりながらにらんでいた。
揺れが収まって、外へ出るとガスもれのにおい。
頭をよぎったのは、その少し前に起こったロス暴動。
コンビニが襲われないか、鍵を閉めて恐ろしく震えていた。
そうするといつもコンビニの前でたむろしていた高校生たちが来た。
「とりあえずジュースちょうだい!!」「自動販売機が停電で動かない。」
当たり前のようにお金を払っていく。ほっとした。
その後、同級生を救いに走り回った。
池の中に落ちてしまった家。斜めをむいている電信柱。
割れたアスファルト。立ち込める煙。
家を失った奴、家族を失った奴、もう会えなかった奴。
あれからいろいろなことが変わったけど、いつも忘れない。
もうこれ以上のことはないように祈ったけど、
それ以上のことが起きてしまった。
もうこれ以上、もうこれ以上、ありませんように。
そして今夜息子に話をしよう。
人の大切さと、人に頼ることの大切さ。
そして何もなくなっても、真っ直ぐに生きることの大切さを。
今年もこの日がやってきました。
学際生活最後の年、コンビニで深夜バイト中だった私は、
お客さんもいないので、事務所で休憩していた。
背後の壁からどどどどぉ。
ダンプカーが突っ込んでくるような音。
壁の向こうは、隣の家なのになぜ?って思った瞬間。
すべてが揺れた。
電気が消える、フライヤーの油が飛び散る。
天井に吊るされた広告が揺れるのを、壁につかまりながらにらんでいた。
揺れが収まって、外へ出るとガスもれのにおい。
頭をよぎったのは、その少し前に起こったロス暴動。
コンビニが襲われないか、鍵を閉めて恐ろしく震えていた。
そうするといつもコンビニの前でたむろしていた高校生たちが来た。
「とりあえずジュースちょうだい!!」「自動販売機が停電で動かない。」
当たり前のようにお金を払っていく。ほっとした。
その後、同級生を救いに走り回った。
池の中に落ちてしまった家。斜めをむいている電信柱。
割れたアスファルト。立ち込める煙。
家を失った奴、家族を失った奴、もう会えなかった奴。
あれからいろいろなことが変わったけど、いつも忘れない。
もうこれ以上のことはないように祈ったけど、
それ以上のことが起きてしまった。
もうこれ以上、もうこれ以上、ありませんように。
そして今夜息子に話をしよう。
人の大切さと、人に頼ることの大切さ。
そして何もなくなっても、真っ直ぐに生きることの大切さを。