鉄ちんちんの気まぐれ紀行

今日も行く!走れ、汗と涙の撮り鉄ドキュメント!

京の奥座敷!貴船から鞍馬!

2016年11月29日 | 叡山電鉄




京の奥座敷と言われる貴船の玄関口「貴船口」駅付近。雨がしっとりとした風景にしてくれました。
叡山電鉄沿線は、紅葉の時期になると大勢の観光客で賑わいますが、この日ばかりは秋の終わりを感じさせられました。





貴船口駅ホームだけは、最後のライトアップを楽しもうと賑わっています。
もみじのトンネルからホームのもみじが、ライトアップにより、あたりを浮かび上がらせていました。





車窓からのもみじの流れ。難しい撮影です。



鞍馬駅でお馴染みの天狗も、赤く浮かび上がり、最後の秋を見守っていました。



人気が少なくなった鞍馬駅。デートの終わりを惜しむかのように、カップルが最後の記念撮影をしています。
叡山電鉄も、いつもの静けさを取り戻そうとしています。
京都の秋もこれで終わりました。

秋を彩る天空への道②!

2016年11月25日 | 南海電気鉄道


前回は、車では辿り着けない徒歩鉄ならではの撮影地へ向かいました。しかし車での移動もメリットがあります。
今回は車で天空を目指します。高野下は、山岳地帯から抜け出した小さな町。
車を止めて、都合のいい場所でカメラを構えると、天空がやって来ました。



あたりを見回して、良さそうな高台へ移動します。高野線では有名撮影地。
「特急こうや」が急勾配を下ってきました。俯瞰には「特急こうや」カラーが目立ちます。



山岳地帯を下ると高野下の小さな町。列車はゆっくりと鉄橋を渡って行きました。





前回訪れた上古沢踏切を見上げながら撮影します。



ポスターにもなった撮影地。高野杉と紅葉のコントラストが綺麗です。「天空」が顔を覗かせました。



50パーミルの急勾配を「特急こうや」が潜り抜けます。そこは「秋を彩る天空への道」のようです。

足で稼ぐ俯瞰撮影は、苦労の後にこそ絶景が見れるものですが、今回は、車移動のメリットを生かしての俯瞰撮影をメインにしました。

秋を彩る天空への道!

2016年11月21日 | 南海電気鉄道

【林間田園都市付近   南海高野線】

大阪府と和歌山県境の紀見峠を下ると、南海が開発した林間田園都市が広がります。
今回は「林間田園都市駅」に車を預け、秋の高野山方面に乗り鉄で移動しました。

高野下以南は、50パーミル急勾配の登山列車。
朝から降り出しそうな天気のため、途中上古沢で下車し列車メインの撮影地を探します。





猪除けの電圧線を飛び越え辿り着いた上古沢1号機踏切は、天空へ向かうイメージ通りの撮影地でした。



終着駅の極楽橋からは、全ての乗客が高野山行ケーブルのりばへと急ぎます。
改札を出ると、山に囲まれるのみで何もありません。奥高野への登山道が続くのみです。
ただ沿線は見事な紅葉に包まれていました。






【山深い斜面を特急こうや・天空が、制限33km/hで登ります】


【遠くで列車の登る姿が見えました。レールの軋む音が山々に響きわたります】


【極楽橋駅付近】

久しぶりに年齢を感じる列車・徒歩鉄の1日でしたが、車では辿り着けない撮影ができました。
夕暮れのホームに戻る頃には、丁度高野山からの帰り客も多数おられました。
次回は、数年ぶりに車で沿線を巡りたいです。


【極楽橋ホームにて】

晩秋の南越!

2016年11月19日 | JR越美北線




今年3度目の越美北線。春の芝桜撮影以来の訪問です。一乗谷は春色からセピア色の風景に大きく変化していました。秋の終わりを告げているようです。

天候に恵まれ、神社の大木は最後の輝きを見せてくれました。





美山付近は紅葉の中を単行列車が走ります。



春は芝桜で有名な牛ヶ原付近。単行列車が、紅葉の山間を縫って下ってきました。列車の本数が少ないため緊張の瞬間です。



越前大野から九頭竜湖の区間は、更に本数が極端に減り、次の列車は午後6時過ぎ。定番の鉄橋での撮影は諦め、大野周辺で撮影可能な列車を狙いました。最後にすすきが見事な輝きを見せてくれました。

本数の少ない路線ですが、大野までは地元の足となっているようです。季節毎に違った顔を見せる越美北線(九頭竜湖線)。廃線の危機を乗り越えて欲しいものです。

地元!万葉まほろば線のこと!

2016年11月14日 | JRまほろば線


実家を出てすぐの最寄りの駅では、複数の人々が列車の到着を待っていました。この若者たちはどこへ行くのだろうか・・・

地元駅で列車を待つ若者たちをみていると、あの頃でしか感じることのできない昔の自分を思い出します。
偶然クラスメイトの女の子とホームで一緒になり、恥ずかしさのあまり緊張しながら列車を待ったこと。初めての一人旅もこの駅がスタートで一生忘れることはない。

毎時1本の本数は昔から変わらない。
後ろの大木も昔も今も変わらない。

変わったのは列車だけです。



利便性の面で、利用客の多くが近鉄に流れ、ローカル線の趣が強いのも昔から変わりません。



昔から神が宿ると呼ばれる三輪山を背に列車は走ります。

万葉集に多く詠まれた名所・旧跡が点在する万葉まほろば線。三輪山は、不思議体験をする登山者が多いと言われるほど強力なパワースポット。

少年時代は、見向きもしなかった地元ローカル線ですが、長い年月を経て、万葉まほろば線の魅力を感じるようになりました。


秋の陽ざしが暖かい北条鉄道!

2016年11月10日 | 北条鉄道



 【沿線の風物詩。法華口の列車出発シーン】

肌寒さも感じるようになりましたが、この日は秋風が心地よい暖かな1日に恵まれました。
田園地帯を走る北条鉄道沿線も、穏やかな秋の陽ざしで包まれました。
気候も逆戻りかと思えるほどの陽気の中、駅構内のパン工房と兼ねたボランティアの駅長が、列車が見えなくなるまで見送りを続けます。


 【木造駅舎が温もりを感じさせます】

単行路線の各駅舎は小さな佇まいです。
温もりと懐かしさを感じさせる駅が続きます。





秋晴れの夕日に包まれた田園風景が見たくて、夕暮れ時の列車を見送り撤収しました。
短時間でしたが、日常の忙しさを忘れさせてくれる暖かいローカル線でした。 

秋深まる吉野!

2016年11月06日 | 近畿日本鉄道


秋が深まる近鉄吉野線。夕刻の撮影機会が多いのですが、田畑の野焼きの煙が映り込むこともしばしば。
鉄道写真としてはアウトですが、私的にはリアルな農村風景としては許容範囲内です。



沿線では、すすきが目立つようになりました。逆光の光がすすきを光らせてくれています。
列車ではなく、すすきが主役となります。



暫くして、特急列車がやってきました。
古くからの車両が農村風景に合います。吉野線らしい1枚となりました。



時間が経つにつれ正面にしか光が当たらなくなってきましたが、カラフルなカラーが増えてきた中でも、元祖特急色は、最も美しく思えます。



日没間近、吉野川で列車を待っていると、いいタイミングで列車が通ってくれました。
期待通りにすすきが光ります。



日没後、2両編成の特急が通ります。短編成がバランス良く収まります。すすきの輝きが消える頃、川面は赤く染まりだしました。
列車と期待通りのタイミングは難しいものですが、秋の吉野らしい風景に仕上がりました。



日本一複雑線路?近鉄西大寺駅!

2016年11月04日 | 近畿日本鉄道






朝の光が照らしだす頃、西大寺駅は動き出します。近鉄西大寺駅は、平面交差駅で、日本一複雑な線路で知られています。ポイント(分岐器)が日本最多と言われ、複数の列車が同時に多方面へ向けて行き交います。





各ホームでは、数分置きに様々な列車が進入してきます。ホームのアナウンスも途切れることがありません。



駅構内にショッピングモールが開店し、買い物だけにやってくる人も増えてきたそうです。ショッピング通りの奥には、展望デッキがあり、難波・京都方面の列車を真上から眺めることができます。鉄道ファンは勿論のこと、買い物・観光など、誰もが時間を忘れる程、魅力を感じる駅に様変わりしました。


日本三大車窓!姨捨にて!

2016年11月02日 | JR篠ノ井線

【列車は、善光寺平を眼下に、りんご畑を走り抜けます。天候が良ければ素晴らしい風景です】

数年ぶりに姨捨駅に立ちました。日本三大車窓の一つ姨捨は、あの姨捨伝説で知られ、善光寺平を一望します。数少ないスイッチバックの駅として、鉄道ファンとしても魅力の多い有名な駅でもあります。

この時期は、りんご畑も広がりますが、何より棚田が有名で、棚田百選にも選ばれています。


【本線を通過する特急しなの】

スイッチバックの姨捨駅は、一旦バックをして駅構内に進入しますが、通過列車は、構内の下をすり抜けて行きます。


【急勾配の地形に沿って駆け登る特急しなの】

姨捨定番の撮影地で、目当ての列車を待つことにします。その前に「特急しなの」が登って来ました。長編成が魅力の撮影地です。




メインは、「特急あずさ」運用後の189系あさま色。送り込み回送。若干遅れながらもやってきてくれました。陽が当たらない分、暗くなるのも早いようです。これで撤収します。駅構内に立ち寄って帰阪しました。


【姨捨駅では、暫く待避した後、峠を下っていきました。】


【駅構内からは、正面に善光寺平が一望できます】