memorandum

web clipping+

民主党の日米FTA公約をめぐって

2009-07-30 | clipping
時事ドットコム|民主の日米FTA公約を批判=農業、農村社会の崩壊導く-自民 2009/07/29
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009072900021


 自民党は28日、民主党の衆院選マニフェスト(政権公約)に米国との自由貿易協定(FTA)締結が盛り込まれたことに対し、「日本の農業・農村社会を崩壊に導くものであり、断固反対する」との声明を出した。
 声明は、FTA締結により米国から膨大な農産物が輸入され、農産物市場に数兆円規模の影響が出ると指摘。「わが党は民主党がいかに政権担当能力を持たない危険な政党であるかを全国の農家・国民に訴える」としている。
 記者会見した加藤紘一元幹事長は、「食料自給率の向上とまったく逆の動きに急激に入る。看過できない問題だ」と強調した。(2009/07/29-01:04)

===

日本農業新聞|「日米FTA締結」~民主農林議員「寝耳に水」と困惑 2009-07-29
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/modules/bulletin/article.php?storyid=2896


 民主党が衆院選マニフェストに「米国との自由貿易協定(FTA)締結」を盛り込んだことに、同党農林議員からは「寝耳に水」と困惑の声が広がっている。
 
 最大の疑問は、政権公約発表の4日前の23日に民主党がまとめた「2009年版政策集」との違いだ。政策集は政権公約の土台となるものだが、米国とのFTAを「推進」との表現にとどめていた。これが政権公約では、なぜか「締結」という踏み込んだ文言に置き換わった。4年前の衆院選の政権公約では、FTAについて米国の国名を挙げずに「締結を推進」とだけしていた。
 
 民主党の小平忠正WTO検討小委員会座長は「世界貿易機関(WTO)農業交渉が正念場を迎えている極めて重要な時期に、なぜ日米FTA締結という言葉が政権公約に盛り込まれたのか」と怒りを露わにする。 篠原孝「次の内閣」元農相は「日米FTAなどありえない話だ。米国側も簡単に飲める話ではない。現場を大混乱させるもので、党としての正式な説明が必要だ」と危機感を募らせる。
 
 民主党は8月3日から、政権公約の説明会を全国10カ所で開く予定で、鳩山由紀夫代表ら幹部が出席する。日米FTA締結に対する十分な説明ができるかが、農村票の行方に影響しそうだ。