第2話. 参院選に向けて(憲法9条から見る、選んではいけない政党)

2016-07-08 15:34:02 | ★政治 外交 歴史
元々思想というか、精神的な事からブログを書き始めたいと思っていたのですが、週末に参院選の投票日が来るので、急遽、参院選について、特に憲法9条から見る、選んではいけない政党、選ぶべき政党についてコメントさせていただきます。
 投票すべき、またはしてはいけない政党を考えるにあたって、憲法9条に対する考えを聞くことで、まずはっきり選別が出来ると思います。

●俄かづくりの現憲法
 知っての通り、現憲法は先の大戦で日本が負け、米軍が日本に駐留するようになり、その際に米軍、進駐軍であるGHQによって俄かに作られた憲法です。したがって、日本国民の手によって作られた憲法ではない事をまず知る必要があります。国の根幹である憲法は自国民の手によって書かれるべきです。
 日本では何故か、憲法はアンタッチャブル、変えてはいけないもの、というイメージが強くございますが、そうしたイメージを抱え、自らを縛って、憲法改正が出来ずにいるのは日本国だけです。ドイツ等は戦後60回近く憲法改正をしてきております。時代の変化環境の変化に合わせて、憲法を変える事は当然のことです。特に日本の場合、現憲法は、他国軍によって書かれた俄か憲法です。日本国民の手によって日本国民の為に日本国憲法は書き換えられて然るべきです。 
 特に、現代は、中国共産党による軍事力の強化と拡大、尖閣や南シナでの他国との軋轢、活発化する海洋進出の動き、そして北の核開発と、日本を取り巻く安全保障環境は過去最悪のレベルになりつつあります。一方で、これまで日本を守って来た米軍のプレゼンスは相対的に著しく低下をして来ており、本来自国軍の増強、抑止力の強化が急務であるにも拘らず、現憲法、特に憲法9条の足枷により、十分な抑止力の強化が実現出来ずにおり、自国民の生命と財産を危険に晒し続けているという、大変愚かしい状況下にあります。憲法守って国を守れずでは本末転倒です。国民を守れない機能不全の憲法は、即刻改定され、自国民を他国の脅威から守れるように即刻改定されるべきです。

●一度ダメージを受けないと反撃できない憲法
 日本との激戦を経た疲弊した米軍は、日本がまた再軍備し手強い敵として復活できぬよう、憲法9条を設定し、“陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない“、と世にも珍しい条項を加えました。しかし、自衛隊という、軍隊だけど憲法違反になるので軍隊と呼べない、と言う状況にありますが、実質、自衛隊は軍隊ですし、国防軍ではないと言うのは無理があります。9条は変えて、国防軍とすべきです。
特に、この9条で問題なのは、一度攻撃されてダメージを受けないと、反撃が許されない点です。
 自衛隊や、国民に“まず死になさい”と言っているようなものです。“まず自衛隊は敵の攻撃を受けて死になさい、そしたら反撃できるのです。名誉の死です”、とでもいう気なのか? 自衛隊員の命を何だと思っているのだ? と言う事になります。その最初の一撃が例えば核などの大量殺戮が可能な兵器であった場合、“数十万人の国民よ、見殺しにされろ”とでも言う気なのですか?と言う話になります。自国民を危険に晒す現憲法は即刻改定されるべきなのです。

●主権者である国民は憲法により守られるべき=9条は欠陥品
 上記の通り、相手の攻撃を受けてからでないと反撃できない、と言う事は、この憲法は、自国民の生命と財産を守れない、と言う事になります。現憲法でも言われている通り、日本国の主権者は日本国民自身なのですから、日本国憲法は、主権者である国民の生命と財産は守る義務があるのです。であるのにも拘わらず、9条によって国民の生命と財産を失う危険に晒している現状は、9条自体が憲法として欠陥がある、9条自体が国民主権という憲法の趣旨に反している、と言う事が出来るかと思います。このような国民の犠牲を前提にした狂気の憲法9条は即刻改訂されるべきです。

●9条保持を願う二種類の人達
 しかし、不思議なことに、こうした憲法9条を一生懸命保持しようとする不思議な且つ恐ろしい方々がこの日本には数多く存在します。驚くべき事であり、恥ずべき事でもあります。
 それらの方々は、大きく分けて二種類存在すると思います。
 一種類目は、本当に、軍隊を持つ=戦争になりやすい、軍隊を持たない=戦争が避けられる、仮に責められても、話し合いで何とかなる、もしくは国際社会が何とか仲裁してくれる、と本気で信じている純粋な方々です。
 二種類目は、“9条保持!”、“平和憲法保持!”、と叫びつつ、内心は、中国共産党政府(以後、中共と呼ぶ)やその勢力下の北朝鮮による日本の侵略もしくは実質的な日本の属国化を“平和”裏に実現しやすくするよう、積極的に日本に9条保持を主張し、日本を出来るだけ無防備に保たせようとし、日本を実質的に守っている米軍を沖縄からの撤退をさせ、その後中国共産党政府による沖縄併合と台湾併合をしやすくし、中共に日本の生き死を選べる立場に立たせようという、日本国滅亡を誘導せんとする悪意のある反日勢力です。

 一種類目の純粋な方々に申し上げたいのは、軍隊を持つ=戦争になりやすい、軍隊を持たない=戦争が避けられる、という風にはなりませんよ、相手に明確な侵略意図、戦争の意思が強ければ、戦争を避けられませんよ、攻められた場合、軍備を持たなければただ征服されるだけですよ、と申したいのが一つ、また、側近の粛清を重ねる北も、天安門で学生をテントの上から戦車で轢き殺し、人がまだ車両中にいるにも拘わらず脱線した新幹線車両を土中に埋めようとしたりする中国共産党政府も、まともな会話が成り立つ相手ではありませんよ、話してわかるなんて幻想以外の何物でもありませんよ、国際社会の仲裁=国連常任理事国の仲裁を期待しているのかもしれませんが、その常任理事国の一つが中国共産党政府自身ですので、これまた日本の弁護、擁護を国連に期待する事は出来ませんよ、よって、考えが甘いですよ、と言う事が出来ると思います。一度外国の侵略を許せば、後で、“あの判断は誤りでした、9条を変更すべきだった”と後悔しても手遅れです。そうした愚かしい判断は絶対に避けねばなりませんよ、と申し上げたいです。

 二種類目の、“9条保持!”、“平和憲法保持!”、と叫びつつ、内心は、中国共産党政府(以後、中共と呼ぶ)やその勢力下の北朝鮮による日本の侵略もしくは実質的な日本の属国化を“平和”裏に実現しやすくするよう、積極的に日本に9条保持を主張し、日本を出来るだけ無防備に保たせようとし、日本を実質的に守っている米軍を沖縄からの撤退をさせ、その後中国共産党政府による沖縄併合と台湾併合をしやすくし、中共に日本の生き死を選べる立場に立たせようと、日本国滅亡を誘導せんとする悪意のある反日勢力がおります。彼らは戦争反対、平和憲法保持と言うのですから、一見、善意の人、良識の保持者に見えますが、その本音は、ただ日本を丸裸に、無防備に保ち、中共やその勢力下の北朝鮮による日本の侵略もしくは実質的な日本の属国化を“したいだけの、共産主義革命、暴力革命で日本国の転覆を誘導する悪意の輩です。そのような危険思想の持主は、本来、厳しい監視下に置くべきだと思います。
 彼らの言う“平和憲法“は、”平和裏に中共と北による日本国の征服を容易にするための憲法“の略語ではないのか?と思えてなりません。
 こうした9条保持!とデモをする方々の多くは、不思議なことに、同じ旗を振る方々が、反原発のデモの中にも見られ、沖縄での米軍撤退のデモをする中にも確認ができます。
 何故か?何故、中共と北の侵略を誘導する方々が、反原発で、米軍は沖縄から出て行けと叫び、9条保持派なのか? 想定では、仮に中共が台湾の併合に成功し、米軍の沖縄からの撤退に成功できたとすると、台湾、沖縄周辺の海は、中共海軍の支配下に置かれます。よって、日本に入ってくるタンカーをブロックできるようになるのですが、石油が日本に入って来なくなると、日本は直ぐに干上がり機能不全に陥り、降伏か戦争かと選択を迫られる事となります。これはまるで第二次世界大戦前にアメリカに同じ選択を迫られた状況の再現シーンのようです。デジャブです。

 では、石油もなく、降伏も嫌なら、戦争が選択できるのか?と言う事になりますが、
日本と同盟を組み長らく日本を守って来てくれた米軍も、核を持つに至った北や中共との戦争は、自国の滅亡をも誘発する危険性が高いので、そうした選択はしない、できない、と想定されています。これは多くの日本の政治家達がワシントンの政治家達から何度も告げられている事実からの想定です。
 よって、日本は自衛隊のみで北や中共と対峙せざるを得ないのですが、現状の憲法下の縛りの中ではとても太刀打ちは出来ません。憲法9条の改正をし、軍備を増強し、北と中共の切り札である核兵器の保持が抑止の必須かつ前提条件であり、その3点が実施出来ないと、戦わずに降参し、征服を許すこととなります。征服された場合、チベットやモンゴルやウィグルのように、2600年以上続いた日本国は、皇室も、その文化も含めて、全て失う事になります。そうした事態は絶対避けねばなりません。よって、米軍の沖縄撤退と、9条保持は、彼ら中共支持者にとっては外せない大事なポイントなのです。何故プロ市民運動家が忙しくしているか良くわかります。
 ただ、このタンカーのブロックで日本を脅すシナリオも、もし日本が原発を幾つか稼働させていると日本はそう困らなくなるので、彼ら中共支持者にとっては、この反原発も非常に重要なのです。
 そうしたプロの市民運動家の方々は、ケント・ギルバートさんによれば、中共から間接的に資金支援を受けていると疑われています。何をか言わんや、であります。彼らは中共の手先なのです。

 中国共産党は、日本の政治家と違って、数十年単位で壮大な目標実現の為に戦略を立て、凄いスピードで着実に目的を達成する戦略的な国なのです。それ自体は称賛に値しますが、彼らの目的が実現した時に、多くの国が失われ、多くの人類が恐怖政治と、均質な貧困と、自由の喪失を強いられる事となります。ですから、彼らの野望を決して許してはならないのです。

 共産主義、社会主義の理想は、一部のエリートが支配層となり、その他大勢は、均質な貧困と、強制的な労働と、基本的人権(発言の自由、思想の自由な保持、選挙の自由等々)を失い、政府に意見する自由も奪われ、家畜同然の生活を強いられます。しかも、彼らは基本無神論者達ですので、人の命、神仏への畏敬が全くないので、人を簡単に粛清します。恐ろしい事です。

 彼らの世界戦略では、アメリカとロシア以外は全て中共の支配下、もしくは影響下に置かんとする、壮大な中華共産主義帝国の出現を夢見ています。ネットでも彼らの描く未来地図が出回っていますが、日本は半分が何とか省になっており、半分が自治区という形になっていました。オーストラリアも、アフリカも中国共産国の一部となります。恐ろしい野望です。AIIBもその野望実現の一環です。豊富な資金で他国を属国化する算段です。ですからAIIBには決して入ってはなりません。AIIBの顧問になった鳩山さんはどうかしています。

 よって、壮大で危険な野望を持つ中国共産党と、その配下にある北と、日本にいる彼らの支持者が主張する、
1) 9条保持、
2) 沖縄からの米軍の撤退、
3) 原発反対、
4) 地方自治(沖縄独立を誘発し、沖縄の中共海軍の拠点化を実現する)、

を支持する政治勢力には距離を置く必要があります。決して票を入れてはなりません。

 具体的には、タレントを政党名にする政党も、共産主義、社会主義の政党も、地方自治を誘発する地方都市名の政党も、鳩山さんを輩出した自称二大政党もNGでしょう。本音を曲げて与党に居座り極端に親中な政党もNGです。
 上記4点を全て否定するまともな政党は、私が知る限り、
現与党と、女性を党首に持つ2政党のみです。
 ただ、現政党は、9条改正をはっきり争点に出来ない腰抜けですので、個人的には、議席を持たないが美人な党首を擁する保守政党を陰ながら支持しています。

 皆さまの投票に向けた参考になれば幸いです。

湖畔人



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