犬とおばさん

２０１０年　４月

ギリギリ～ギリギリ～



道が広くてもあえてギリギリ～


　こげとのお散歩は毎日同じコースと言うこともなく
「今日は暖かいから海コース！」
「今日は公園新規開拓コースで！」
と、日々あっちこっちをうろちょろしていました

初めて通る場所で、何か発見があると楽しかったよね～




テッテケテ～




あ、ワンコさんなのだ




ドキドキドキ…





にゃんこさんなのだ




丹頂鶴さんなのだ




亀さんなのだ





こっちにもワンコさんが…





…って、ちっちゃ！







　私は何かしらのブログのおもしろネタを探し
こげは“こげテリトリー”の拡大に励み…

そうとうあちこちをうろついたものです（笑）



で、ふと思い出したことが。

いつだったか、平日の午後３時とか４時とか
その辺りにお散歩していた時のこと




そこは小学校の近くながら、車通りはやや少なく
道路のとなりは業者の駐車場とか資材置き場とかで
住宅もあまりなく…


※イメージ↓　ここではないけどこんな感じ


１００メートルほど前方にワンボックスの車が止まり
そばには小学５～６年生くらいの女の子がいました


もう、１００メートルの距離から違和感に胸がザワザワ…

道を尋ねられているのなら
もっとこう指をさすとかのジェスチャーをするはず
なのに女の子はじっと立ったまま

知り合いの人ならば
車の側に近寄って話すはず
なのに女の子は２～３メートルの距離を保ったまま


こ、これは…　ザワザワ…



　こげ？あれは変だね…
ちょっと確かめに急いで側まで行こう！
ニオイ収集とトイレタイムは無しで競歩で行くよ！

わかったのだ！


　モリモリ競歩で近寄ってきた私の方に女の子はちらりと目を向け
車内の人物に向かって言ったのです
「あの…もう行っていいですか？」

あ！やっぱり！これはダメなやつじゃん




あ、なまはげ降臨


　運転席の３０代くらいの男が窓からぱっと私の方を見たのです

犬連れのおばさん
「あ"？なんだコラ？てめーコラ？やんのかコラ？」のケンカ上等顔

車が急発進して立ち去る中、ナンバーをガン見で記憶


女の子に「なにかイヤなこと言われた？」と聞くと
口ごもって答えたくない様子
なので「私が通りかかってよかったね！」と言うと
安心した顔で「はい！」と答えて、走って行ったのです


これはマジでアブナイ状況だったんじゃ


小鼻ぷっくりプンプンしているとちょうど
ももちゃん（犬）＆おかあさん（人間）に会い
興奮して報告すると、交番に言いに行こう！ということになり
交番にいた婦人警官さんにブヒブヒと説明
…ってことがあったのです



ＹＵＫＩちゃん…そんな…
「３０代くらいの目の血走ったキモイ男がっ！」って…


　その後も会う人会う人にブヒブヒ話していたのだけど
やっぱこう…ただお散歩するだけじゃなくパトロールだね！
子どもの安全と迷子の高齢者を見守るのは
犬連れのおばさんのつとめだねっ！！と思ったものでした


今はこげのお散歩も無くなったけど…

仕事帰りにテクテク歩きながら
子どもと高齢者と触らせてくれそうなニャンコを探し
『ひとりこまわりパトロール』は
地味にやっちょるわよってお・は・な・し



こげがいないと…
ＹＵＫＩちゃんは怪しさ５００％増しなのだ！




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