時々囲碁日誌+

プロ棋士藤澤八段ブログ。教室、道場の話中心ですが、ガンダムやニコ動他そういう話題も・・・

(最終結果追記)本因坊戦リーグ最終日

2016年03月31日 | 読み物

今日は本因坊戦リーグ最終局一斉対局。名人戦リーグでも全勝でトップの高尾九段が5勝1敗で単独首位。4勝の本木七段が二位で最終日を迎えました。8名のうち4名が陥落するので勝ち越しても残留出来ないこともある厳しい争いです。

今週は、その忙しい合間に高尾九段が後輩の指導に道場に。関西から清成九段も泊まりがけで新初段、院生と多数対局していただきました。有難う御座いました。

(追記)最終局、高尾九段が河野九段に勝ち、挑戦者に決まりました。河野九段は伊田十段とともに陥落となりました。この時点で残留が決まっているのは挑戦者になった高尾九段と本木七段のみ、という激戦です。山下九段vs余七段戦、一力七段vs本木七段戦の結果次第で、出だし4連敗の張九段の残留もあります。

(最終結果追記)山下九段、本木七段、勝ちとなりました。これで山下九段と結果待ちだった張九段がリーグ残留となりました。


(追記、無事終了)「ヒカルの碁鑑賞会」

2016年03月29日 | 読み物

今日19時半~、ニコニコ公式生放送「ヒカルの碁鑑賞会」。出演はレギュラーの戸島花さん、ゲストはヒカルの碁アニメ世代の木部夏生二段。今回は10話~12話、三谷君とダケさん登場です。お時間の有る方御覧頂ければと思います。 

御覧頂いた方々、有難うございました。

番組開始前のスタジオと終了後。ゲストは木部二段。二次元ネタ豊富でした。来週は団体戦黄龍士杯に日本代表の一人として中国に。良い結果を出して欲しいですね。今日午後の教室。春休み特訓、来週水曜日まで続きます。


ジュニア本因坊戦全国大会優勝

2016年03月29日 | 読み物

先日行われたジュニア本因坊戦で弟子の青木君が優勝する事が出来ました。昨夏の中学生名人優勝の林君と共に、学業の為数ヶ月間殆ど対局していなかったので、勝負勘を取り戻す為に予選、全国大会の直前に教室、道場で対局を重ねました。結果は青木君が6戦全勝で優勝、林君は5勝1敗で5位。4月からは高校生、それぞれの目標に向けて再スタートです。教室では25日から春休み特訓。今日は飛田早紀初段が手伝いに来てくれました。


(追記有り)十段戦ニコ生中継中、解説寺山四段、聞き手木部二段

2016年03月23日 | 読み物

午前中から熱戦か続いています。後半戦の解説は若手メインで。お時間のある方、ご覧いただければと思います。井山棋聖の黒番中押し勝ち、七冠に王手となりました。今日、寺山木部コンビで初解説でしたが、無事終了しました。ご覧頂いた方々有難うございました。


十段戦第2局、ニコニコ生放送

2016年03月22日 | 読み物

明日9時半から、十段戦第2局です。緒戦は井山棋聖(六冠)の白番中押し勝ちでした。現在挑戦手合17連勝中の井山棋聖の勢いを伊田十段が食い止めるか、七冠に王手がかかるのか、注目の一戦です。明日は朝から戸島花さんとニコニコ生放送にて十段戦中継です。後半は寺山怜四段と木部夏生二段が応援に来てくれる予定です。お時間のある方、ご覧頂ければと思います。


NHK杯決勝(結果追記)

2016年03月20日 | 読み物

昨秋、早碁棋戦、広島アルミ杯若鯉戦で二度目の優勝を果した弟子の寺山怜四段が初出場のNHK杯で一回戦向井五段から、一力七段、三村九段、今村九段、河野臨九段、と勢いで勝ち進み決勝戦に進出出来ました。張九段との決勝戦、明後日20日(日)13時半~、NHKにて放映ですのでお時間のある方、ご覧頂ければと思います。(追記)決勝の結果は張九段の黒番中押し勝ち、となりました。寺山四段が教室に来たのは小学校5年生の時で15級、天豊道場に16~23歳まで住み込み努力、スタートは遅かったですがあれから15年、頑張りました。今期初出場ながら、自由に打ち、思い切りの良さが好結果に。決勝戦も序盤、思い切った仕掛けから優位に立ちましたが、張九段の巧い打ち回しに気持ちが少し守りに入ってしまった様です。最後、一踏ん張りしましたが及びませんでした。準優勝で来期はシード、弟弟子の本木七段も昨年の成績からすると出場出来そうですので、応援して頂ければ幸いです。有難う御座いました。


日常2と色々

2016年03月16日 | 読み物

この一週間、アルファ碁一色でしたが日常は変わらず過ぎて行きます。月曜日は天豊道場にて院生の棋譜検討。月曜夕食はカレーかシチューの日が多く、サラダは大盛りで。火曜日は教室で棋譜検討と対局ででした。最近、よく道場の庭にいる猫さん。

3月9日は「ザクの日(非公式)」でした...瓶は高尾九段御両親の地元三重県の地酒「作(ザク)」詳しかったです。

「Zen」の生カステラ。季節限定「スーパーモンブラン」通常の倍はあります。

秀行名誉棋聖が最高位を獲った時の副賞、もう半世紀以上前ですね。


五番碁結果4-1

2016年03月16日 | 読み物

1月末に発表があってから約1ヶ月半、トップ棋士vsアルファ碁の五番碁はアルファ碁の4勝という衝撃の結末を迎えました。「遂にこの時が来たか」と「この瞬間に立ち会えた」という二つの思いが去来しますが、プロ棋士ですので正直、前者の気持ちが 勝ります。今回ここまでレベルが上がっていたのは想定外(開発者 の方々の意見は様々でアルファ碁の勝利を予測している人もいましたが、プロ棋士は殆どがイセドル九段)でした。対局者のイセドル九段は1局目を負けてからの一週間、相当な重圧だったと思います。今回の結果は動かし様の無い事実ですが冷静な分析も重要です。1局目2局目、勝機は無かったのか、4局目、モンテカルロ木探索という手法は形勢がはっきり悪くなると変な手を連発する事が多いのですが、白の絶妙手ワリコミの時点ではっきり悪いという程ではないにも関わらず「アルファ碁」が乱れたのは何故か?等々、研究しなくてはならない事は山積です。これは次の対戦の有る無しに関わらず、しておかなくてはいけない事ではないかと思います。

イセドル九段をはじめ、この対局に携わった多くの方々、熱い戦い、棋譜を有難うございました。


日常

2016年03月15日 | 読み物

アルファ碁の話題ばかりになってしまいましたが、日常はいつも通り過ぎています。金曜日教室近くの新宿御苑、雨上がりで人もまばら。土曜日2時頃の教室、10時、12時の回は現在満員です。少し前になりますが、日本棋院のある市ヶ谷の隣四谷駅前、通りかかった日がたまたまコージーコーナーが閉店の日。幾度も買わせて貰ったお店ですが、駅前再開発で高層マンションに。

今日は急遽、「イセドル九段vsアルファ碁」についてニュース番組の取材を受けました。明日の最終局、イセドル九段が「アルファ碁は白番が強いので黒で打ちたい」との要望でイセドル九段が黒番と伝わってきました。対策を立てて臨むのか、序盤に注目です。


「イセドル九段vsアルファ碁第4局」考えてみた事

2016年03月14日 | 読み物

今日の第4局、黒番のアルファ碁が優勢に打ち進めている様に見えましたが、白78の「鬼手」とも言えるワリコミから状況が一変、イセドル九段の見事な初勝利となりました。コンピューター囲碁が万年初段レベルからプロ棋士に3、4子に強くなったのは「モンテカルロ木探索」と言う手法取り入れたからだそうですが、プロ棋士に追い付くのにまだ時間がかかると言われていたのもこのモンテカルロの特性ゆえです。以下、私なりの解釈ですが、モンテカルロでは、「幾つかの着点」を終局まで「適当」(全て読むのは300×299×298...すぐにパンクします)に沢山(アルファ碁では秒読み中でも数万局になるでしょうか)打って、その中で一番探索回数の多かった(うまくいった手を重点的に探索するので勝率でなく探索回数の方が良いのだとか)手を打つのだそうですが、元になるのは、あくまでも「適当に終局まで打った」結果なので、「ベター」ではあるけど「ベスト」ではない可能性が高い。したがって、複数の死活に関わる絡み攻めや、幾つかの相手の弱点を絡めて模様を破る等、高度な合わせ技は困難なので、プロ棋士レベルになるにはまだ時間がかかる、と思っていたら、アルファ碁ではディープラーニングという「学習」により「幾つかの着点」を選ぶ精度を上げ(人間的にいうと眼の付け所が良くなった?という事でしょうか)更にマシンパワーを格段にあげる事で多くの手を読み、本来出た答えは「ベター」なはずだけど精度が格段に上がったので「ベスト」だったり、それに近い手を打つ様になった。という事ではないかと思います。第3局の序盤の戦い振りはまさに「強過ぎる」と言っていい程の内容でした。しかしながら、今回の対戦の前に「ディープZEN」の加藤先生から「モンテカルロの問題点は解決していない筈」と伺っていた事が、この第4局、アルファ碁が形勢不利になった後に現実のものとなりました。 長くなってしまいましたのでまた次回に。