時々囲碁日誌+

プロ棋士藤澤八段ブログ。教室、道場の話中心ですが、ガンダムやニコ動他そういう話題も・・・

安永先生

2016年12月13日 | 読み物
少し前ですが、急に思い立って安永先生のお墓参りに行って来ました。中学生の頃夏休みに秀行名誉棋聖に「安さんのとこに行って来い」と言われ、伊丹の安永先生の碁会所に安永門下で院生仲間の小松英樹さん(現九段)と二年続けて1ヶ月程御世話になりました。この時の事は以前に少し書きましたので別の話を。「安さん」と気軽に呼んでいましたが、秀行名誉棋聖より二回り程年長で、本因坊秀哉名人に学び、日本棋院機関誌「棋道」初代編集長、呉先生、木谷先生の「新布石」の共著者という大御所です。名誉棋聖が14歳、皇軍慰問団の一員として参加した時の団長が安永先生。川を遡上している数日間、甲板に出ると狙撃兵に狙われるかもしれないという事で船室に籠って皆で博打をしたらしいのですが、名誉棋聖の一人勝ち、殆ど皆の資金を巻き上げてしまったのを、安永先生が見かねて全て返す様にと。「仕方なく返した」との話を名誉棋聖から何度か聞かされました。今から80年程前のお話です。この時の同行の方の縁で50年後に高尾少年(名人)が秀行門下になります。
写真は「ヒカルの碁鑑賞会」に小松九段の次男、大樹二段出演時。時の流れは早いです。
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