労働基準監督署の話。『ダンダリン』、日テレ水曜日22:00-放送中。
第一話は、残業時間をまったく申告させない悪徳リフォーム業者社長を、労働基準監督官が逮捕する話。
残業時間をまったくしない社員自身が、そのことを、絶対に会社にいうなと、労働基準監督官に頼んだ。
「ダンダリンの活躍が、ひとを不幸にする。」とまでの言いようで。
彼は、やっとの思いで見つけた職場を失いたくはなかった。
会社の方も、幹部社員が、「うちの会社は残業やってないな。申告するものがあれば、言ってほしい。」と社員全員に問うが、自ら挙手するものがいなかった。
契約を取りにがし、会社社長にどやされて、自殺を図る社員がでるところであったが、幸いに未遂で終わった。
その状況で、労働基準監督署のとった対応は、労働基準監督官自身で(警察官に頼んでではなく)、社長逮捕。
労働基準法102条
第百二条 労働基準監督官は、この法律違反の罪について、刑事訴訟法 に規定する司法警察官の職務を行う。
ダンダリンは言う。
「会社にしがみつくのではなく、命にしがみつけ」
私もそれが、正しいと思う。
生き方は、何通りもある。
ダンダリンの活躍を援護する社会。それは、ダンダリンの活躍がひとを不幸にしない社会でもある。
そのさらに先に目指すべきは、ダンダリンが活躍しなくてもよい社会が、あたりまえであるということ。
*****過去のダンダリン*****
実際の題名ではなく、各話、自分の感じたことを一行で述べています。
「ダンダリン」の活躍を援護する社会。第1話 会社にしがみつくのではなく、命にしがみつけ
ダンダリンの活躍を援護する社会。第2話労働基準法41条名ばかり店長
ダンダリンの活躍を援護する社会。第3話 労働基準監督官はルール それ以下でもそれ以上でもない。
ダンダリンの活躍を援護する社会。第4話 内定切りは解雇と同じ。 労働基準法104条2項
ダンダリン活躍を援護する社会。第5話労働者と雇い主のwin-win。そのためには労働者に手段が要る。
ダンダリンの活躍を援護する社会。第6話最低賃金の半分も行かない時給で外国人労働者が働く環境とは
ダンダリンの活躍を援護する社会。第7話行政解剖の前に死亡画像診断Aiを。
ダンダリンの活躍を援護する社会。第8話 ブラック企業 会社嫌なら会社を→×辞める○変える。
ダンダリンの活躍を援護する社会。第9話請負契約は事業主となること。雇用ではない。
ダンダリンの活躍を援護する社会。第10話えん罪を起こしてくるやつはいる。