「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

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「ダンダリン」の活躍を援護する社会。第1話 会社にしがみつくのではなく、命にしがみつけ

2013-11-05 09:46:06 | シチズンシップ教育

 労働基準監督署の話。『ダンダリン』、日テレ水曜日22:00-放送中。


 第一話は、残業時間をまったく申告させない悪徳リフォーム業者社長を、労働基準監督官が逮捕する話。

 
 残業時間をまったくしない社員自身が、そのことを、絶対に会社にいうなと、労働基準監督官に頼んだ。
 「ダンダリンの活躍が、ひとを不幸にする。」とまでの言いようで。
 彼は、やっとの思いで見つけた職場を失いたくはなかった。


 会社の方も、幹部社員が、「うちの会社は残業やってないな。申告するものがあれば、言ってほしい。」と社員全員に問うが、自ら挙手するものがいなかった。

 契約を取りにがし、会社社長にどやされて、自殺を図る社員がでるところであったが、幸いに未遂で終わった。


 その状況で、労働基準監督署のとった対応は、労働基準監督官自身で(警察官に頼んでではなく)、社長逮捕。



労働基準法102条
第百二条  労働基準監督官は、この法律違反の罪について、刑事訴訟法 に規定する司法警察官の職務を行う。


 ダンダリンは言う。

 「会社にしがみつくのではなく、命にしがみつけ」

 
 私もそれが、正しいと思う。

 生き方は、何通りもある。


 ダンダリンの活躍を援護する社会。それは、ダンダリンの活躍がひとを不幸にしない社会でもある。

 そのさらに先に目指すべきは、ダンダリンが活躍しなくてもよい社会が、あたりまえであるということ。

 

 *****過去のダンダリン*****

実際の題名ではなく、各話、自分の感じたことを一行で述べています。

「ダンダリン」の活躍を援護する社会。第1話 会社にしがみつくのではなく、命にしがみつけ

ダンダリンの活躍を援護する社会。第2話労働基準法41条名ばかり店長

ダンダリンの活躍を援護する社会。第3話 労働基準監督官はルール それ以下でもそれ以上でもない。

ダンダリンの活躍を援護する社会。第4話 内定切りは解雇と同じ。 労働基準法104条2項

ダンダリン活躍を援護する社会。第5話労働者と雇い主のwin-win。そのためには労働者に手段が要る。

ダンダリンの活躍を援護する社会。第6話最低賃金の半分も行かない時給で外国人労働者が働く環境とは

ダンダリンの活躍を援護する社会。第7話行政解剖の前に死亡画像診断Aiを。

ダンダリンの活躍を援護する社会。第8話 ブラック企業 会社嫌なら会社を→×辞める○変える。 

ダンダリンの活躍を援護する社会。第9話請負契約は事業主となること。雇用ではない。

ダンダリンの活躍を援護する社会。第10話えん罪を起こしてくるやつはいる。

 

 

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