「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小坂和輝(小児科医&医学・法務博士)のblog

中央区議会選挙に立候補致しましたが、私の使命はあくまでも小児科医療です。選挙期間中も通常診療を終えた上で選挙に臨みます。

書評のアーカイブ 「オール・レビューズ」

2017-08-05 12:50:00 | 書評

 本の世界というものをつかむには、書評が欠かせない。

 その書評のサイトがあるということです。

 「オール・レビューズ」(https://allreviews.jp/

******朝日新聞************

「知恵の宝庫」、書評を蓄積 鹿島茂さんら41人の評、ネットで無料公開開始
2017年8月5日05時00分

 プロの「本読み」の力、使ってみませんか――。仏文学者の鹿島茂さん(67)が、新聞や雑誌などに発表された書評をネット上で公開、アーカイブ化する試みを始めた。ネット書店やSNS上の「感想」が氾濫(はんらん)するなか、「知恵の宝庫」である書評文化を復活させるのが狙いだ。

 7月に公開されたウェブサイト「オール・レビューズ」(https://allreviews.jp/)。鹿島さんはじめ41人の文筆家の書評を無料で読むことが出来る。メディア横断的な書評サイトは新潮社運営の「ブックバン」などがあるが、新刊の紹介が多い。オール・レビューズは過去の書評の掘り起こしに力点を置く。

 例えば、思想家吉本隆明の『中島みゆき全歌集』(1986年)の書評。

 〈この本の歌コトバのおおきな流れをひと口にいってしまえば、恋や愛を喪失した「女」の嘆きの歌ということになる〉

 書評家としても有名だった作家の米原万里さんの、〈たけし軍団に直木賞希望作家井上ひさしぶりという芸人がいる〉という書き出しの、井上ひさし著『東京セブンローズ』(99年)の書評も掲載している。ほかにも作家の辻井喬といった故人から、エコノミストの水野和夫さんや作家で俳優の中江有里さんら現役まで人選は幅広い。鹿島さんは「よい書評は読み物としてすぐれ、プロによる本の要約も含まれている。過去にさかのぼれば膨大な知恵になる。にもかかわらず、書評文化はきちんと蓄積されてこなかった」と話す。

 きっかけは、2月に刊行した『神田神保町書肆街考』のため、全国有数の古本屋街、東京・神田神保町の歴史を探ったことだ。既刊本を息長く売っていく仕組みが、本の文化を支えてきたことがわかった。ネット書店が存在感を増し、新刊本の感想がSNSで話題を集め、売り上げを左右する。鹿島さんは「それは悪いことではない」としつつ「本には話題性以外に『知』としての価値もある。読者が長い目で本と向き合えるよう、書評をうまく活用してほしい」と訴える。

 ネットで検索すれば何でも見つかると言われるのに、過去の書評を見つけるのは難しい。新聞や雑誌で定期的に発表されるものの、本としてまとめられるのは一部だけ。鹿島さん自身、書評歴35年以上のベテランだが「書評ほど報われない仕事はない」という。

 「アマゾンやグーグルに依存するばかりではない知の仕組みをつくりたい」。将来的には、近代以降のすべての書評のアーカイブにすることを目指している。(高久潤)

ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 築地場外市場 火災H29.8.3か... | トップ | 小坂クリニック8月6日(日... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

書評」カテゴリの最新記事