Civ5プレイ(3) ~ 大英帝国の興り ~

2010-11-01 17:23:25 | Civilization

Civ5シングルプレイ・レポート、前回分からの続き。
前回分 → Civ5プレイ(2) ~ 三大強国 ~
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軍拡態勢に入り、次々に進水するイギリス海軍の戦列艦
前回記事ではフリゲート艦と書いていたが、そういえば今は使用文明がイギリスなので、
イギリス独自のユニーク・ユニットとして戦列艦に代替されるのを忘れていた。
通常のフリゲート艦より視界・砲撃力で優れている。
間もなく目標の6隻が就役し、ロイヤル・ネイビーの中核艦隊となる。


ロシアの軍事技術力は世界最先端で、技術大国である我がイギリスよりも進んでいるようだ。
アステカに侵攻しているロシア軍部隊を偵察すると、主力ユニットがライフル兵である。
恐らく軍事のみに注力している結果だろうが、軍事技術なら我がイギリスよりも2歩先へいっている。
ちなみに軍事大国であるアステカも同様にライフル兵が登場しているので、
一方的に押し負けることはなさそうで少し安心した。
しかしそれは同時に、ロシアはおろかアステカにすら、
技術大国であるはずの我が国が軍事技術でだいぶ遅れをとっているということである。
危機感を感じる。

ということで、500Gを投じて日本・中国と技術共同開発を結ぶ。
これを結ぶと、30ターン後に自動的に技術が獲得できるというものである。
金にものを言わせて追いついてみせる。




新技術の開発で我が国でもライフル兵を生産できるようになり、
火薬ユニットなので鉄器はいらず、やっと鉄器不足に悩まされずに軍拡が可能となった。
なので海兵隊も従来の4ユニットから大幅増強。
ライフル兵6個にカノン砲3個の陣容となった。
これからこの海兵隊軍団を完全なる外征部隊として運用し、
イギリス領土の防衛には別の陸軍部隊を配備している。




ゲーム開始から275ターン目、西暦1810年。
ロシアに宣戦布告、増強した海兵隊軍団を首都モスクワ(Moscow) へ奇襲上陸させる。
世界一の軍事大国であるロシアはアステカと長らく戦争中で、戦線は膠着状態であるが、
国力が優位な為に放置しておくといずれアステカを飲み込んでしまう恐れがある。
そうなると手がつけられないほどの超大国と成長してしまう為に、ここらで歯止めをかけなければならなかった。

ロシア軍の主力部隊は大陸南西部のアステカとの国境地帯にいるはずで、
全く逆方面の大陸東端のここ首都モスクワは手薄と判断できた。
事実、ほとんど防御ユニットは存在せず、あっという間にモスクワ・ノヴゴロド(Novgorod) の2都市を占領する。




さらにモスクワ南のヤロスラヴリ(Yaroslavl') を破壊し、
西のセント・ペテルブルグ(St.Petersburg) まで進撃しようとするも、
セント・ペテルブルグには野戦砲(Artillery) ユニットが詰めており、強力な砲台陣地となっていた。
野戦砲は3ヘックス先までを射程距離に収める砲撃ユニットであり、こちらのカノン砲は2ヘックス先までなので、
部隊を近づけると強力なアウト・レンジ攻撃を受けてしまう。
やはり軍事技術差が響いている。

それでセント・ペテルブルグを攻めあぐねているところ、ロシア側から和平の申し入れが来る。
首都含め都市を3つも喪失したロシアの国力は、十分に低下したものとして、戦争目的は十分に達せられたものと判断、これを受諾した。
281ターン目、戦争はわずか6ターンで終結。
以後占領したモスクワノヴゴロドは、在ロシア・イギリス領土として、
海兵隊を引き上げて改めて防御用の陸軍部隊を配備する。


場面は変わって、




実はロシア戦役より以前から、我がグレート・ブリテン島の東端にはシャムのヴィエンチャン(Vientiane) が入植してきていた。
まぁ海峡を押さえられたので多少邪魔に思いつつも、小半島にあるので陸地面積も極端に少ないし、
わざわざ占領するほどの価値もないかなと思い放置していた。

しかし、内燃機関(Combustion) の技術が開発されると状況は一変。
この技術を開発すると新資源石油が可視になり、石油は将来、
強力な艦船や航空機、戦車などを生産する為に必要なものである。
この石油がヴィエンチャンのすぐ南東の海上から湧き出ているのだ。

こうなるとこのヴィエンチャンの戦略的価値は、海峡を押さえる位置にあることもあり急上昇である。
もとよりここはブリテン島だ、奪還せねばならない。
ということで、シャムに宣戦布告。
ロシアから凱旋してきた海兵隊軍団を以て、ヴィエンチャンに攻勢をかける。

およそ6隻ものシャム海軍が出てきたが、時代遅れの旧式ユニットである。
我がロイヤル・ネイビーの戦列艦で殲滅し、制海権を掌握。
そのまま戦列艦隊の艦砲射撃と、マリーンたちの強襲上陸により、1ターンで陥落。
ついでにシャム本土にも上陸し、1都市を陥落させ破壊する。
早々に戦略目標は達せられたので、シャムから和平要請がきたところで終戦とした。




占領したヴィエンチャンはブリテン島に置いておくには東洋チックすぎる名前だったので、
占領する際に海峡の要衝地帯にあることに因んでジブラルタル(Gibraltar) と改名。
ブリテン島より西方の海峡のすぐ向こうには英領エディンバラが存在しているので、
これでブリテン島東西の海峡地帯を押さえたことになり、敵性国家の艦隊は移動が著しく制限されることだろう。

そしてこの戦争でシャムを傷めつけたことは、我が同盟国日本にとっても大きな助けとなったに違いない。
日本とシャムは中世から未だに長らく戦争を続けている旧敵同士であったので。


また我がイギリスは、ロシア・シャムと戦争中に新たな社会政策、独裁的(Autocracy)カテゴリを採用していた。
このカテゴリは軍事国家向けの社会政策が多くあり、
これを採用したことによりまずは軍事ユニットの維持費が33%も削減された。
これでさらなる大量の軍事ユニットの保有が可能となるだろう。

そして西方のアステカ・ロシア大陸には南端に英領エディンバラ、東端にはモスクワ・ノヴゴロドという植民地を得ることができた。
まだまだ、この広い世界で覇権を確たるものとする為には、世界中の大陸に植民地が必要だろう。
その為にはさらに海軍・海兵隊ともに増強を行ない、世界中にイギリスの影響力を広めなければならない。
イギリス国内では帝国主義が高まり、ここに自らを大英帝国と宣言した。


この時の国力比は
ローマ10
イギリス9
ロシア8
中国・ギリシャ6
日本・シャム・アステカ5
ソンガイ3


時代は工業化時代へと突入していく。


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