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Army's 400 tanks may be cut to 50
http://www.telegraph.co.uk/finance/newsbysector/industry/defence/8250548/Armys-400-tanks-may-be-cut-to-50.html


イギリス陸軍の戦車が50輌まで削減されるかもしれないという記事。
現在イギリス軍は陸軍に限らず、空軍・海軍ともに劇的な軍縮計画を発表しており、
戦闘機を半数に減らし、空母も1隻減らし、ハリアーやF-35Bなどの垂直離着陸機の運用も廃止するという。
この戦車の大幅削減もその流れだろう。
しかし戦車や装甲車はもともと100輌以上の削減が決定されていた。

イギリス陸軍は現在チャレンジャー2戦車を約400輌配備している。
もし50輌までの削減が実現すると、約350輌も廃棄もしくは売却することになる。


イギリス陸軍のチャレンジャー2戦車

チャレンジャー2戦車は他国の戦車に比較すると低速・重装甲であり、
搭載する主砲も現在主流の滑腔砲ではなく、時代遅れのライフル砲という、
イギリスらしい設計思想と特色を持った戦車といえる。
保守的で時代遅れな設計ながら、実戦経験は豊富で戦果も挙げている優秀な戦車だ。

以前からイギリスはもう主力戦車の新規開発は行わないと発表している。
戦車という兵器カテゴリーは第一次世界大戦時の大英帝国が生み出したものなので、
そのイギリスが戦車の新開発を放棄するというのはなんとも言えないが、
地勢上、本土が安全な位置にあり、昔のように世界中の植民地を維持する必要性も無い為かもしれない。

もしも50輌までの削減が実現した場合、
わずかに残った戦車隊は海外派兵などで限定的に運用されていくと思われる。


5年以内にマジで実戦配備! 戦場で完全に周囲に溶け込み見えなくなる戦車が誕生ですよ...
http://www.gizmodo.jp/2011/01/5_26.html




そういえばイギリスの戦車といえば、つい最近、ステルス戦車として上記の記事が各所で話題となっているのを見かける。
イギリスのBAE社が開発している光学迷彩技術で、戦車や装甲車を周囲の景色に溶け込ませ欺瞞する技術だという。
視覚的に隠せても赤外線を放出していればIRなどで丸見えだと思うけど、
当然赤外線ステルスなどでそのへんの対策は施されるだろう。
本当に5年以内に実戦投入されるかはともかく。

記事タイトルは戦車としつつ、上記画像のモデルは戦車ではなくIFV(歩兵戦闘車)だが、
イギリス軍からこのまま急激な戦車の減勢が進行すれば、
実際にこの技術を最も活用するのは戦車ではなくその他装甲戦闘車となるだろう。


ところで昨年、日本の陸上自衛隊の戦車定数が600輌から400輌まで削減された背景には、
恐らく同じ島国であるイギリスの戦車数が400輌だからという部分もあったのではないか。

しかし、イギリスと日本は同じ島国で海洋国家であっても、状況は大きく異なっている。
イギリスは欧州に位置し、近くにはEUという共同体に属する国家しか存在しない。
中国・ロシア・北朝鮮がすぐ隣にあるわけではないのだ。
直接的に本土が戦火に晒される可能性が限りなく低い。

イギリスの戦車が大幅に削減されたからといって、
それで日本の戦車が不要という回答には結びつかないだろう。


コメント ( 6 )  軍事ネタ / 2011-01-20 18:23:44


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コメント
 
 
 
Unknown (Unknown)
2011-01-20 18:58:49
1get
 個人的には戦闘機や歩兵が着るステルス迷彩服なんかが一般的だと思うけど、そのうちステルス空母や戦艦などが出てきそうな気がするw

 中国・ロシア・北朝鮮がすぐ隣にあるわけではないのだ ってのがあるけど、やはり一番怖いのは核だと
思うな。
日本は素晴らしい技術立国だし、国産のステルス能力や弾道弾迎撃ミサイルを開発すれば良いと思う!
 
 
 
Unknown (Unknown)
2011-01-21 00:24:38
メタルギアの世界がくる?
 
 
 
Unknown (ゆっきぃ)
2011-01-22 19:58:22
>>1getのUnknown
国産のステルス能力やミサイル防衛システムについては、日本は既に重点的に力を入れてるよ。

>>メタルギアの世界のUnknown
あのチャフグレネードっておかしいよね。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2011-01-23 00:11:21
1getのUnknown です
まじですか!?これからどうなってくいくんだろう・・・
けど、最新技術は盗まれないように気をつけてほしいですね。
 
 
 
Unknown (ライフスタイル)
2012-04-04 22:11:31
55口径120丱薀ぅ侫詼い蓮∋代遅れどころか最強の戦車砲ですよ。

ライフル砲は有効射程が長い。

HESH弾だと有効射程8キロもあります。
実際、戦場でチャレンジャーは5キロ先の敵戦車を撃破してますよ。
例えば自衛隊の90式戦車・44口径120mm滑空砲は
有効射程が3キロあたりで、弾種も2種類しかない

55口径120丱薀ぅ侫詼い呂泙疹況によって、弾種がいろいろ選べる。
APFSDS(装弾筒付翼安定徹甲弾)
HE(榴弾)
HEAT(対戦車榴弾)
HESH(粘着榴弾)

 
 
 
Unknown (ゆっきぃ)
2012-04-05 08:04:38
>>ライフスタイル
そんなスッゲェ兵器があるのに何故イギリス以外の主要国はライフル砲から滑腔砲へ転換した上に、
当のイギリスでも"近代化改修"として滑腔砲へ転換しようとしていたのだろうね。
ちなみにイギリスでの転換中止の理由は性能ではなく、予算不足である。
つまるところこれらの例は55口径120mm砲は"最強の戦車砲"ではないということを示している。

まずHESH弾は旧世代の戦車に対応する砲弾であり、
その原理上、複合装甲を有する現代MBT相手には十分な威力でない。
複合装甲を持たない第二世代戦車相手にのみ有効な射程であり、そこに極端な優位性はない。
だから滑腔砲のAPFSDSが誕生した。

現代戦でHESH弾が使えないならば、弾種の豊富さの優位性もない。
ラインメタル120mmL44でもAPFSDS,HEAT,MPATが使用できるからだ。

確かにイギリスの120mmL55ライフル砲でもAPFSDSは使用できる。
ただし弾薬分離式であり、NATO諸国と弾薬の融通が効かないもので、多国籍共同作戦が主体となる現代戦では効率的なものではない。
だからイギリスも120mmL44への転換を予定していた。

イギリスが滑腔砲への転換を頓挫したのは、後継戦車の開発を放棄したことと、
戦車保有数自体を50輌まで削減するという大軍縮案が示す通り、戦車自体の必要性が薄いからである。
 
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