Life is Feudal MMO日誌(17) - 第一次世界大戦勃発

2018-01-04 23:00:35 | Life is Feudal

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戦争とは相手に我が意志を強要する為に行う力の行使であり、

他をもってする政策の延長にすぎない。


── カール・フォン・クラウゼヴィッツ

『戦争論』より


かみーゆ 「ゆっきぃ、TICがFeudal Unionとの交易を断絶した。」

外交官からその情報がもたらされたのは先週水曜日のことだった。


かみーゆ 「さらに軍部に一層の訓練を指示。FUがHyperion王国に宣戦布告したことに反応したらしい。」

Hyperion・・・。
話には聞いていたやつらだ。
MAPで南東の離島を征服しているギルドで、
さらに東のメキシコ人連合島と島嶼戦争を展開していると。
メキシコ人連合島には知り合いの日本人ギルドが住んでたな・・・。


上の画像のHRCL国がHyperionである

そのHyperion国とメキシコ人連合は所属ギルド数がそこそこある割には、
ずっと南東部の僻地で一対一の島嶼戦争をしていたので、
あまり世界情勢には絡んで来なかった印象だが・・・。

FUがHyperionの島に野心を持っていて、さらにTICがその肩を持つのは意外だな。
いずれにせよ国交断絶とは、TICとFUの不可侵条約は破られたことになる。
非常にきな臭い情勢となってきた。


戦闘訓練に励むHJPNメンバー
そしてこの間の日曜日、つまり12月31日・・・。
大晦日の早朝にも関わらず、外交官が大慌てでメッセージを飛ばしてくる。

かみーゆ 「緊急性及び重要性が高いので一報。TIC連合でFU全体に宣戦布告する、開始時間は今日のJH。」

JH(Judgement Hour) とは"審判の刻"の名の通り、地獄の釜がフタを開ける時間である。
日本時間の毎週日曜昼12時から1時間のみ、犯罪が罪にならず、また建物なども破壊できる時間帯である。
つまり蛮族が最も荒れ狂い、この時間に合わせて戦争を開始するギルドも多いが・・・。
開始時間は今日のJHって、あと2時間半後じゃねーか。
急だな!
TICが機密漏洩防止の為に発表をギリギリまでしなかったのかな?
しかしとうとうきたな、TICが重い腰を上げる時が。


しかもこの戦争、どうやらTIC連合とFUの一騎打ちではない。
TICは他のFUと敵対してる勢力と連動して動くという。
しかもその規模たるや・・・。




この画像の黄色ネーム以外は全て参戦国である。(黄色は中立もしくは立ち位置不明)
緑色はTIC連合で青色は味方勢力、
赤色はFUでオレンジ色はFU側で参戦した敵ギルドである。


ちなみに全ギルドは書ききれないので、"国"と書いたギルドはいくつかの傘下ギルドの集合体、
"連合"と書いた勢力やFUはいくつかの国の集合体である。

見ての通り、北西部とSamuraiの東にある島とメキシコ島以外はほぼ全地域がこの戦争に絡んでいる。
戦闘地域内においても絡んでいない小ギルドはたくさんあるだろうが、地域内の有力ギルドはほとんど絡んでおり、
もはやこの世界における"第一次世界大戦"であると言っても過言ではない。

世界中から包囲網と同時宣戦を食らうFUのプレッシャーはすさまじいと思うが、FUだけで28ギルドもある上に、
強豪であるTBOがあちら側についたので、もはや世界の敵状態であるとはいえ一筋縄ではいかないだろう。
今回の戦争で敵国指定を食らったギルドの数は32ギルドにも上る。


当然、味方のギルド数はそれ以上・・・。
今回のJHの戦争、各方面で1000人ぐらい動いてるんじゃないだろうか?
そしてJHが始まると、確かに戦争は凄まじいことになったようだ。
俺は昼から大晦日デートだったので参加できなかったが、(2時間半前に言われても対応できないよ!)
以下にギルメンからの報告と写真を貼っていく。




まずこのTIC島にはFUや今回参戦したWestholdなどのギルドが上陸してきたとのこと。
なので南西戦線の我々はほぼ防衛戦となったようだ。
上陸してくる奴らをビーチで水際阻止している写真。

ちなみに12時になると同時に宣戦布告が世界中で飛び交いすぎて、
公式サイトのギルド設定ページが一瞬で落ち、数日間復旧しなかったという・・・。
俺も出先から宣戦布告だけ送っとこうとしたら途中からできなくなってた。






上の2枚の動画はギルメンが撮影してくれたTIC防衛戦の様子。
水際阻止に失敗しTICの領域内まで侵入され、大規模な市街戦となったらしい。
うちのギルメンももちろん防衛戦には参加し、TIC連合の総力を挙げて防衛していた。




戦闘後のTIC市街地・・・廃墟であるw
TIC防衛戦はかなり死屍累々とした結果となったらしい。
攻撃力が高いAshlandギルドなどはHyperion国と共に南東戦線の敵ギルドGoonへの攻撃に行ってたらしいので、
TICとHJPNの防衛部隊だけではFUの主力部隊の攻勢には不十分だったということかな。

他の戦線では攻勢に成功していたところもあり、正直戦闘状況が非常に大規模すぎて把握しきれない。




まさに焦土。
しかしTICは大きなギルドだ。
この程度のダメージ、表皮を焼かれたに過ぎないだろう。

逆にTICやHJPNやAshlandを主軸に他の小規模なギルドも含めてTIC連合での大規模な作戦行動をとれたこと、
初めて真の意味で協調できたこと、そして島に引きこもりモンロー主義をとっていたTICが実際的な脅威に晒されたことは、
今後の俺たちにとってきっと有利に働く。
しかもHJPNは何名かの死人が出た以外は、領土には攻めこまれていないのでほぼ被害ゼロである。
(HJPNメンバーの遺品は律儀にTICが回収して届けてくれたりもした。)

それに以前から関係を強化したかった北東のRidgeline連合や、Hyperion国など新たな味方もできた。
LIF世界もとうとう情勢が進んで、今まではずっと地域内で覇権争いしてたのが、
ようやく世界全体が直接結びつき始めた気がするね。


この大戦勃発を契機に俺たちはさらなる戦いに引きこまれていくが、それはまた次の記事で。
正月は村がずっと騒々しかった気がするw


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