映画とワンピースのこでまり日記

映画の感想と月曜日にはワンピースのネタばれ更新中~♪
簡単な内容ですが映画の感想もボチボチ更新していきます。

「モンスター」

2006-01-28 | 映画・DVD  ま行
1986年、フロリダ。ヒッチハイクをしながら男に身体を売る生活に疲れ果てたアイリーン・ウォーノス。有り金の5ドルを使い果たして死のうと決め、飛び込んだバーで、彼女は一人の女性セルビーと運命的な出会いを果たす。同性愛の治療を強制されフロリダにやってきたセルビーもまたアイリーンと同様に社会からの疎外感を抱いて生きていた。初めて自分を偏見なく受け入れてくれる人物と出会ったと感じたアイリーンは、“ふたりで暮らそう”と提案する。そのためにお金が必要になった彼女は、再び客を取るため道路脇に立つのだったが…。


これは、実話です。実際のアイリーンは既に処刑されています。
こんな悲惨な人生を歩んだ女性がいたなんて、ちょっとショックでした。
誰も自分を理解してくれる人が周りにいなかったアイリーンとセルビー。
その二人が偶然出会い、惹かれてしまうのは仕方のないことだと思います。

社会の一番低いところで必死に生きてるアイリーン。
そして、そんな彼女に救いの手を差し伸べる人はいない。
そこには、社会に深く根付いてしまっているいろんな問題がたくさんあって、
どうすればそういうことがなくなるのか、考えてみても何も結論は出なくて・・・。

まっとうな仕事につきたくても、社会はそれを拒否する。
そして、そこから逃げ出したくても、自分を知っている人はそれをさせてくれない・・・。アイリーンには娼婦をやる以外に選択肢はない・・・悲しすぎますよね。
アイリーンのことをちゃんと愛してくれる人間が一人でもいたなら、
彼女の人生も180度変わったと思います。

主演のシャーリーズ・セロンはこの役をやるために、
13キロも体重を増やしたそうです。
下着姿になるシーンがあるのですが、いつも目にしているきれいなドレスを着たスレンダーな彼女しか知らないので、あの姿はショックでしたね~。
でも、あの体型が一種の哀しさを表しているように思います。

しかし、「レジェンド・オブ・ゾロ」を見た後の、この映画はちょっと重かったです。
順番を考えたほうが良かったかな・・・??


この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「レジェンド・オブ・ゾロ」 | トップ | 「ワイルド・カード」 »
最新の画像もっと見る

映画・DVD  ま行」カテゴリの最新記事