小平ジュニアバドミントンクラブ

バドミントンの練習を通じて様々な経験を積んでいこう

小平ジュニア夏季第二次トレーニングキャンプ第2日

2024年08月18日 23時43分49秒 | 合宿

 一泊二日のトレーニングキャンプですから、本当にあっという間でした。
 ただ、その内容はかなり濃密であったと自負しています。
 今日は、スタートに近藤トレーナーをお招きして、アップからトレーニングまでを担当して頂きました。
 その内容は、姿勢をメインにした動きだしの時の身体の使い方を身につけるエクササイズで、とても大切なことの連続だったように思います。「キャッチ」という耳慣れない言葉が出てきたり、それを実践するのが難しかったりした部分はありますが、スケートウォークなどの練習は家庭でも充分に出来ると思います。実際には、取り出して意識するから却って難しくなってしまう側面もあって、競技力の高い選手の中にはそれをオンコートで無意識に実践している者もあるのかも知れません。しかしながら、理解して実践するのと、感覚的に出来てしまっていることとの間には少しく差が存在するように思います。断定はできませんが、感覚にズレが生じて上手く出来なくなったときに、理論的な裏付けや理解が伴っていれば、解決策が見つけられるように思うのです。抽象的な表現になってしまいますが、そうした予想からも、今の段階から身体的な姿勢や動きと、言語化されたロジックとの接続は重要だと考えています。それは、たとえ相手が小学生であったとしても、です。勿論、使う言葉は選ばなければなりませんが、理解の上に繰り返しが加えられれば、刷り込みが早く行われると思います。実際、今日の近藤トレーナーのアプローチは、その後の様々な練習で活用しなければならないものでした。

 さて、その後は素晴らしいゲストをお迎えすることが出来ました。
 何と、東京オリンピックで「ゆうた先輩」と男子ダブルスでペアを組んでいた遠藤選手が来てくださったのです。しかも、今回の小平ジュニアのトレーニングキャンプでは、最終日の今日、終日、support頂くことができました
 特にダブルス陣を指導する際に見せて頂いたレシーブは、あまりにも違いがありすぎて、ため息の出るような見事なレシーブでした。ただ、見とれてしまうような技術ではありましたが、具体的なポイントも幾つか教えて頂くことが出来ました
 記憶の新しい内に、しっかりとそれを繰り返して、少しでも自分のものとしてもらいたいと思います。
 勿論、シングルス陣もダブルス陣の後に指導して頂くことが出来ました。
 合宿に参加した全員というわけにはいきませんでしたが、多くのメンバーがそのプレーを目の当たりにして、とても刺激を受けたことと思います。
 そして、supportスタッフには、この特別ゲストに止まらず、同じオリンピック選手であった米倉コーチ、そして昨日に引き続いて、「増田先生」「ちから先生」、更には、本当に多くの保護者のsupportも受けながら、本当に充実した練習が出来たと思います。

 午前中の後半には、監督も遠藤特別コーチの練習内容を引き継いで、最終的には3対2で守り切れるように対人練習に移行していきました。
 まだまだイメージするプレーとは差がありますが、意識付け・動機付けは出来てきたと思います。Bクラスを除いて2日間休みが入りますが、自宅や体育館での自主練習などを通して、今回のエクササイズを必ず復習して欲しいと思います。

 その後、昼休みを挟んで、午前中のエクササイズの成果を実践で発揮すべく、ゲーム練習に取り組みました。
 「そうま」と「けんた」だけは、遠藤コーチにフルに相手をしていただきましたが、当然のこととは言え、それなりに全国でも結果を残してきた二人のプレーが、もう思わず笑ってしまうほど通用しませんでした。適当に点数は取らせてくれますが、肝心なところで普段は決め球として使っているようなショットが悉くいとも簡単にリターンされてしまいます。保護視野の方々…とりわけ母陣は、こども達以上に目がマークでした 親父ーズも食い入るように眺めている方ばかりでした。それ以外の選手も6年生を中心に、全国大会出場組や関東大会出場組は1ゲームずつ相手をして貰うことが出来たと思います。ゲームに入れなかった人も、練習を見て貰ったり、声を掛けて貰ったり、写真を撮って貰ったり、サインを書いて貰ったり…と、何らかの形でふれあうことが出来たのではないかと思います。本当に楽しい時間でした。

 さて、ゲームの内容については、関東予選を考えると、まだまだやらなければならないこと、もっともっと厳しく取り組まねばならないこと、が次々と詳らかになりました。ひとりひとりに出来るだけサジェスチョンしたつもりですが、それを取り入れられるかどうかは最後は本人次第だと思います。帰京してからの練習での更なる飛躍を期待して、今日はペンを置きたいと思います。

 合宿係を初めとするステークホルダーの皆様、お陰様で大きな事故もなく、熱中症になってしまう者もなく、無事に合宿を終えることが出来ました。改めて、感謝申し上げます
 また、中学生や高校生、大学生にもhittingpartnerになって貰うことが出来て、練習の質を確保することが出来ました  
これにも併せてお礼を言いたいと思います。ありがとうございました


小平ジュニア夏季第二次トレーニングキャンプ第1日

2024年08月17日 21時44分31秒 | 合宿

 昨年はABC大会と被っていたために監督が参加出来なかった「小平ジュニア夏季第二次トレーニングキャンプ」でしたが、今年度は既にABC大会も終了しており、その大会に参加したメンバーも含めて、監督も合宿に参加することが出来ました。
 今年度は、宇都宮中央やふたごやチームジュニアのメンバーも参加してくれて、小平単独の合宿ではなく、他チームからも合流してくれる刺激ある合宿となりました。
 午前中は、米倉コーチの指導の下、トレーニングに汗を流し、その後は、ラケットショップフジから山口コーチも合流してくれて、⑵回に分割して、グループ別の練習を実施しました。9つのコートを5つのグループに分割して、サブ体育館の低学年+初心者グループの一面を除いて、各グループ2面ずつでの練習となりました。
 練習のスタートの時は声も出ず、米倉コーチのアプローチに元気のない対応だった選手達でしたが、トレーニングが開始されると少しずつ声が出始めて、グループ別練習の時間には、かなり声を掛け合う姿も見られるようになりました。
 当然のことですが、ABC大会を見ても、パリのオリンピックを見ても、元気よく声を出せない選手は勝てていません。それはもうはっきりしていると思います。確かに、スピードや技術やスタミナは一朝一夕に培えるものではなく、コツコツ地道に練習を重ねて行くしかありません。
 しかし、元気よく声を出すことだけは、その気になりさえすれば、今すぐにでも出来るはずです。チームの更なるレベルアップのスタートはそこからかも知れません。

 さて、午前中の練習を巡回して観察したかったのですが、残念ながら指導陣が不足していたため、監督自身もコートに入ることになってしまいました。ダブルスの下学年を中心に担当しましたが、攻撃からカウンターを貰ってしまったときの対応を意識してのパターン作りをしました。スタートはなかなか主旨が伝わっていなかったような気がしますが、慣れてくるに従って、2打目のドライブを良いコースに打ち込めるようになってきました。是非、試合でも活用出来るように意識して取り組んで欲しいと思います。

 午後からはゲーム練習です。今日は、米倉コーチやちから先生以外にも、増田先生まで足を運んでくださり、お盆のせいなのか、保護者のsupportもかなり手厚くしてもらえる状況でした。実際に保護者コーチにもたくさんコートに入っていただいて、選手のhittingpartnerを務めて頂きました。そのお陰で他県の選手も含めて、有意義な対人練習が出来たと思います。
 ただ、今回の合宿では、コート当たりの人数が多めなのと、時間が足りないのとで、ストロングポイントを伸ばしたり、ウイークポイントを克服したり…という練習が十分には出来ません。その当たりはひとりひとりが高い自覚を持って、帰京後の自身の課題ともして貰いたいと思います。ゲームでは、かなり番狂わせと思われるような試合もありました。大人か子供かではなく、学年が上か下かではなく、相手が男か女かではなく、常にニュートラルな姿勢で、目の前の相手に挑み、自身の力を出し尽くす…ということを徹底して貰いたいと思います。なぜなら、単なる礼節の意味だけではなく、トップ選手になっていく階段として、こうした意識は必要不可欠だからです。

 終了後は、全体で共通の宿を取っているわけではないので、6年生の最後の合宿としてはとても寂しい思いもありましたが、それぞれの家庭での分宿という形で、三々五々ホテルに向かうという形になりました。
 監督自身としては、増田先生やちから先生が同じホテルに宿泊していたので、期せずして、やすこ先生を含めて4人で食事がてらミーティングをする形となりました。日頃、感じていることを伝えたり、今後のことを考えたり、バドミントン界そのもののことを議論したり…いつまでも話の尽きない感じでしたが、明日もあるので、切り上げてホテルに戻ってきました。

 さあ、一泊のトレーニングキャンプですから、明日は早くも最終日となります。
明日は素晴らしいコーチも加わる予定ですから、しっかり食べてしっかり休んで、英気を養って明日の練習にチャレンジするようにしよう

 合宿係を中心として保護者の皆様、諸々の準備、本当にお疲れ様でした
 残り一日、大きな怪我のないよう、出来る限りのsupportを宜しくお願いします


終戦79年&台風&明日よりトレーニングキャンプ

2024年08月16日 22時58分21秒 | あれこれ

 今日15日は79回目の終戦の日でした。戦没者の追悼式は毎年日本武道館で開かれています。その詳細はここでは触れませんが、戦争を知らずに育った監督自身も、この日が来るたびに平和のありがたさを痛感させられます。
 監督自身、トップアスリートになることは出来ませんでしたが、これまで関わってきたバドミントンに育てられたと思っており、生涯、何らかの形で競技に携わり続けたいと思っていますが、愛する競技に関わることが出来るのは、世の中が平和であるからです。これは紛れもない事実であり、戦争下ではバドミントンに限らずスポーツどころではありません。しかし、そのことを現実味を帯びて感ずることが出来るのは、戦争体験者か震災その他の拠ん所ない事由によって、スポーツを奪われた人たちだけです。
 震災ではありませんが、奇しくも大変な天災を招きかねない台風が列島を席巻しています。そんな中で、小平ジュニアは明日から一泊のトレーニングキャンプを迎えます。
 台風に大きな影響を受けないことを祈りつつ、平和のありがたさを噛みしめながら、明日からのトレーニングキャンプに精一杯取り組んでいきたいと思います。

 とはいえ、安全第一は言うまでもないことですから、明朝は、皆様、決して無理することなく、早めに家を出て余裕を持って会場に足を運んでください。明日はラケットショップフジから山口コーチも来てくださる予定です。米倉コーチやちから先生も参加予定です。宇都宮中央の人たちも参加してくれて、卒業生も足を運んでくれそうです。
 この恵まれた状況に決して倦むことなく、感謝の気持ちを忘れずに取り組んで貰いたいと切に願います。

 具体的には、
①自分からしっかりと挨拶をしよう
②指導者や他の人たちの指示や指導にきちんと返事をしよう
③行動は機敏に常に走って動くようにしよう
④自らの目標を明確にしてそれにチャレンジするようにしよう
⑤全ての与えられた環境に感謝の気持ちを忘れないようにしよう

 簡単で当たり前のようですが、徹底しようとすると意外に難しいことに気づくと思います。
 是非、明日からの二日間、達成できるように最善を尽くして欲しいと思います


ABC大会最終日

2024年08月12日 23時47分36秒 | 試合結果

参加する3選手全員の入賞を目指して岐阜に乗り込んだこの大会でしたが、残念ながら、その目標を果たすことはなりませんでした
大会での入賞はベスト8ですから、決して不可能な目標ではなかったと思います。

Bクラス女子の代表だった「ふうか」は、健闘しましたが、予選リーグで2位となったために、昨日のトーナメントで第一シードのパックとなり、これも善戦したものの力及ばず敗退していました。その負けた相手が今日は優勝を飾っていますので、その選手との戦いを振り返って、何をすれば良いか、ということと真剣に向き合っていけば、「ふうか」にも全国上位への道が開けてくると思います。今年は入賞出来ませんでしたが、まずは次の関東大会予選に向けて、力を蓄えていってもらいたいと思います。

その「ふうか」の分まで頑張って、昨年度の銅メダルを超えるメダルを獲得しようと臨んだAクラス男子代表の「けんた」でしたが、ベスト8入りで5年生の選手に思わぬ苦戦を強いられ、それでも1ゲームを何とか取って、secondゲームも競り合いながらもマッチポイントまで漕ぎ着けていました。しかし、そこから1本が取り切れず、ファイナルにもつれ込むと、最後に逃げ切られてしまって、ここで敗退となってしまいました。優勝を目指して練習を積んできただけに、本当に残念な結果でしたが、接戦とはいえどんな敗戦でも、それは受け止めねばなりません。もう一度、ここから這い上がっていくことを「けんた」と共に考えていきたいと思います。

同じくAクラス男子代表の「そうま」は、果敢に攻めるだけではなく、落ち着いたディープショットも織り交ぜながらラリー戦に持ち込み、ベスト8入りを快勝。これで昨年度の全国小学生の成績と並びました。今年こそは何とかメダルを手にしたいと臨んだ次の試合でしたが、次の対戦相手である最終的に優勝した平嶋選手には完敗でした。ただ、決してラリーが引けなかったわけではありません。体格に劣る彼が、その中でいかに戦略的に彼に立ち向かうかということを本当に細かく具体的に考えていかねばなりません。

このように、「そうま」は最低の目標として設定していたベスト8入りは果たしたものの、メダルには手が届きませんでした。「けんた」はベスト16に終わり、善戦した「ふうか」もベスト32で終戦となりました。
選手は懸命に試合に取り組んだだけに、勝てなかったのは、そこまで持って行くことの出来なかった監督の責任だと痛感しています。もう一度出直すつもりで、ここから上に這い上がっていきたいと思います

「けんた」と「そうま」は今日からU13を中心とした選抜合宿にそのまま参加しています。こちらには米倉コーチもスタッフとして参加しています。二人にはこの合宿に本気になって取り組んでもらい、彼らの上にいる4人に勝てるような練習を積んできてもらいたいと思います。殆どのメンバーは参加していると思いますので、自分たちで上位者の様子を盗み取って、今後に生かせるような選抜合宿にしてもらいたいと思います。そして、それ以外のメンバーは終末の合宿に向けて、東京でしっかりと練習に取り組みましょう
お盆のシーズンですから、東京にいないというご家庭もあると思いますが、それぞれが日々の練習の中で、少しでも自分の上位者との差を埋めていくという「覚悟」が求められると思います。
終末には「けんた」と「そうま」も含めて、小平ジュニアとしての合宿も控えています。この合宿で向上のきっかけをそれぞれが掴み取って欲しいと心から願っています

最後になりましたが、今回のABC大会のsupportを頂いた保護者の方々は無論のこと、様々な形で支援・応援をくださった保護者の皆さん、本当に有り難うございました


ABC大会前に充実した練習

2024年08月09日 01時43分17秒 | 練習風景

今日はABC大会前の最後の練習でした


午前中に立川泉体育館で練習

2024年08月06日 22時36分12秒 | 練習風景

 今日は、午前中にABC合同で立川泉体育館での練習でした。
 今日もかなり暑かったので、練習前のランニングはありませんでしたが、早い時間だとまだ少し暑さもマシで監督自身少し走ってみましたが、走れそうな感じでした。熱中症のリスクもありますので、ランニングについては各自が状況判断をして、自主的に実施してもらいたいと思います。ただ、ランニングそのものは出来れば避けたいという気持ち者が多く、その気持ちに打ち勝ってみずから重ねて行くことが大切だと思います。かつてオール関東ジュニアアスリートアカデミーが実施されていた頃も、優秀なメンバーが集まっていたにもかかわらず、終日練習の内、半分くらいはフィジカル系のエクササイズでしたし、正にその頃の世代がオリンピックやオールジャパンでも活躍しているからです。
 さて、入館後はアップの後、トレーニングを兼ねてフットワークの練習を実施しました。ネットを重視して、幾つかの場面を想定して、ショートリターンからネットを切ったり、カットからネットを切ったりというイメージで、ネットをノーミスでいれるよう練習しました。
 観察していると、BやCの子達はどうしても動く範囲が狭くなりがちで、それを自覚させて大きく動きながら、その中でもネットの精度を上げていくことが重要だと感じました。
 その後は、ストロークを打たずにグループ別の練習に入りました。BCは基本を中心に練習しましたが、こちらはやすこ先生に任せました。
 Aは更にシングルス組とダブルス組みとに分割して、今日は米倉コーチにシングルス組を担当して頂きました。
 特に、今日の出席者の中では「けんた」と「そうま」は4日後にはABCの本大会を迎えます。彼らをメインに「かすみ」たち女子メンバーも含めて6名を2面で米倉コーチに見ていただきました。後半は対人練習も増やして、ゲームにもつながるようなエクササイズが出来たのではないかと思います。
 ダブルス組は「ドライブ対応」をメインテーマにノックを中心に練習しました。監督が全体を担当しましたが、「ゆいは・あいは父」「みさき・ほのか母」「そうま母」にもフィードしてもらって1面当たり3~4名で出来たので、みっちりやれたと思います。
 後半はゲーム練習。全国大会を控えた者は本番さながらの緊張感を持ちながらも、ラリーを楽しみながら質の高いゲームが出来たとは思います。しかしながら、全国を制覇するためにはまだまだ課題が残ります。あと僅かな時間ですが、少しでもその課題を修正して現地に入りたいと思います。他のメンバーも既に関東予選を意識しながら真剣に取り組んでいました。ただ当然のことながらシングルスでもダブルスでも取り組むべき課題がまだまだ山積しています。明日以降もそれを意識し続けることが重要だと思います。
 最後に伝えたとおり「何が起きているのか」「だからどうしなければならないのか」ということをしっかりと把握した上で次のSTEPに進んでいけるようにしよう


単複グループ別練習…監督はダブルスへ…

2024年08月05日 23時01分44秒 | 練習風景

 今日のAの練習は単複グループ別の会場での練習でした。
 ABC大会を控えた者を含むシングルスグループは、今日は米倉コーチに担当して頂きました。
 監督が担当したダブルスグループは小平6小での練習。やや人数も多めだったので、ちから先生にもこちらに来ていただいて、ラケットショップフFujiからは市川コーチにも来ていただいて、コート毎に個別のメニューに取り組みました。
 ちから先生の方は、高速のテンポでの配球に対して、partner同士で足を止めずにリターンするノック。隣のコートでは「あやみ父」に入って貰って、ダブルスのオールショート系の練習。スマッシュも入れましたが、強い球で自分たちの首を絞めるのではなく、少し遅めの球で繋いでいくことに重きをおきました。更には互いのローテーションが上手くいくようにアプローチしてもらいました。
 市川コーチの方は、高速のドライブ対応をメインテーマにした練習。隣のコートでは「りんかママ」にもフィードに入って貰って、コンビネーションよりも今日は、個々の能力を上げていくことに重点を置いて進めました。

 監督は、様々なレベル、様々な内容の4面の各コートを巡回して、それぞれにアドバイスも与えながら練習を進めていきました。もちろん、厳しい練習の中では叱咤激励が飛ぶこともありますが、それはコーチが選手に伸びて欲しいという気持ちの表れであることは言うまでもありません。気になったのは、そうした中で下を向いてしまう選手があったことです。
 銅メダルを取った志田選手のインタビューの中で、「苦しいことや上手くいかないことも沢山あったけれども、下を向いていても解決しないし、空元気でも笑顔でいた方が良いと思って、いつも笑顔でいるようにしてきました。そうすることで、いつの間にかプラスに考えられるようになっていったのも確かです。」という趣旨の発言があったのが印象的でした。
 Bの選手を中心に、まだまだ叱責を受けるとふてくされてしまったり、強い口調で言われると涙を浮かべてしまうような者があります。以前、「ハングリー精神」の話をしたこともありますが、時代が変わっても厳しい練習抜きに強くなれることはあり得ません。考えることが大切なのは言うまでもありませんが、「ナニクソ」という強い気持ちのある者だけが、のし上がっていくのはいつの時代も変わらないことだと思います。そして、辛いことを笑顔で乗り越えてしまうくらいの「図太さ」が欲しいと思います。
 銅メダルを取った「シダマツ」のインタビューが印象的でした。ぜひ録画放送やYouTubeがあると思いますので、見てみてください。

さあ、明日は日中の練習になります。引き続きガンバロウ


もう一つの銅メダルとクラブ対抗から一夜明けて…

2024年08月04日 20時41分48秒 | 練習風景

 今日は、クラブ対抗戦の翌日の練習でした。

 昨夜はミックスダブルスに引き続き、女子ダブルスでパリオリンピック・バドミントンの3位決定戦がありました。
 小平ジュニアの先輩ではありませんが、ジュニア時代から勇大先輩と共に活躍してきた志田選手と松山選手のダブルスでした。
 この二人も見事なコンビネーションでマレーシアペアにストレートで勝利を収め、銅メダルを獲得してくれました

 監督は彼女たちが小学生の時代にU13の韓国でのウォンチョンカップという大会に帯同したことがあったのですが、その時にチームを組んでいたのが、勇大先輩や山口選手、先日、練習に来てくれたヨネックスの小倉先輩、そして今回銅メダルを獲得した志田選手達でした。
 この頃は今よりもU13が積極的に海外に遠征し、様々な経験を積んでいました。それが全てだとは思いませんが、その頃に一緒に海外に出かけた選手が今回のオリンピックに3人も出場して、2人がメダルを獲得してくれたことは、個人的にもとても嬉しいことですし、やはり、小学生時代から様々な経験を積ませることには大きな意味があるのだな、とも感じています。
 勇大先輩のミックスダブルスはもちろんのこと、シダマツのダブルスもみんなの参考になることが沢山あると思います。ぜひ、映像を見て研究してみて貰いたいと思います

 さて、今日は午前中は小平6小のBの練習に行きました。ABC大会が近いということもあり、Aの人数を少なめにするために、一時的に一部のAのメンバーも合流したBの練習でした。昨日の試合の終了時刻が遅くなったので、ミーティングはなしで解散したので、翌日の今日、参加したメンバーには感想や今後の抱負について皆の前で話して貰いました。特に午前中の練習では、女子交流戦に出場した選手が多かったので、悔しさ溢れるコメントもありましたが、それぞれが多くのことを学んでもくれたようでした。
 練習の方は、比較的保護者のsupportもありましたので、バラエティーランを中心にしたトレーニングの後は、ストロークを打ってから対人練習に入りました。「しょうパパ」「りんかママ」「りえパパ」「みさき・ほのかパパ」と各コートに一人ずつは大人がいたので、関東予選ではダブルスに出場する者も含めて、シングルス系の基本練習をみっちり実施しました。
 スライスからネット、クロスのロブに対して二度目のスライス、ストレートのロブに対してカウンタースマッシュからネット…というシングルスの攻撃ではよくあるパターンでしたが、まず続けることがなかなか出来ませんでした。しかし、時間を重ねて様々なhittingpartnerと打ち合う内に次第に生きた球が打てるようになっていきました。ただ、まだイメージが具体化出来ていない様子だったので、同じには出来ないにせよ、どういう攻撃パターンなのかということを「みさき・ほのかパパ」と「りんかママ」に実演しても貰いました。
 リバースから入る逆サイドで、同じパターンも実施しましたが、このパターン練習では、注意事項が満載だったので、欲張らずに今日はこの練習だけをすり込むように実施しました。次第にラリーが続くようになってきたこともあって、空調の効いていた室内でも、かなり後半は体力的に辛そうでしたが、逆にこういう練習でラリーを続けることが出来れば、長い試合でもへたることのない体力をつけていくことが出来ます。最後は、3点でのフリー練習を短時間で実施しましたが、これはもう試合に近い形になります。ここでミスせずに押し切れる選手が試合でも勝っていくことが出来る選手になっていくのだと思います。
 今日だけで終わらせることなく、ノートにも書き留めて継続していこう

 午後は小平12小に場所を移し、Aの練習でした。「けんた」と「そうま」は上級学校訪問でのhittingpartnerとの実践練習に出かけましたが、もう一人のABC東京都代表である「ふうか」を初めとするAの選手が集いました。午前中の練習と同様に、全員に昨日の試合についての感想や今後の抱負を語って貰いました。今日は、supportしてくれたベンチコーチのスタッフや応援や審判で力を尽くしてくれた保護者の方にも語ってもらい、動画も残しましたが、それぞれ素晴らしいことを語ってくれたと思います。特に、保護者の方々に話して貰う機会はなかなかないので、その思いの深さや保護者ならではの視点も感じられて、監督にとっても新鮮でした。
 練習の方は、米倉コーチにも途中から来ていただけたので、シングルスの練習組はコートを指定してノック練習に取り組みました。
 監督はダブルス陣を担当しましたが、昨日の試合内容に基づいて、課題と思われる内容をノックに落とし込んで練習に取り組みました。
 最後はゲーム練習に移行していきましたが、課題に対するイメージにはかなり個人差があるように感じています。
 これらを詳らかにして、今後の練習に取り組んで行きたいと思います


第41回クラブ対抗団体戦

2024年08月03日 23時32分27秒 | 試合結果

 渡辺勇大先輩が銅メダルを獲得した翌日の今日、表記の大会が大森スポーツセンターで行われました。
 小平ジュニアとしては、若葉予選で男女ともに全勝することは出来なかったので、今回の試合で男女とも代表チームが優勝してリベンジを果たすのが大目標でした。そして、交流戦でも男女ともに優勝を飾れるよう完全制覇を目指して挑んだ大会でした。

 結果は男女代表・男女交流の4カテゴリー中、3カテゴリーで優勝 そして1カテゴリーで準優勝 という結果でした。
 準優勝となった交流女子も、あと一歩というところだったので、悔いが残らないと言えば嘘になりますが、小平ジュニアから出場した全ての選手が全力を尽くして思います

 男子代表は若葉で銅メダルを獲得した渋谷ジュニアとの決勝戦。齋藤・野村組と対戦した「こうだい・たける」のダブルスを接戦の末に落としてしまったものの、「けんた」と「そうま」が快勝して優勝 特に「そうま」は相手のエース石井選手と互いにハイレベルのラリーを繰り広げて、最後に押し切って勝利し、ABC大会にも弾みを付けました。出来ることなら、相手を苦しめた「こうだい・たける」にポイントを何とかあげてもらいたかったのですが、少し手が届きませんでした。2面展開のこの試合は、トップシングルスの「けんた」は鬢櫛選手に快勝し、1対1の状況で「そうま」と石井選手の対戦が始まったのですが、相手のプレーも素晴らしく、流石の「そうま」も苦しめられました。それでも勝負所で相手の球を読んで返球、次第に相手の体力を削り、最後はストレートで勝利を飾ったのです。何とか若葉予選のリベンジを果たすことが出来ました

 女子代表はライバルチームのワイズワンとの決勝戦。3面展開の試合で進められたこの試合で、トップシングルスに立った「かすみ」は5年とはいえU13に入っている藤城選手と対戦。いつもなら終盤弱気になることが多かったのですが、今日は終始アグレッシブな試合展開でストレート勝ち。並行して行われていたsecondシングルスの「まなみ」は、相手エースの広瀬選手に善戦したものの惜しくも敗れ、勝敗は「ゆいは・あい」のダブルスに委ねられました。青梅戦で思わぬ苦杯を嘗めた二人でしたが、その後、しっかりと立ち直って、準決勝の渋谷戦では快勝、決勝での相手エースダブルスとの戦いも、終始攻撃的なドライブ戦に持ち込んでストレート勝ち。「かすみ」のシングルスとほぼ同時に終了し、2対1で勝利。若葉予選でのリベンジを果たすことが出来ました。特にエースの「かすみ」のシングルスは、今までと違い、大人しく試合をしてきた「かすみ」が声を出して自らを鼓舞したり、攻撃するための方法を常に模索したりと、監督が観た試合の中では最も攻撃的だったように思います。こちらも若葉予選のリベンジを果たせました

 女子交流の決勝戦は渋谷ジュニアとの戦い。「ふうか」が幸先良く勝利したものの「あいら・りんか」のダブルスと「さき」のシングルスがいずれも接戦の末に敗れ、残念ながら優勝することが出来ませんでした。ただ、他のメンバーも含め、それまでの戦いを見ても全力を尽くしてくれたと思います。緒戦にメンバーchangeで出場した「るりか」。今回は応援とサポートに徹してくれた「りえ」。彼女たちを含めた、ひとりひとりの今後の更なる成長に期待し、「ふうか」にはABC大会に向けて気持ちを切り替えて欲しいと思います。この交流の6人のメンバーの中から、来年度の若葉のメンバーが確実に複数人でるはずです。それぞれが自覚を持って今後の練習に取り組んで、本気になってステップアップを目指して欲しいと思います。

 男子交流は、シャトラーズ深川との戦い。それぞれが初めて経験する団体の決勝戦でしたが、それぞれがよく頑張りました。男子交流はそもそも4人しかエントリーしていませんでしたので、全員がコートに立ち勝利を目指すことになりました。シャトラーズ深川との決勝戦、トップシングルスに立った「しょうま」は一試合目の敗北を挽回すべくコートに立ちましたが、一球目の精度が上がらず、ミスが多くなってしまいストレート負け。この窮地を救ったのが「れい・しょう」のダブルスでした。この二人は技術的にはまだまだ出来ないことが沢山あるのですが、勢いだけは負けていませんでした。競って競ってギリギリのところで勝利をものにして、ラストシングルスの「まお」に繋いでくれました。いつもは弱気の虫が出てしまう「まお」が今日は違っていました。一試合目でも接戦を勝利して自信を付けたのか、相手のクリアーに多少押し込まれても、ラリーを引く粘り強さがありました。最後はストレートで勝利して優勝 よく頑張ってくれました

 さあ、今度は小平の代表としてだけではなく、東京都の代表としてコートに立つ、三人の小平戦士のABC大会を一週間後には迎えることとなります。最後の準備に余念のないようにしよう そして、他のメンバーは関東予選に向けての準備をスタートして更なる成長を目指していこう

 保護者の皆様、本日は終日サポートを頂きありがとうございました


オリンピック速報!!勇大先輩、東野選手と組んで、2大会連続銅メダル獲得!!

2024年08月02日 23時19分48秒 | 試合結果

先ほど、パリオリンピックのバドミントン混合ダブルスの3位決定戦が行われました。
小平ジュニアの卒業生でもある渡辺勇大選手は東野選手と組んで、この戦いに勝利して、東京オリンピックに続き、2大会連続で銅メダルを獲得しました

相手の韓国ペアも粘り強いプレーで応戦し、本当に見応えのあるラリーの連続でした。
secondゲームも簡単には取らせてもらえず、マッチポイントから一度は追いつかれて苦しい展開にもなりましたが、本当に二人で力を合わせて我慢を重ね、これを乗り越えて延長戦をものにしてストレート勝ち。
実に素晴らしい戦いでした

小平ジュニアのメンバーも、技術や体力のレベルは異なるにせよ、この「何としても負けるものか」という絶対に諦めない姿勢だけは、真似をしたいものです。「まねぶ」ということは「まなぶ」ということだからです。
若葉の予選では、男子は2位に入ることが出来ず、優勝した女子も全勝は出来ませんでした。
明日は、そのリベンジを目指すクラブ対抗戦です。
渡辺勇大先輩の姿を目に焼き付けることは出来ませんが、今頃は夢の中でその姿を見ている選手もいるかも知れません。
彼らにあやかって、男女ともに明日のクラブ対抗戦ではリベンジを果たし、男女代表・交流の合計4チームが全て優勝を遂げて欲しいと心から願って、オリンピックの決勝戦も見届けてから、監督も眠りにつきたいと思います。