一泊二日のトレーニングキャンプですから、本当にあっという間でした。
ただ、その内容はかなり濃密であったと自負しています。
今日は、スタートに近藤トレーナーをお招きして、アップからトレーニングまでを担当して頂きました。
その内容は、姿勢をメインにした動きだしの時の身体の使い方を身につけるエクササイズで、とても大切なことの連続だったように思います。「キャッチ」という耳慣れない言葉が出てきたり、それを実践するのが難しかったりした部分はありますが、スケートウォークなどの練習は家庭でも充分に出来ると思います。実際には、取り出して意識するから却って難しくなってしまう側面もあって、競技力の高い選手の中にはそれをオンコートで無意識に実践している者もあるのかも知れません。しかしながら、理解して実践するのと、感覚的に出来てしまっていることとの間には少しく差が存在するように思います。断定はできませんが、感覚にズレが生じて上手く出来なくなったときに、理論的な裏付けや理解が伴っていれば、解決策が見つけられるように思うのです。抽象的な表現になってしまいますが、そうした予想からも、今の段階から身体的な姿勢や動きと、言語化されたロジックとの接続は重要だと考えています。それは、たとえ相手が小学生であったとしても、です。勿論、使う言葉は選ばなければなりませんが、理解の上に繰り返しが加えられれば、刷り込みが早く行われると思います。実際、今日の近藤トレーナーのアプローチは、その後の様々な練習で活用しなければならないものでした。
さて、その後は素晴らしいゲストをお迎えすることが出来ました。
何と、東京オリンピックで「ゆうた先輩」と男子ダブルスでペアを組んでいた遠藤選手が来てくださったのです。しかも、今回の小平ジュニアのトレーニングキャンプでは、最終日の今日、終日、support頂くことができました
特にダブルス陣を指導する際に見せて頂いたレシーブは、あまりにも違いがありすぎて、ため息の出るような見事なレシーブでした。ただ、見とれてしまうような技術ではありましたが、具体的なポイントも幾つか教えて頂くことが出来ました
記憶の新しい内に、しっかりとそれを繰り返して、少しでも自分のものとしてもらいたいと思います。
勿論、シングルス陣もダブルス陣の後に指導して頂くことが出来ました。
合宿に参加した全員というわけにはいきませんでしたが、多くのメンバーがそのプレーを目の当たりにして、とても刺激を受けたことと思います。
そして、supportスタッフには、この特別ゲストに止まらず、同じオリンピック選手であった米倉コーチ、そして昨日に引き続いて、「増田先生」「ちから先生」、更には、本当に多くの保護者のsupportも受けながら、本当に充実した練習が出来たと思います。
午前中の後半には、監督も遠藤特別コーチの練習内容を引き継いで、最終的には3対2で守り切れるように対人練習に移行していきました。
まだまだイメージするプレーとは差がありますが、意識付け・動機付けは出来てきたと思います。Bクラスを除いて2日間休みが入りますが、自宅や体育館での自主練習などを通して、今回のエクササイズを必ず復習して欲しいと思います。
その後、昼休みを挟んで、午前中のエクササイズの成果を実践で発揮すべく、ゲーム練習に取り組みました。
「そうま」と「けんた」だけは、遠藤コーチにフルに相手をしていただきましたが、当然のこととは言え、それなりに全国でも結果を残してきた二人のプレーが、もう思わず笑ってしまうほど通用しませんでした。適当に点数は取らせてくれますが、肝心なところで普段は決め球として使っているようなショットが悉くいとも簡単にリターンされてしまいます。保護視野の方々…とりわけ母陣は、こども達以上に目がマークでした 親父ーズも食い入るように眺めている方ばかりでした。それ以外の選手も6年生を中心に、全国大会出場組や関東大会出場組は1ゲームずつ相手をして貰うことが出来たと思います。ゲームに入れなかった人も、練習を見て貰ったり、声を掛けて貰ったり、写真を撮って貰ったり、サインを書いて貰ったり…と、何らかの形でふれあうことが出来たのではないかと思います。本当に楽しい時間でした。
さて、ゲームの内容については、関東予選を考えると、まだまだやらなければならないこと、もっともっと厳しく取り組まねばならないこと、が次々と詳らかになりました。ひとりひとりに出来るだけサジェスチョンしたつもりですが、それを取り入れられるかどうかは最後は本人次第だと思います。帰京してからの練習での更なる飛躍を期待して、今日はペンを置きたいと思います。
合宿係を初めとするステークホルダーの皆様、お陰様で大きな事故もなく、熱中症になってしまう者もなく、無事に合宿を終えることが出来ました。改めて、感謝申し上げます
また、中学生や高校生、大学生にもhittingpartnerになって貰うことが出来て、練習の質を確保することが出来ました
これにも併せてお礼を言いたいと思います。ありがとうございました