kochikika ノート

旧「こちら某中堅企業企画室」。リーマン話、時事の話、パリーグ話など。ぼちぼちやってます。

ホリエモンのスマイルカーブの話

2005-04-08 22:24:04 | 産業紙から
ちょっと前(3月30日付)の日経産業新聞の終面コラム「眼光紙背」で、「ホリエモンのスマイルカーブ」と題し、団塊世代の堀江社長人気に触れていたのでご紹介。

執筆者はかつてある団体に出向しており、このコラムはその団体の同窓会出席者(みな50代後半で、同世代)に「堀江社長、日枝会長、どちらを支持するか」と取材した結果をもとに構成されていました。

その結果…「堀江支持80%、亀淵・日枝支持20%」でした。

その理由は3点。

1)日本が新しい経済システムを模索している中であって、若者を邪魔しちゃいかん
2)テレビは規制業種の代表であり、公共性云々などとは呆れる
3)年金支給が近づき金融資産の価値を認識、企業価値向上を第一に掲げる人に経営を託したい

2)はたぶんにエモーショナルで、3)は俺たちの老後の面倒を見てくれる人を支持するよと解釈でき、同窓会という場所からか、実にわかりやすい意見が出てると思います。

表題「スマイルカーブ」は、お分かりのとおり、堀江社長の支持者が20代と50代に多く、縦軸に支持率、横軸に世代をとってグラフにすると、笑った口元に見えることを指しています。

プロレスでも最も盛り上がるのが世代抗争なので、ここで世代論を出すのはやめときますが、この件と関連して、もやもやしていることをぶちまけときます。
もしかしたら間接的に団塊世代の批判になるかもしれませんが。

バブルがはじけて以来、世間ではその反省としてこの10年、やれ米百俵だ、リストラクチャリングだ、本業回帰だ、身の丈経営だ、借金はいけねえ、設備投資は営業キャッシュフローの範囲内だ、となったわけです。

一時期はほんとにこれ一色だったわけですが、これらを唱えていた人たちは堀江社長のことをどう評価してるのかなと。

「本当は俺たちもこういう風にやりたかったんだ。俺たちに出来ないことを平然とやってのける!そこにシビれる!あこがれるゥ!」

ってことですか。

私は清貧思想だけじゃ景気は悪くなる一方だし、資本取引の活発化は国も望んでることですし(外資のアレは延びましたが)、前も書きましたが、リスクテイクする人がそれなりのリターンを得る世の中であるべきと思っております。手法としての敵対的買収には反対ですが。

清貧論者の堀江社長評、どっかに出てないですかねえ。逆長谷川慶太郎がどっかにいるはずだ。

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1 コメント

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トラバありがとうございます (マキト)
2005-04-09 01:39:11
いえいえ、トラバ多い方が景気いいですから(^^)



確かに、gooは深夜エラーになることが多いですね。なんとかしてもらいたいところです。
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