kochikika ノート

旧「こちら某中堅企業企画室」。リーマン話、時事の話、パリーグ話など。ぼちぼちやってます。

産業紙が伝えるゆかりタンと夫婦別姓の話

2006-12-01 22:52:53 | 産業紙から

復党問題、国会欠席問題、相次ぐ焚きつけ報道と渦中のど真ん中にいる感のある我らがゆかり議員ですが、今回の「わたしの視点」では、「子供の福祉、原点は家族」と題して、昨今の子供を巡る事件を引き合いに出し、「子供の福祉」がないがしろにされている現状を嘆いておられます。(11月30日付フジサンケイビジネスアイ)

そしてゆかり議員は、「子供の福祉」を考える場合、「夫婦別姓問題」は避けては通れない話題だとしております。
よき保守主義を理想に掲げるゆかり議員、夫婦別姓問題には反対の立場であります。

当方も毎日中吊り広告を眺めるリーマンですから、なぜこの話題を取り上げるのか、という点にどうしても関心が行ってしまいます。
そう。野田聖子議員は、夫婦別姓推進論者(条件付)なんですね。

このタイミングでこの寄稿記事となると、いかに小泉さんの鶴の一声があったとはいえ、二人の歩みよりは当分無さそうな感がありますね。
何か人事やカネにまつわる選択をしなければならないとき、情を持ち出すと、あとでつじつまが合わなくなって、禍根を残すってのはやはりありますやね。

このあたり、日本独自の「水に流す」文化を尊重するのか、その選択のときに原理原則合理性を旨とし、その後もそれを貫くのか、今回の復党問題での世論の行方というのは、日本人の心のありようを伺える話題でもありますね。
当方は、あまり関心がないのでどっちでも良いのですが。。

で、本題の「子供の福祉」と「夫婦別姓問題」の関わりについて。
一人身の当方がどうのこうの言うのは(毎度のことながら)説得性にかけるのですが、聖子議員は別姓でハッピーな両親の姿を見て育った子供はハッピーになるだろうとしており、ゆかり議員は親の都合を子供に押し付けるものであるとしています。

そんな中、ゆかり議員が言うように、また当方の周囲でも良く見かけるように、仕事場で旧姓を使っている既婚者は結構いたりします。
また親がハッピーであるからといって子供がハッピーになるとは限らず、その一方で、親の都合を子供に押し付けていることは、言葉の使い方はきついけれども、それはそれで事実であろうと。

そんなこんなで、当方としてはゆかり議員に賛成ということでしょうかね。この件に関しては。

毎回お世話になってますからもひとつ褒め言葉を加えるなら、現状のままでは感情論が先走った「女の戦い」という風に捉えられがちになってしまいますんで、このように論点を明らかにしていくことは大事だと思います。
次回も先方さんと論戦の種になるような話題をお願いいたします。


さてさて。
表題とは違う話ですが、本日の日経新聞の一面(←たぶんすぐリンク切れ)「米、過剰規制を見直し・企業改革法緩和へ」のニュース。

見てみい、当然の流れじゃ。
グローバル・スタンダードとやらにならって、きちんと日本でも対処するように。



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