こっちゃんポイント ★★★★★
鑑賞環境 試写会 上映時間 110分 製作国 タイ 公開情報 劇場公開 (クロックワークス=
ギャガ・コミュニケーションズ)初公開年月 2006/04/22 ジャンル アクション/格闘技
何百年も王を守り、王に献上するための象を育ててきた兵士、チャトゥラバート。その末裔であるカーム(トニー・ジャー)は、父親と、象のポーヤイとともに成長した。ポーヤイを王に献上する審査会の日、ポーヤイは小象のコーンとともに、動物密輸組織に奪われてしまう。2頭を連れ去ったのが、ベトナム人のジョニーだと知ったカームは、単身オーストラリアへ乗り込んだ。しかし、シドニーに降り立ったカームを待っていたのは、警察の追跡だった…!
(goo映画より抜粋)
もしかして、涙腺の弱い人なら最初の10分で泣けるかもよ?
こっちゃんは、初めてタイ映画でウルッときました。
だってね。親象が良いッ!子象が良いッ!トニー・ジャーも良いッ!
三拍子揃っとるんやもん。(>∀<)
あのお。コレ意外と知られていませんが、近頃では”タイ人が全て織田裕二に見える症候群”という難病が存在するらしいですよ。恐らくこっちゃんが、日本ではその発症患者第一号であると思われます。もちろんこの病気は、現在の医学では完治するコトが難しいどころか、それを「病気」として認定されるケースすら極 稀(まれ)だと聞きます。おお、クワバラ、クワバラ....。
へ?アンタの脳みそが病んでるだけろって?・・・へ?( ̄∀ ̄*)バレタ?
なんたってこの映画、「トム・病む・君」ですからね。ヘイヘイ。お後がヨロシーようで。m(_ _"m)
さて、トニー・ジャーと言えば、前作「マッハ!」であの『CGなし。ワイヤーアクションなし。吹替スタントなし。限界なし。職なし。金なし。彼女なし。失うものなし・・・』
あれっ?後半チョット違いますか?(笑)まぁとにかくそんなコトを公言し、それをやってのけたことで世界をアッ!と言わせたあのタイのアクション俳優。まるで”ムエタイの塊(かたまり)”のようなそんな彼がまたまたやってくれました!
ハッキリ申し上げてスゴすぎます!
この映画「トム・ヤム・クン!」でも目の覚めるようなムエタイ技を、その”生身”の身体を前作以上に酷使し、数々の名場面を作り出してくれましたっ!
しかもこの映画「トム・ヤム・クン!」は、同じトニー・ジャーの主演作「マッハ!」と比べても、ドラマ性が非常に濃くなっている印象を受けました。
これは面白い!何と今回は「騙し取られたオラの象を奪い返せ!」というお話です。
そんでもって追いかけていった先がなんとオーストラリアはシドニーですよ!
わお。”いんたーなしょなる”な映画でわないですか!(´ω`*)ノシ
舞台をタイから移してのアクションは、大いに見せ場を作ってくれます。全体を通して観ても、この映画に”手抜き”と呼べるよなアクションはほとんど見当たりません。
とにかく飛ぶわ、跳ねるわ、殴るわ、蹴るわで相変わらず大忙しモード。
「立ってるだけのトニーなんてトニーぢゃないッ!」と言わんばかりの暴れっぷりですからね。
特に、中盤で早くも悪の料理店「トム・ヤム・クン」にたった一人で殴り込みをかける場面に至るのですが、倒しても倒しても次々と現れる悪男を片っ端からなぎ倒し、一階、また一階と上へ上がって行く様は、思わずコチラまで奮い立ってしまいます!
あんなシーンをたった1台のカメラ長回しで一気に撮ってしまうなんて、全く信じられません!
ハリウッドが逆立ちしても出来ない芸当でしょうね。
もちろんクライマックスにかけて、更にスゴイシーンが連発なのは言うまでもありません!
もはや”当たり前”となった「特撮なし」がハッキリと分かるそのアクション・シーンには、思わず前のめりになって観てしまいます。
今回のオーストラリア撮影が可能になった背景には、「マッハ!」の大成功があるようですね。
どうやら前作で稼いだお金をこの「トム・ヤム・クン!」にどっかーん!と注ぎ込んだらしいです(笑)
こんな景色↑をバックにトニ・ジャーがハイ・ジャンプしたりしてますよ。
トニー・ジャーはこの「トム・ヤム・クン!」のために、「マッハ!」の撮影後、約2年間のトレーニングを積み上げてきたといいます。「マッハ!」を超えようとする意気込みが伝わってきますね~。
何しろ彼は、その「マッハ!」でも撮影前の4年間は映画のためにムエタイ・トレーニングに励んだというくらいの人ですから。今回もその”本物”の迫力はシッカと実感出来ました!
今回、こっちゃん的に押したいところは、親子象とトニー・ジャー演じるカームとの「愛」のドラマ部分。この映画「トム・ヤム・クン!」は父親象ポーヤイとカームの触れ合いのシーンから始まるんですけど、コレがとっても優しいシーンで心を鷲づかみされちゃうんです。こっちゃん、動物モノに最近特に弱くなってます。
母親のいないカームにとって、雄象のポーヤイはもう一人の父親みたいなもの。
そんな”彼”の愛に見守られて人間の子供カームはスクスクと成長して行くのでした。
やがてポーヤイに”奥さん”が出来て子供が生まれる...。しかし心無き悪の密猟者の手によって母象は命を落とし、父象ポーヤイと子象コーンだけが残されてしまいます....。
この時カームの中では、残された親子象の姿と、父と二人暮しの”自分自身”の姿とが重なって見えたのかもしれませんね。そんなカームと父象ポーヤイの愛情はラストにもシッカリと描かれます。
ビルの屋上から転落したカームが”落ちた場所”そこは・・・・。
あれは名場面ですね。泣きそうになりました。
そう言えば邦題で「マッハ!」の名を継いだ「七人のマッハ!!!!!!!」には、トニー・ジャーが出ませんでした。しかしこの作品を観てやはり「タイ・アクションはトニー・ジャーに限る!」とつくづく実感しましたね。彼のオーラは底なしですよ!ちなみにこの監督は「マッハ!」「七人のマッハ!!!!!!!」も手がけたプラッチャヤー・ピンゲーオ(”七人の~”は製作のみ担当)です。
そうそう。「七人のマッハ!!!!!!!」の話をチョットだけしますけど、アレは「ムエタイ」「テコンドー」「体操」「サッカー」「ラグビー」「セパタクロー」「器械体操」という七種類の”技”(と呼べないモノもありますが)を武器に、アスリート達が麻薬ゲリラに立ち向かうという無謀な映画でした。ところがその”無謀さ”は良いとして、どーもイマイチ好きになれなかったトコがあります。
それは『ただ深刻で残酷で乱暴な描写に走ってしまった』という点。必然的に火薬の量が増えます。これが何とも”タイらしくない”っていうか、「別にタイ映画にソレは求めてません」という感じで、どーもイマイチ乗り切れ無い部分もありまして。
そんなことがこの映画「トム・ヤム・クン!」にはありませんでしたねー。
もちろん舞台がタイ本土であろうが、オーストラリアであろうが、この映画はドコまでも”タイ風”であり”トニー・ジャー流”です。そのあたりの雰囲気がお嫌いでなければ、まずはどっぷりとこのムエタイ・アクションにハマれるでしょう。
”逆関節技に至るまでCGなし!”....まったくスゴイ根性です。
タイ人恐るべし。同じ人間とは到底思えませんねぇ。
この映画を観終わって席を立とうとしたら、気のせいが自分の骨が「グキッ!」と言ったような言わないような...。( ̄∀ ̄*) ウッ!
でも、なんだか格闘アクションが好きになってきました。(笑)
痛くないのかな~って思いながら観てました♪
しかし ワイヤーレスのアクションは何時見ても凄すぎます~
ゾウさんの為なら 命も賭けます ハイ えらいえらい
それ ジャー・ニー バイバイ
象の恨みは怖いです。
ほんとスゴイアクションでしたね~。
刺されてからも強いですからね(笑)
これ面白そうだよねぇ~。
じつは自分、あのワイヤーアクションが苦手なのさ。
これは生身のアクションでしょ~。
う~~ん、泣かせも入って、何か良さそうな映画だ。
観に行ってもいいですか?
しっかり、脳裏に焼き付いちゃいました。
が、劇場ではムリかも?なので、待ちます。
人にはどんどん勧めちゃうんだけどね~。
これ、予告編みた時はバカバカしい映画かと思ったのですが、
感動巨編なんですね。
アクションあり涙ありときたら見たいなぁww
あの・蛇女?(男)絶対噛んでやる。
観てないんじゃ~♪
織田裕二さんも腰痛さえばければ
トム・病む・君に出てたのかしらん(´▽`*)アハハ
こっちゃんのおすすめということで、観に行こうかな。近所でやってるし。
「星になった少年」のぞうも泣けたけど、このぞうもいいかも。
ふふ。スッカリ最近改名しましたな。
っていうか、自分で言ってんじゃん!
「泣かせ」って言っても、
そんなワザとらしい感じじゃないんですよ~。
あくまでアクション映画でした。
でも、象さんとの愛情がキーになってるので
動物モノに弱いこっちゃんはアウトでした
観ていいよ、これ。
ワイヤーホントにないよ。
▼かぼちゃさんへ
うん。なかなかでしたよ。
でも、タイ映画ですからね。
この雰囲気がキライだったらダメかもしれませんね~。
興味があればまず「マッハ!」を観てみて下さい。
生身のアクションはスゴイですよ~~~
▼Anvilさんへ
「感動巨編」と言っちゃうと語弊があるでしょうけど
動物絡みでなかなかジ~ンときたり
ウルウルきたりしてしまいました
ムエタイはお好きですか?
▼くまたんへ
くまたんも熱くなっちゃったね。
あんな風に象さんをイジメルやつは許せないよね。
ウサギだったらもっと許せないね。
前歯でカジってあげてネ!
▼miyuさんへ
あら~ん。
どちらも観て無いんですね~。
ぜひ「マッハ!」の方を観てみて下さい。
生身であんなアクションが出来るってのはスゴイですよ、ホント。
ビックラこきます
織田クン、忙しいからね・・・ってそういう問題じゃないらしいよ
▼km_achinさんへ
いや。。。。
これは動物モノに弱いひとの話ですね。
こっちゃんは感極まってしまいました
でも導入部分でこんな風に入り込めたので
悪役にはコンチクショー!って燃えたし、
やっつけたらスカッ!としました。
このCGなしアクションは信じられないほどスゴイよ。
それを観るだけでOKの映画ですね~