ＮＡＮＡ (2005)

こっちゃんポイント　★★★★ 鑑賞環境  こっちゃんシアター  上映時間 114分 製作国 日本 公開情報 劇場公開 (東宝) 初公開年月 2005/09/03 ジャンル ドラマ／青春／音楽 amazonでCHECK！　NTT-X storeでCHECK！

恋人のそばにいるために上京してきた、ごく平凡な少女・小松奈々。ロックバンドのボーカリストとして活動し、歌での成功を夢見て東京に進出してきた大崎ナナ。新幹線でたまたま隣同士に座った2人の"ナナ"は、引越し先でまたもや鉢合わせになり、趣味も性格も正反対ながら、ルームメイトとして一緒に暮らすようになった。やがてナナは新しいメンバーを加え、昔の仲間とバンド活動を再開。一方、とある人気バンドのライブチケットを手に入れた奈々は…。

（NTT-X store商品解説より抜粋）

ねえナナ。こっちゃんのことも憶えてる？　というわけでこの映画を。

この映画で、何度も繰り返しそこだけ観てしまうほど大好きなシーンがあります。
－それは、レン（松田龍平）が東京へ旅立つ日のあの場面－

トラネスのライヴで”ENDLESS STORY”が流れる中、
回想で語られるあの日のシーンは何度観ても切なく、
涙がじわわわぁぁぁんとこみ上げてきます。

冗談まじりのメンバーとの最後の会話。
やがて、たった一両のローカル列車が到着し、泣くでもなくただ抱き合うナナとレン。
そしてキス。

発車のベルが鳴る。
思わずその手を振り切るように、
別れのステージとなった列車から飛び降り泣き崩れるナナ。

そしてレンも背中を向け涙を流す・・・。

ううっ。なんて演出上手なの。(つд⊂)

「ねぇナナ。アタシたちの出会いを憶えてる？」
度々、ナレーションのように差し込まれるハチのこのフレーズが
女の子ならずとも、なかなかキュンと切ない気分にさせてくれます。

超人気女性コミックの映画化ですが、これはそのエピソードのほんの一部。
しかし、とてもまとまり良くエピソードを切り取ってくれた印象を受けます。

でも、全力でカッコつけてるタマテツ（玉山鉄ニ）は、個人的にはイエローカード。
そこで吹きだしてしまいます。

「あんた、タマテツなんだから！」

どうやら「逆境ナイン」の彼のイメージが、身体の奥底に根付いてしまったようですね。

 

【作品】ＮＡＮＡ