
こっちゃんポイント ★★★★
鑑賞環境 試写会 上映時間 132分 製作国 イギリス/ドイツ 公開情報 劇場公開 (ワーナー) 初公開年月 2006/04/22 ジャンル アクション/サスペンス 映倫 PG-12
アメリカ合衆国さえ植民地と化した第三次大戦後の世界。そこに描き出されるのは、容赦なきもうひとつの未来。移住者、異教徒、同性愛者、活動家、不治の病人などあらゆる異端者が排除され、外出禁止令、検問、そして監視カメラが守りを固めるファシズム国家となったイギリスに出現した仮面の男、コードネーム「V」。(ヒューゴ・ウィーヴィング)
チャイコフスキーをBGMにした中央刑事裁判所(オールド・ベイリー)のド派手な爆破、TV局の不法占拠、電波の乗っ取り、政府要人の暗殺、主教の断罪…。古色漂う優雅さとスタイリッシュな未来空間、知的遊戯をふんだんにちりばめながら、謎の男「V」が、国家を巨大な見世物の場へと変えていく。この男の正体は?そして、その目的は?
(goo映画より抜粋)
いひひ。仮面もらっちゃいました。
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「Vフォー・ヴェンデッタ」だけに、v(。・ω・。)ぶィっ♪ なんちゃって。さてさて、今日からコレで夜の街に繰り出すか?(やめとけ。やめとけ。)
あのね。結論から言ってしまえば、こっちゃんはこの映画が気に入りました!
面白いじゃあないですかっ!
映画の観方は様々ですが、モデルとなった政治的な背景やその他の細部に求める要素的に違和感を感じない人であればソコソコ楽しめるお話かと思います。ダメな人はダメでしょうね、これ。つまんないかもしれません。
実はこれ、アラン・ムーアとデヴィッド・ロイドによって80年代に発表されたコミックがモトになっているお話。それをモトにウォシャウスキー兄弟が脚本を起こしたというわけです。舞台は近未来のイギリスです。
なんとその世界では、第三次大戦の後 アメリカが植民地化され、イギリスが独裁国家になってしまっているという設定。びっくり、クリクリですね。その頃のイギリスでは、善悪の判断をすべて”政府”が下し、人々は与えられた平和だけを貪る生活を続けているのでした。
そこへ現れた正義の味方・・・・というか”世直し奉行”みたいなオッチャンがこの”V”なのですわ。
ノッケからじゃじゃ~ん!と登場です。
とは言え、このお方 ”正義”を高らかに叫びつつも、自分の恨みはキッチリ晴らすタイプのお方でして。そんなところに「人間離れしていない」キャラ性を感じたりもします。
しかしながら彼の”真の姿”は、仮面とマントにすべて覆い隠され、本当の姿を知るものはごく一部。
そう言えば、「仮面の下に隠れているのは”正義”だ!」そう彼は言っていましたね。
確かにそれはそうかもしれませんが、こっちゃん的にはチョット違うな・・・と。
本当は、コイツ↓が隠れていると思う。
あ、コレはあくまでこっちゃんの予想です。
そんなおバカはともかく、この映画の作りは中々エキサイティングであり、かつドラマチックな展開で観る者を楽しませてくれます。
まるでクライマックスまで、”美味しいトコロ”を出し惜しみするかのようにジワジワと盛り上げ、圧倒的な美しさと派手さを見せ付ける豪華なフィナーレへと導いてくれました。
実はまたチョット鳥肌でした。
特に気に入ったのはこのドミノ倒しのシーン。
200時間もかけて並べられた2万2000個のドミノが一斉にザザザッと倒れていくシーンは圧巻です。いや、これだけならドコかのTV番組で観た憶えが「無きにしもあらず」ってトコなんですけど、このイメージっていうか発想ですよ 好きなのは!
”V”がカンペキに計算しつくしたこの”計画”をまるで別な角度から表現するかのようなこの「ドミノ倒し」。やがてそのドミノが倒れる映像と、議事堂にグングン迫り来る群集のイメージとが重なるワケです。おおっ!見事ッ!
政府からテロリスト呼ばわりされる怪人 ”V”の仕掛ける作戦は、大胆で、斬新。そして芸術的でもあります。
歴史的建造物の大爆破も、まるで花火大会のよう。チャイコフスキーの盛大なBGMをバックに美しく夜空を彩ります。ラストの国会議事堂の大爆破なんてもう圧巻ですよ!口がぽか~んと開いちゃいましたね。
この映画は「マトリックス」のウォシャウスキー兄弟が製作・脚本を担当していますが、監督ではありません。しかもその世界観は「マトリックス」とはまるで違うので、ソコを期待してしまうと完全に肩透かしを食らってしまうでしょうね。
でもこの映画「Vフォー・ヴェンデッタ」にはウォシャウスキー兄弟なりの”美学”がキッチリ詰まっているように感じました。監督のジェームズ・マクティーグも、その辺をくみ取りながら作ったのかもしれません。
”V”の振りかざす短剣は、まるで空気を斬るかのような”ライン”を描き、優雅に空中で踊ります。そして切られた人間の血吹雪までもが”芸術”であるかのように飛び散るんです。
ドコまでも完璧にそして冷静に、更に美しく鮮やかに計画をこなす”V”。
もしかしてそんな彼のイメージを映像にした結果、自然とココに行き着いたのかもしれません。
こっちゃんは残酷なはずのそんなシーンを、半ばウットリするような眼差しで観ていました。ちょっとアブナイ感覚ですね。後で気が付きましたけど。
あと、この映画のナタリー・ポートマンですが、なんと!地毛をこの映画のために捧げています。本当に映画の中でカットされているのでコレには驚きました。
「髪はオンナの命」。アジアンビューティーじゃなくたって きっとそう言います。その「命」を断ち切ってまで撮影に臨むとは・・・・ムムムッ!恐れ入りました!
せっかくここまでヤッタのですから、夏の甲子園ではぜひ活躍して欲しいですね!
え?ホント?モッタイナイ。
(”坊主=甲子園”という安易な発想はやめましょう!)
そんなワケで、ここまで読んだ皆様は、「結局こっちゃんの感想を読んでも、どんな映画か解らないぞ!」と気が付いたコトと思います。
いや、むしろ「いったい何が言いたいのだ?」、と。
あっはっは。そのとーり!実はそこが狙いです。 <(`^´)>エッヘン(こら、威張るな!)
ナンダカンダ言ったところで、この作品はきっと多くの人に観られるのでしょうし、そのうち そこかしこで「マトモ」なレビューを読むことが出来る日も近いでしょうからね。わざわざ同じコトを言うのもどうかと思うわけです。(って本当はマトモな感想がもはや書けない体になっているだけ)
まぁ せっかくココまで読んで頂いて大変恐縮なのですが、とっととこの感想文を読むのを止めて、公式HPでもご覧頂く方がよっぽどマシかと思います。こちらはかなりマトモですからね。(当たり前です)
ただ、「こっちゃん的には十分満足できる映画でした。」と、それだけこの場で言っておきましょ。
ガッハッハ!サラバじゃ!
ってまだ帰らないんですけど。(笑)
ところでね。
一年後に”V”と再会したナタリー・ポートマンのことなんですけどね。
驚くことにヘアースタイルは「あのまんま」でしたよね。
「何故?ホワ~ぃ(Why)?」と 思う方も多いでしょう。ごもっともな疑問です。1年も経てば普通 髪は伸びますからね。そんな皆様にウォシャウスキー兄弟に代わりましてこっちゃんがお答え致したいと思います。
それはね・・・カノジョ、あの頭が気に入ったんです!
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ホラね。どーです?スッキリしました? (*o☆)\バキッ!て、するかっ!
スミマセン。本当の理由知ってるひと、教えてちょんまげ。
そうそう。”V”サマ御愛用のあのお面。
時にコミカルにも見え、時に不気味に見え、しかし最後には悲しい表情にも見えました。
同じお面なのに不思議ですね。
ホント、地下鉄の「お別れ」シーンでは哀しそうなお面の表情に釣られ、不覚にも泣きそうになりましたよ。
あと、「正義は銃弾では殺せない!」(でしたっけ?)
このセリフ、マジで体の奥からシビレます。
”V”サマの素顔が最後まで分からなかったのも良かったですね。
ま、度々言わせてもらえば、知ってるんですけどね。こっちゃんは。(笑)
《2006.08.16記事一部改訂》
こっちゃんらしいレビューを楽しませてもらいましたー
仮面は全国で配ったのね
フレンチトーストを作ってくれるような、Vが気にいりました
昨日東京のプレミア試写会を友達に誘われていたのですが、どうしても仕事がはずせず泣く泣く諦めました。
で、今朝のTV観たら皆がお面をもらってつけてるじゃありませんか!
あ~残念!もらいそこなった・・
って、お面の映画ではなかったわね。
何だかよくわからないけど、こっちゃん的には【十分満足できる映画】だったんですね!
公開されたら観てきま~す
楽しみ~
おいらは期待しすぎちゃったんですよね~。
政治的なものをもっと期待していた部分もあるしね。
あの「人民が政府を恐れるのではない、政府が人民を恐れるのだ!」って、予告に過剰な期待しちゃったのよね。
うっふ~ん(o^-^o) ウフッ
いや~ん、もうかんべんデッタ!
あっ、こんばんは、Vフォーかずデッタ隊長です。
あれあれ~、面白そうやん、やっぱ。
アブない感じが気に入っちゃったんだね、こちゃさんは。
まぁ公開されたら観に行くとするかぁ。
毎晩、お面つけて遊んでるのかい?
記事書いたこと思い出しました。
私も見ましたよ
すごくツボにはまりました。
そうそう、あの「正義は銃弾では殺せない~」にボロ泣き
それにナタリー、もうイヴィになりきり。
坊主頭気に入って、自分で剃ってたのかしら??頭の形が綺麗ですよね
そうそう!あの仮面!
たくさんの群衆が仮面つけて集まっていても
人それぞれ違うようにも見えたし、
Vもその時によって表情が違うようにすら
見えたよねぇ~。
やたらとかっこよさげじゃないですか!
仮面欲しいなぁ~。
はあ~い!
ココ田舎の札幌でも”仮面”の配布がありました。
これで小泉政権もイッカンの終わりですね。
ってワケわからん(笑)
そういう意味で配布されたのと違いますよね。
ちゃんと知ってます。ええ。
フレンチトーストは手袋が必需品なのだと教えてくれる映画ですね♪
素晴らしい
コメント&トラバありがとうです!
▼choroさんへ
ええっ!
試写会行かなかったのですかっ!
ソリは残念。。。
お面もらえたんですよ~♪
こんな試写会らしい試写会は初めてですね。
すっかり気分はVサマですよ。
・・・あ。お面の映画じゃなかった
公開されたら観てね~
▼mさんへ
映画の描き方ですね~
確かにもっと深く掘ろうと思えば掘れた話だと思います。
ただ時間の制約が厳しかったとは思いますけど。。。
ま、そこはウォシャウスキー。
結局”映像イメージ”の世界に走りたかったのかもしれません。
逆にそんなトコがこっちゃんのツボにきました!
映画は観るまで分かりませんね~
▼かるろぐ・ヴェンデッタさんへ
アンタ何言ってるんデッタ?
そんなにアホなことばっかりやらんどいデッタ。
もうその辺で良い加減にしといデッタ。
コレ、どーでしょうね~
かずさんは守備範囲広いし、心が大きいので
たぶんOKだと思いますネン。
良し悪しよりも、「好き嫌い」で選んで良いような映画だったように思います。
観たら感想書いデッタね。
お面は・・・夜な夜なつけて出歩くようにします
▼はんなさんへ
そうですね~
舞台はイギリスですからね~
なかなか微妙な未来像でしたよ。
っていうか、退化してんじゃないの?っていう雰囲気でしたが・・・
撮影現場観たの?はんなさん?
▼charlotteさんへ
おおっと!ツボにきましたか!
それは良かったですね~
こっちゃんもね、コレ好きになりましたよ!
あの”V”サマが最後の方はカッコよくて悲しくて・・・ねぇ
そうそう。正義は銃弾では殺せないんですよ。
そうらしいです。
ナタリーはマルコメXな頭になってカラの方が
美しく見えるような錯覚に陥りました
見事な頭のカタチですね
▼miyuフォー・ヴェンデッタさんへ
おっほっほ。
miyuさんもUPしたんですね~
後ほどお伺い致します~♫
表情の変わらない顔なのに
色んな風に見えるのはホント不思議ですね。
仮面は観る側の心を映し出すのかもしれませんね。
こっちゃんなんて、あの仮面、時々赤塚ふじおに見えるコトまでありました。
恥ずかしくて記事にしなかったけど
あ、言っちゃった。
「オマケ」や「特典」に弱いkinoさんなら
これイチコロでしょうね。
一般公開も初日くらいお面配ったら良いのにね。
もしかしたら、そんなのあるかもよ?
劇場に聞いてみたら?
ただし、このキャラ。
カッコ良く見えるかどうかは、その人次第の微妙さが漂います。
なんせこの顔ですので。
ウィル・フェレル好きなkinoさんならOKだと思うけど。
(どーゆー意味じゃ!