中央のメーター KS7646 と読めます。目盛りはper centで0~150(%)で100(%)が赤字です。
針の形状からWESTON製ではないかと思う(実はそれ以外知らない)。2段目の310Aと300Aのカソード電流を切り替えて表示します。100(%)ならOKでここから外れてたら期限内でも交換という意味だったのでしょう。
Marantzのように固定バイアスではないのでメーター見ながら電流を設定できるわけではありません。
これはレプリカシャーシを供給している台湾製のメーター
KS7646はシャーシ外側からはめ込んで固定されますがレプリカメーターは内側から両面テープとソケットの固定ネジを延長したスペシャル金具で固定されます。親切にも3箇所に両面テープが貼ってあります。ホントによく行き届いていて感心する。
それ以外にオリジナルと異なっていて気になるところは
文字盤がレプリカは青っぽい(写真では)
目盛りの形状と位置(オリジナルは上方にある)
針の形状(オリジナルは悪魔の尻尾)
100の表示が赤ではない
文字のロゴ
さてどうするかな。。
WE300Aのカソード電流は80mA、0.64Ωなので0.08X0.64=0.0512V
WE310Aのカソード電流は回路図に記入してある数値から2.4mA、23.1Ωなので0.0024X23.1=0.05544V
なのでKS7646は0.051~0.055Vで100を指していたと思われます。
レプリカメーターを信用しないわけではないのですが一応チェックしてみます。まず0.05Vをどうやって作るか?
電源はアナログテスターでDCRレンジにします。適当な可変抵抗器を介してデジタルテスターとメーターをパラに接続してみました。結果は目盛り100に可変抵抗器を合わせると0.059VだったのでほぼOKのようです。
手描きでスケールを描いてみた。やっぱりこっちの方が雰囲気はあるような気がします。
適当なソフトが無いのでかなりテキトウに作ってしまった。試作品。
完成しました。目盛りが少ないのは目を瞑ります。
目盛り100の電圧を測定すると0.051Vと0.055Vでした。この値を設定値とします。
メーターの固定方法が巧みです。
それっぽくなってきました。
両CH配線しました。
しかし電流表示は回路図の抵抗値では低い位置にあります。やはり回路に電流計が入るとメーターの抵抗値が低いので分流されて予定の表示にはなりませんでした。正常動作を確認して後はカットアンドトライになりそうです。
パイロットランプの無いアンプですがこの電流計の表示はとても有効だと思います。WE300Bの暴走の監視ももちろんですが2段目のWE310Aのカソード電流の監視は。。実は次第に針が振れてきましてしばらく観察すると音も歪んできました。電圧を測るとプレート電圧が極端に低い値に。グリッドの接触不良で0バイアスになったと思われます。このキャップは金具が貧弱であまり品質が良ろしくない。
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