Decca Decolaがお嫁入り

やっとこさ入手したDecca Decolaの整備記録

Western Electric WE91A レプリカ(9)

2015-01-19 15:51:16 | Western Electric
 終段まわりのみ配線して通電しました。

AC100Vではヒーター電圧が若干不足します。電源トランスの450V端子を選択しフィールドコイルの代わりに繋いだ可変抵抗器でB電源電圧を440Vにセットします。
WE300Bのカソード抵抗は880Ωで80mAだと両端の電圧は70Vです。実測68Vでしたので正常動作しているようです。
この時点での可変抵抗値は225Ωでした。

ついでに前段も配線しました。実際にやってみていろいろと問題が、、
 複合コンデンサーが揃わないためパスコン3本は露出している。
 ソケットのピンの向きが異なる
 中央の複合コンデンサーのコピーを妥協したためパーツの配置が変わった
などの理由で少々異なった配置となってしまいました。
おそるおそる通電して電圧を測定するも配線図に記入してある数値と結構異なります。カップリングコンデンサーで各段切り離されたオペレーションかと思いきや、、です。
すべての真空管を挿入すると一転、近似値となりました。さてこの状態でスピーカーを繋いでみると、、激しいノイズです。ジャンクのスピーカーユニットが断線しました。
NFBは未配線。ハイゲインアンプだということをひしひしと感じます。

NFBを配線してフィールドコイルの代わりに25Hのチョーク(DCRは205Ω)と可変抵抗633Ω、そしてスピーカーを繋いでiphone音源で聴いてみます。電源は115V。

各ポイントの電圧を測定すると前段のプレート電圧が若干低めですが他はOK。やっぱりハムは盛大にでます。
、、強い音です。スピーカーはWE755Aとレプリカ箱。よく言えば浸透力のある、悪く言えばちょっと荒っぽい音。
でも音出しはできたのでこれから細部を詰めていきます。メーターは未接続だし、、。

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5 コメント

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Unknown (watanabe)
2015-01-20 11:23:20
ハイゲイン、高NFBアンプ これからが腕の見せ所ですね!管球王国の記事のなかに、いろんな配線を束ねてハムを抑えているような事が書かれてました。これからカット&トライの作業となるのでしょうね。楽しんでください。
Unknown (watanabe)
2015-01-21 09:48:33
参考にならないかもですが・・
NFBは配線してゲインを落とし
インプットトランス(ここも相当ゲインがあるかなと??)は、とりあえず外し通常のvolをグリッドの入力回路とする・・・
ここから、スタートしたらどうでしょうか?
ありがとうございます。 (小林)
2015-01-21 13:37:38
裸の特性を改善してからNFBかな、、などと甘く考えてました。とにかく真空管壊さないようにおっかなびっくりです。初段の310Aを抜いてもう少し様子を見ながら進めます。
Unknown (小林)
2015-01-21 15:56:13
おっとそしたらNFBかからない。
Unknown (渡辺)
2015-01-22 09:52:59
音出し、おめでとうございます。
WE755Aでのモニターは止めてください(笑)

参考まで
91模範のアンプ
300B直流点火、入力トランスなしのパターンが多いですね

オリジナルにハムバランサー無いのでしょうか?
強力なNFBでハムを抑えているのかな??
入力トランスも要因かな?

楽しんでください!!

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