LE SCAPHANDRE ET LE PAPILLON(2007/フランス=アメリカ)【DVD】
監督:ジュリアン・シュナーベル
出演:マチュー・アマルリック/エマニュエル・セニエ/マリー=ジョゼ・クローズ /アンヌ・コンシニー/マックス・フォン・シドー
原作本は世界31カ国で出版されたベストセラー!
2008年ゴールデン・グローブ賞主要2部門、カンヌ国際映画祭主要2部門ほか、計38部門受賞の愛の感動作。
20万回のまばたきで自伝を綴った実話の映画化。
story
昏睡(こんすい)状態から目覚めたものの、左目のまぶた以外を動かすことができないエル誌編集長ジャン=ドミニク・ボビー(マチュー・アマルリック)。意識ははっきりしているにもかかわらず言葉を発することができない彼に、言語療法士のアンリエット(マリ=ジョゼ・クローズ)はまばたきでコミュニケーションを取る方法を教える。(シネマトゥディ)
感動ものと思うと肩すかしをくらうかもしれない。
映像と言葉がつくりだす高尚というか知的なドラマ。
ファッション誌「エル」の編集長として活躍する人生から一転、脳梗塞(こうそく)で左目のまぶた以外の自由が効かなくなってしまった主人公。
言語療法士は瞬きでコミュニケーションをとる方法を考え出す。
カメラアングルが主人公の目線で展開していく。狭い視界、見てる方も息がつまりそう。
もし自分だったら恐怖と絶望でおかしくなりそうなのに、彼はときおりユーモアを交えながら冷静に自分を受け入れていく。
今まで自由気ままに生きてきた主人公が、突然奈落の底につきおとされるが、周囲の人たちのおかげもあり生き直すのよね。
アルファベットを読み上げる療法士や妻など女性たちの声が心地よく聞こえる。また美女ばっかりだし。笑
愛人からの電話を妻が伝達したり、シニカルでジメジメ感がまったくない。
彼が想う「記憶」と「想像力」の世界を映像で表現。
彼は動けなくても自分の世界をもつことに成功し、人との絆をもつことができたのだ。
フランスでは、脳梗塞などで動けなくなると、即座に言語療法士が派遣されてくることに驚きました。高度な医療でもあり日本はどうなんだろう?
他人の人生を見つめ、自分がその立場に置き換えたらどうなるかと深く考えさせられました。
原作を読みたくなった。
主人公を演じたマチュー・アマルリックは見事な演技。役づくりは大変だったろうなあ。
言葉を読み取る役の女優さん、どこかで見たことあると思ったら「愛されるために、ここにいる」の人(アンヌ・コンシニー)でした。ひかえめな美しさをもってる人ですね。
★★★★(5段階☆は0.5)
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でも、コレはじわじわとくるんですよね。
観ている最中よりも観終わってしばらくして
自分の心の中でじっくりと熟成されていく映画でした。
そうゆう感覚でいくと「クラッシュ」もあたしは
そうだったんですよ~。
どちらもいい映画ですよね。
言葉がみつからないような揺さぶりを感じました。
何度か見なおしたい映画でもあります。
これは、買うかも。
彼の視線のようなカメラワークが、スゴイとも思ったし、瞬きの感じも、うっとおしいような感覚もなかったし。
映像が、すごくよかったと思う。
また、考えていることが、結構、Hなこともあるのもリアルだし、そのへんも感情がいきやすかったです。なぜに、周りは美人ばっかりなんでしょうねぇ(笑)
俳優さんもすごくよかった。べた褒めだな。
(^◇^) ケラケラ
私だったら、自分で死ぬこともできないし
この状況を受け入れられないで、完全に殻に
閉じこもって、もう何も考えない、何も見ない、何もしない、完全に現実逃避をすると思うけど。
映像が本当に良かったですよね。
カメラが主人公って言うシーンが時々ある
映画もありますが、これは同じカメラが主人公でも、他の映画とかなり違う、とても新しい感じがしました。
回想のシーンも、想像のシーンもなんか忘れられません。いい映画でした~。
感動モノではなかったですね。私自身感動モノだと思っていたので少し肩透かしを食らいましたww
原作、とってもいいですよ。オススメです。
この映画の感想で「そんなに感動しなかった」という意見を読んだことがあります。
そうなんですよね、「感動」とはちょっと違う。そこを求めて観ると期待外れ、かもしれません。
DVDも欲しいんですが、サントラがめちゃくちゃ欲しいと思いました。
でもなんと、出てないんですよ~、なんでや~(泣)。
ではでは、また来ますね。
普通の感動ものとは違った良い作品でしたね。
てっきり感動ものだと思ってたので・・・
設定は重いお話なのに暗くならず観て良かったと思える作品でした。
感動ものだと思ったら、カラッとしてて、お涙頂戴物とは違ってたね。
でも後からジワジワきます。
映像といい、高難度な映画だと思いましたよ^^ ゞ
感動といっても、質が違ってたよね。
淡々と進むし、冷静なんだよな。
感想書くのも難しかったです。。
主人公の視点からみたカメラワークとか、氷河とか独特の映像でした。
そうそう主人公のキャラが反映してて、愛人の話とかやっぱフランスものです。笑
俳優さんもよかったですね。
ユーモアがきいてるし、冷静に自分をみつめているところが凄いです。
私も気がおかしくなると思うし、外の世界は遮断しちゃうだろうな。。
この主人公は強いですよ。
自分の目をカメラワークに例えるってほかの映画にもありますが、
こちらはうーんって唸ってしまいました・・
とにかく映像の斬新さ、想像力をフルに活用した映画でしたね。
感動する映画ときいてたので、泣けるかと思ったら泣けなかったです。。
でも上質な作品で、あとからじんわりきましたねー。