LA MOME(2007/フランス=イギリス=チェコ)【劇場公開】
監督:オリヴィエ・ダアン
出演:マリオン・コティヤール/シルヴィー・テステュー/パスカル・グレゴリー /エマニュエル・セニエ/ジャン=ポール・ルーヴ/ジェラール・ドパルデュー
愛を生きた世界の歌姫 涙と喝采の物語
「幸せのレシピ」を鑑賞するつもりだったのが、時間があわずにこの映画を観ましたが、いや~2時間20分、圧倒されまくりでした。
「愛の讃歌」「バラ色の人生」など数々の名曲で知られるフランスの国民的シャンソン歌手エディット・ピアフの波乱の人生。
ピアフを演じたマリオン・コティヤールは大熱演!
歌に人生を捧げた一人の女性の壮絶な生き様に衝撃をうけました・・・
LA MOMEはピアフの芸名だった“小さな雀”という意味。
貧しい生まれ、娼館で育てられ、その後街角で歌いはじめる少女時代。
圧倒的な声量と囁きかける歌声で、すぐ認められ成功する。
アメリカに渡り、妻子ある世界的ボクサーとの恋。
しかし彼の乗った飛行機が落ち、彼女は悲嘆にくれる。
その頃から、モルヒネを服用し徐々に精神的、肉体的にも病んでくる。
辛い現実を歌にぶつけるピアフに、自然に力が入ってしまう。
恋をしているときのピアフはまるで少女みたい。
派手な交友関係、恋多き女性だったよう。
とにかく自分の感情の赴くまま突き進んだ人のようで、まわりは大変だったでしょう。
劇中で流れる歌はピアフ本人のものを使っています。
シャンソンってはじめてじっくり聞いたけど心にしみてくるなぁ。
ステージで倒れて、再起不能といわれながら復活をかけた曲「水に流して」の詩がよかったです。
「喜びも悲しみも過去のことはどうでもいい。私は後悔しない。私はまたゼロから出発する。」
40代なのに、姿は老婆のようになってしまってボロボロでも、歌の情熱は決して失うことはなかったピアフ。
少女の頃の回想シーンがでてきますが、幸せではなかった幼い日々は彼女の人生に影を落としていましたね。ピアフと娼婦とのふれあいはよかったです。
「愛の讃歌」は愛する人への想いがこめられていたことなど、歌は人生を反映するものです。
終盤、ピアフが海辺で穏やかな顔で編み物をする姿に小さな幸せを感じ、なぜか涙がでてきた。
フランスで最も愛された歌手エディット・ピアフのパワフルな生き方、すばらしい歌の数々に酔いしれました。
時間軸をバラバラにして、過去と現在が交差するつくり。
20代から40代まで演じたマリオン・コティヤールは、堂々の演技で見事大役をこなしました。
アカデミー賞、ノミネートされるのでは!
★★★★★(5段階☆は0.5)
「エディット・ピアフ~愛の讃歌~」公式サイト
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マリオン・コティヤールの演技素晴らしかった~。歌い方から、表情、舌の位置まで研究したらしいです。ピアフ本人の生涯は波乱万丈って感じですが、砂浜の場面の穏やかな彼女を見て、何故だかホッとしました。ああいう時間が彼女にもっとあったらよかったのに
最近珍しく忙しかったものだから、そういえばもうやっているんだったなーと、ここを読んで思い出した次第。
エディット・ピアフは、ビリー・ホリデイと共に私の心の歌姫です。最近ではホイットニーもそうかな。
これは、空が落ちてこようと 大地が崩れ去ろうと、近いうちに必ず観ます。観る前からそう感じる映画ってあるんですよね。
感想は当てにしないでください。
誰かさんはレポート提出をしないで、どこを逃げ回っているのやら(笑)
舌の位置まで研究しましたか!!すごいなあ。
癖のある役柄をよく演じきりました。
素顔をみると別人で、メイクであんなに変わってしまうものなんですね・・
まったく予備知識なしで観たので、ピアフの壮絶な生き様に疲れてしまったな(笑
にしても、歌の数々は聞き惚れましたよ。
ニュアンスで伝えようとするフランスっぽいつくりで、私はそこがよかったですね。
とりあえず松井&ヤンクス、プレーオフ進出よかったね。
また今月、ゴジバカ同士、応援がんばりましょう!!^^
クマノミさん、ピアフはお好きですか!
なら、ぜったいおすすめしますよ。
シャンソンをはじめてきちんと聞きましたが、素晴らしいですね♪
ピアフの歌って、心にズシーンとくる感じ。
過去と現在が入り乱れるのでわかりづらいところもあるけど、主演の女優さんの熱演に、ひきこまれてしまいました。
ピアフが世界の歌姫というのがわかりましたよ。
よかったらお暇な時にでも、感想聞かせてくださいね。
あー、あれね。
レポート、首を長~くして待ってる!って伝えておいてください。^▽^
そうとう昔の録音の筈なのに、聞き入ってしまいました。
生で聴いたら、圧倒されただろうことは容易に想像できましたよ。
少女の頃、娼婦の中で育ったことや、5年間も目が見えなかったことは、
彼女の人格に相当影響してるのかも。
色んな恋をしたのは、より所を求めてるようで、親から離れて育った事が影響してるのでしょうねー
でも、DVDになりそうです。
音楽物は、映画館がいいのですけどね。
音響のよさが、心にも響くものも大きい様に思います。
アカデミー?の事も、ネットでみました。
伝記物が、アカデミー賞に結びつきやすいのは
どうもなぁ~って読んでいたのですが
あの老けっぷりの写真には、びっくりです!
ありがとうございました^^(CinemaCollectionの)
ピアフの人生に圧倒され、マリオンの演技に
圧倒され、ピアフの声量のある魂の歌声に圧倒され・・・圧倒されっぱなし(笑)の2時間20分
でした^^
アイマックさんが、海辺で編み物するシーンに
涙が・・・って言うのもすっごくわかります!
波乱万丈なピアフの人生で唯一おだやかな感じが
しましたから。。。
ラストの「水に流して」にはやられました。
涙があふれて困りました(笑)
アカデミー賞にノミネートされる
かもしれませんよね^^
最近、ミュージカル映画とかいいものがたくさんつくられてるけど、シャンソンもぜひ聴いてみたいです!
たぶんDVD待ちになると思うけど、レンタル開始されたらすぐにみようと思います♪
はじめてピアフの歌をしっかり聞きましたが、心に響いてきました。
昔の録音なのに、音響もいいせいか今歌ってるようでしたよ。
私もその当時の観客になってたら、ブラボー!!って叫んだと思います^^
孤独を避けるのは、幼い頃の影響が強いですね。
たくさん恋をしても、満足することはなかったのかなあ。
でもマルセルとの別れは、あれは辛すぎましたね・・・
マリオンはすごいです!!
私がアカデミー会員だったら、来年の最優秀女優賞は彼女に一票です^^
それぐらい、迫真の演技だったし、まるでピアフが乗り移ったようでしたよ。
伝記物だと、カポーティのフィリップ・シーモア・ホフマンに匹敵すると思う。
まあ、外国語なのでオスカーはどうでしょうね。
ピアフってとても個性的な人だったので、化けるのも並大抵じゃなかったはずだよ。ベタ褒め(笑)