（2008／日本）
監督： 福澤克雄
出演：中居正広／仲間由紀恵／柴本幸／西村雅彦／平田満／笑福亭鶴瓶／上川隆也／石坂浩二
家族へ、帰りたい。
50年前にフランキー堺主演のドラマが大評判を呼び、映画化もされた名作が再びよみがえる。
中居正広と仲間由紀恵じゃない地味な役者だったら、最後までみていられなかったかもしれない辛い内容・・・
でも、いい映画でした～。
story
本土防衛のために従軍していた清水豊松（中居正広）は、終戦を迎え家族の元へと帰ってきた。平凡でも幸せな家族との日々を営もうとしていた矢先、B・C級戦犯として逮捕されてしまう。豊松の銃剣がアメリカ兵捕虜の腕をかすめたというのだ。それだけのことにもかかわらず、裁判で下されたのは死刑の宣告だった。
タイトルと簡単なあらすじだけは知ってましたが、あまりに過酷なお話。
戦争映画はもちろん楽しくはないんだけど、鬱になっちゃいます。
第二次世界大戦中、土佐で床屋を営む主人が戦場に送られ、戦後、BC級戦犯として裁かれ絞首刑になる。
一般市民が戦争で犠牲になることはわかってても、殺してもないのに処刑はどうみても納得いかない。
将校でもない二等兵の死刑判決は実際あったんだろうか・・？
戦犯裁判もいい加減なものだと感じてしまった。
巣鴨プリズン（拘置所）、B＆C級戦犯の扱いは当時の国民もよく知らなかった事柄ではないのかな。戦争を知らない私たちにはまだ知らないことがいっぱいあるってことか、、
長い映画なんだけど、まったく感じなかったですね。
バラエティのイメージが強い中居くんが主役のせいか、すーと感情移入できたような気がする。ところどころにいつものバラエティさは出てたけども。笑
庶民的な中居くんを主役にしたことはよかったんだと思う。彼は熱演してました。遺書を書くときの怒りの目、最後のナレーションも悲しくて泣けた・・・
妻の仲間由紀恵、将校の石坂浩二、牧師の上川隆也、囚人仲間の笑福亭鶴瓶など脇役もしめてましたね。SMAPの草薙くんもよかった。
豊松と妻と子の面会のシーンは、すすり泣きが聞こえてきました。
映画館は中高年の女性が多かった。日頃、劇場に来たことない人もいて、音がでかいと愚痴ってた人いました。笑
戦争の理不尽さ、人間の不公平さ。
タイトルが全てを言い当ててる作品でした。
風景も美しく、最後のミスチルの曲に救われました。
★★★★☆（5段階☆は0.5）
「私は貝になりたい」公式サイト
ブログ王ランキング
早速のアップ、嬉しいです。
私も、待望の初日に、見てきました。
２時間１９分、短いですね。
紛れも無く、中居とジャイさん(福沢監督)のコラボ、ジャイさんの映像でした。
橋本氏に言われて、フィルム切り過ぎかってくらい、テンポが速いですけど。
後半から最後の、中居の穏かで優しい声に、魅了されました。
バラエティー仕様の張った声より、普段、ラジオで語るような、ちょっと掠れた低い声がいいですね。
私、緊張していたのか、見ている間は、涙はちょっぴり。(笑)
終わった後からの方が、じわっと来ました。
２回、３回と見に行けは、違った発見もあるでしょうが、
役者中居に惹かれる感情は、もっと、もっとになりそうです。(笑)
今日の日刊スポーツのインタビューに、
監督の指示は絶対、すべて従う、と。
でも、実際は相談されたら、答える準備は、すべての状況に、している。
「どうしたい？」ときかれた時に「何でも良いです」じゃないスタンス。
衣装ひとつでも、必ず意見は持っている。
ただ、組織の中で、何が何でも自分の意見を押し通そうとは、しないと。
なんか、いかにも中居らしくて、好き。(笑)
お昼の回でみたんだけど、満席でしたよ。
長い映画にしては、あっというまだった。
最初は穏やかな顔の中居くんだったので、終盤の放心した顔はみたくなかった・・・完全に中居くんに感情移入してたよ、わたし。
中盤から涙がでてきて、バッグからハンカチ探すのに一苦労・・笑
＞衣装ひとつでも、必ず意見は持っている。
＞ただ、組織の中で、何が何でも自分の意見を押し通そうとは、しないと。
そういうところは意地をはらない中居くんだよね。
彼の演技は真にせまってました。
それにしても草薙くんが出てくると、見てるほうがちと照れ臭い。笑
ほんとにいい映画だった。
勇者さん、2回3回いきそうだね！
またいろんな感想きかせてください。
で、中居クンは、「白い巨塔」をみて俳優中居クンとしても、みてます。司会のほうも、上手いなぁと思うけどね。
抑えた演技も出来る人なんですよねぇ。
なかなか評判いいなぁ…。
ミスチルの音楽も、予告で意外にマッチしてたんで、よかったんだろうな。
ちゃぴちゃぴさんはフランキー堺、所ジョージのもみたことあるんだー。
タイトルとあらすじしか知らなかったけど、辛い映画でしたよ。
重い内容でも、中居くんと仲間由紀恵のせいか和らいだ気がする。
中居くんはがんばってたと思うよ。
バラエティのイメージが強い彼だけど、私の場合、感情移入しやすかったな。
ミスチルの音楽をあわないという人もいるけど、落ち込む話の中ですくわれる曲だった。再度涙でたし。。。
劇中で石坂浩二が演じてた矢野中将も言っていましたが、自分も本作を観るまではＢＣ級戦犯者たちにこんなにも言われ無き罪の数々があったなんて知りませんでしたね・・。戦後にも実際豊松のような理不尽極まりない判決は多分あったとも思いますし、そういった事実を知る上でも、本作はとても良い映画だったと思いますね。
でも『模倣犯』の時はちょっと首傾げな中居さんの演技でしたけど、今回はダイエットもしたりしてかなりなりきってましたね。自分も最後の憎悪にも取れる目と痩せこけた頬がとても印象に残ります。
こちらこそコメントありがとうございます。
ＢＣ級戦犯者たちの扱い方は、知らない人多いでしょうね。
まさか処刑になるなんて、みながら頭かかえて考え込んでしまいましたよ、、
この映画でまた勉強になりました。
『模倣犯』はみてないんだけど、今回の中居くん熱演してましたよね。
最後の憎悪の目はこわかったし、足をひきずる演技もなかなかで。
放心した顔が忘れられませんよ。。ため息
ちなみにじっさい二等兵で死刑になった例は無いとの事。
あくまでも「フィクション」という事をお忘れ無く。
私もフランキー堺版をみてみたいです。
二等兵で死刑になった例はないのですね。
教えてくださってありがとう。
またほかの映画の感想も聞かせて下さいね。
この映画は中居クンも頑張っていたと思うんですけどね…
私にはイマイチでした
というのも、幼少時代に観た
オリジナル版の記憶が残っていて、
それが凄く怖かったので、
なんだか拍子抜けしてしまったような気持ちで…
勿論、題材も悪くないと思いますし、
当時の再現も良く出来ていたとは思うのですが、
心に響く程のモノは残念ながら感じられませんでした
あれっ、イマイチだったんだー。
あー、オリジナル版見た方は、やっぱりちがうんだな。
私の場合は、まったく知らなくてみたんで、衝撃度も高かったかも。
まあ今なぜこの映画なのかという疑問もあったんだけど、中居クンの演技にはまぅてしまったかな。^^ゞ
感想きかせてもらいますね。