欧州雑派

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「ゴリオ爺さん」読書メモ その1   

2016-12-07 | フランス文学

先日から、「ゴリオ爺さん」を読んでいる。

実はこれまでに2回挫折している。1回目は新潮文庫。これは全然ダメだった。

ゴリオ爺さん (新潮文庫)
平岡 篤頼
新潮社

2回目は、鹿島茂訳だった。これは携帯するには大きいので、、、いつの間にか読まなくなっていた。

ペール・ゴリオ パリ物語 バルザック「人間喜劇」セレクション (第1巻)
Honor´e de Balzac,鹿島 茂
藤原書店

どちらも数ページで挫折していた。

ゴリオ爺さん (古典新訳文庫)
中村 佳子
光文社

しかし、今回、光文社古典新訳文庫を選んだ。映画ばかり観ていたので、何故か、古典文学が恋しくなっていたらしい。そして、たまたま、本屋で「ゴリオ爺さん」の新訳を見つけたのだ。これで挫折したら、バルザックには一生縁がないものだと思い、、、、読み始めた。ら、、、、

「バルザック ゴリオ爺さん」の画像検索結果

なんと、現在、P412/p515(解説除く)まで読了した。だから、あと数日で、間違いなく読破できることになる!むはぁー!

とにかく、中村佳子さんの翻訳が素晴らしい。超お薦め。やはり、海外文学は翻訳者の腕次第である!と改めて思った。そして、この光文社古典新訳文庫、栞に登場人物が書かれている。とても便利だ。

 「バルザック ゴリオ爺さん」の画像検索結果

この作品の結末がどのようになるのか、、、未だに不明だが、中盤からサスペンスのような展開になっていく。読書スピードがかなり早まっていく。面白いのだ。そして、実に読ませる内容なのだ。色々なことが起こる。しかも登場人物たちの個性が光る。一番すごいのがヴォートランという男だ。また、ラスティニャックはどうなるのだろうか?気になる。更に、「ゴリオ爺さん」とは一体全体何者だ。

結末次第では僕の印象は大きく変わるかもしれない。この終盤に来て、「マネー」という視座に揺さぶられている。

続く


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