欧州雑派

欧州各国の小説などの書評、映画評、音楽評、美術評、欧州旅行記など。

ブリジット・フォンテーヌ 「ラジオのように」  ~ 本日の1枚 No34     

2016-09-19 | 本日の一枚

ブリジット・フォンテーヌの「ラジオのように」1970年作品。歴史的名盤。ブリジット・フォンテーヌは現在76歳。アバンギャルドというか、ロック、フォーク、ジャズ、スポークン・ワード、ワールドミュージック、何でもありのスゴイ歌手。

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ブリジット・フォンテーヌに関しては、間章『非時と廃墟そして鑑』で沢山書いている(p9-p22 上下2段)。間章(あいだあきら)は夭折(ようせつ)した音楽評論家。32歳だったそうだ。『非時と廃墟そして鑑』は、ジャズ、ロック、プログレ、ジャズ・ロックとその守備範囲は広く、ライナーノーツとエッセイから構成されている。かなりマイナーな音楽を扱っているが、音楽評論としての完成度は極めて高い。

その『非時と廃墟そして鑑』には、「ラジオのように」のライナーノーツのあとがきとして、以下のようなことが書かれている。

どのように自分の感受性を絶対的に位置されようとしても、それはくずれてゆくのだが、このレコードで示されるだろう叙情性を、自分の感応として見出してゆくことは、<新しい>音楽との関係を示してくれるかもしれない。

この「ラジオのように」はアルバム全体で聴いたほうが絶対に良い。下のYouTubeで全曲聴ける。聴くたびに不思議な世界を体験することになる。間章がいうところの<新しい>音楽との関係を見出すことになるようだ。病み付きになる一枚。評価:☆ 


なお、『非時と廃墟そして鑑』に関しては、もはや古本でしか購入できないが、ゴング、スラップ・ハッピー、ロバート・ワイアット、マイク・オールドフィールド、クラウス・シュルツ、カン、ファウスト、エドガー・フローゼ(タンジェリン・ドリーム)などの欧州プログレの好きな人でジャズも受け入れられる人には、例えば、デレク・ベイリー、コルトレーン、アルバート・アイラー、(こちらは欧米混合)などを好んで聴く人には、間違いなく買い!である。かなり高度な論評から多くのことをインスパイアされる。間章(あいだあきら)も天才だったのだ。


⇒ http://brigittefontaine.artiste.universalmusic.fr/

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