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「その土曜日、7時58分」映画評

2017-01-24 | アメリカ映画

 

その土曜日、7時58分 コレクターズ・エディション [DVD]
フィリップ・シーモア・ホフマン,イーサン・ホーク,マリサ・トメイ,アルバート・フィニー
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

【ストーリー】  amazonより引用転載
ニューヨーク。一見、誰もがうらやむ優雅な暮らしをしていた会計士のアンディは、離婚し娘の養育費もまともに払えない弟ハンクに禁断の企てを持ちかける。

それは、実の両親が営む宝石店への強盗計画だった。その土曜日、7時58分。最悪の誤算を引き金に、次々にあらわになる家族の真実。そして、急速に追い詰められていく2人の運命は…?もう、元には戻れない… 

豪華4大キャストが放つ、戦慄のサスペンス!その瞬間、一つめの誤算。


以下、映画評。

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豪華4大キャストが放つ、戦慄のサスペンス!とあるが、戦慄しなかったし、サスペンスのようにも思えなかった。サスペンスと言うより、追い込まれる心境を疑似体験できる。

兄の立てた強盗計画は杜撰であり、シミュレーションが出来ていない。極めて楽観的。それがアダとなる。その後の対応が行き当たりバッタリとなっていくからだ。後半からは父親の視座が強くなる。気になったのは父親の正体だ。それが不明。彼は何者だろう。過去の兄と父親の確執の原因がわからない。そこが描かれていない。それを描けばもっと深い作品に仕上がった可能性が高い。例えば、悪行は遺伝していく的な不気味さを醸成させることができただろう。

全体的に、時間軸を動かすので分かりやすい。一つの行動の背景が重層的に見えてくるからだ。それはそれで素晴らしいのだが、前述の2つの不明点が気になり、僕には、どうも消化難の作品となった。極めて後味の悪い映画でもあったことも付け加えておきたい。

評価:☆☆☆ 

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