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今季の辻野球

2017-06-27 21:58:05 | 他スポーツ
今季西武ライオンズの監督に就任した辻発彦氏、なかなか面白い改革の手を打っています。その中で最大の成果は、守備のいい源田の2番定着と、試合終盤に打つ「代走策」です。源田については何度も書いたので省きますが、代走策はこれまでのライオンズでは見られなかったものです。

今季、ライオンズのスタメンは源田以外はあまり変わっていない印象を受けますが、最も変わっているのはベンチ入りの控え野手です。辻監督は打力より走力、守備力を重視して控え野手を選んでおり、打率は2割1分の外崎や、1割台の木村文紀らが開幕から一度も二軍に落とされていません。

彼ら、守備走塁要員は、終盤の勝負所でメヒアや栗山が塁に出たときに起用されることが多いです。1塁に出れば盗塁も狙えますし、特に今季の成果と言えるのは内野ゴロでの得点です。時折は三塁走者が内野ゴロで突っ込む「ギャンブルスタート」のサインも出すことがあり、ヒットが打てなくてもしぶとく1点を得て逃げ切る試合も見られます。

投手陣も整備されました。ソフトバンクと比べると選手層には差があるので、今の時期中継ぎの牧田、抑えの増田あたりが疲労から調子を落としています。今季の逃げ切りの継投は7回牧田、8回シュリッター、9回増田ですが、増田が防御率3点台と打たれ始めているのが大きな課題です。

どうしても、先発投手の中で完投能力があるのが菊池雄星しかいないというのは痛く、5勝を挙げているウルフや4勝を挙げている十亀も、投げられる回は6回までということが多く、彼ら中継ぎ陣にしのいでもらって稼いだ勝利です。それでも、投手陣に整備の兆しがみられるのは長年ブルペンの層の薄さに苦しんだライオンズにとっては明るい要素です。

課題は下位打線の弱さと、代打に出せる選手がいないことです。西武相手だと下位打線で点が入りそうな気がしないと相手には思われていそうです。7番が定位置の外崎が6本塁打を打つ意外性こそ見せていますが、下位でもいい打者が出てくれるよう、野手陣の奮起を期待したいです。

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