Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

元幕内隆の山引退

2014-07-26 16:09:06 | 他スポーツ
もう一つ書きたかったネタはありました。それは大相撲の元前頭12枚目、隆の山の引退です。一時は幕内も張っていた隆の山ですが、最近は少しずつ番付を下げ、十両と幕下を行ったり来たりが精いっぱいでした。31歳で、本人が言うには「体力の衰え」が引退の理由です。引退後はチェコに帰国して、日本語を生かせる仕事に就きたいと語っています。

隆の山といえば、舞の海以来の二桁体重の幕内力士として、当時話題になりました。小柄だった舞の海とは違って、隆の山は193cmの長身ですが、体は筋肉質でなかなか体重が増えず苦しみました。大相撲というスポーツは、他のスポーツでは優位になるはずの筋肉質が逆に欠点になってしまう数少ないスポーツで、隆の山も体重を増やそうとあらゆる手段を試みたものと推測できます。

そのため、隆の山が土俵に上がっていると、ちょっと筋肉質な一般人が土俵に上がっているように見え、十両では一番の声援を受ける存在でした。相手は隆の山と対戦するときは、その軽量を突こうと立ち合いから思い切って突っ張ってきます。舞の海の「猫だまし」のような小技はなかった隆の山ですが、その突きを外して相手の腰についてからの投げを得意にしていました。

また、隆の山は土俵を容易に割らない粘りも売り物でした。相手の突きで後退することが多かった隆の山ですが、土俵に詰まってからが強く、ぎりぎりのところで粘れる力士でした。そのため、隆の山の勝ちは逆転が多く、それも人気があった理由でした。98kgでよく幕内を張れたと、頑張りは評価していい力士だと思います。

無理に太っていないので、引退後は普通の社会人として生活するのにハンデはないはずです。チェコの観光施設で、彼が通訳している姿を見かけるかもしれませんね。

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 暑さの中のW杯(1994年アメリ... | トップ | 地味な仕事人(細貝萌) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

他スポーツ」カテゴリの最新記事