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大相撲九州場所総括

2017-11-28 22:40:47 | 他スポーツ
大相撲九州場所は、横綱白鵬の40回目の優勝で幕を閉じました。白鵬が得意とする先行逃げ切りの優勝ですが、追っているのが平幕の北勝富士と隠岐の海だったので、白鵬としてはいくぶん気楽だったと思います。きっと彼らは取りこぼすはずと、心のどこかで思っていられたと推測できます。

今場所の白鵬は、相手の顔を軽く張ってから上手を引きに行く相撲を多く見せました。右四つ左上手の形を作ってしまえば、まだまだ下位力士とは力の差が大きく、嘉風に寄り切られて負けた相撲以外は安定した内容を見せました。若手の阿武咲、貴景勝、北勝富士あたりにも確実に勝って強さをアピールしています。

今場所は残念ながら休場者が目立ってしまいました。初日から休んだ鶴竜以外にも、日馬富士が3日目から、稀勢の里が10日目から休み、大関高安も途中休場して、最後まで出た上位は白鵬と豪栄道だけでした。九州場所は比較的荒れにくい場所と言われ、横綱の優勝が多いイメージですが、彼ら上位陣は古傷を抱えての相撲だったのでしょう。

下位では、西前頭筆頭の貴景勝(たかけいしょう)が上り龍の勢いをアピールしました。突き押し相撲ゆえ、口に裂傷を負って苦しんでいましたが、その痛さを我慢した甲斐があって11勝4敗の好成績でした。いなすタイミングの良さが売りという、相撲勘のいいタイプで、これからが楽しみです。

三役争いは、関脇御嶽海と小結阿武咲は勝ち越しで地位を守りますが、西関脇嘉風が6勝9敗と負け越して平幕に下がり、張り出し関脇照ノ富士も大きく番付を下げます。小結琴奨菊も6勝9敗で平幕に下がるので、空く枠は2つです。東前頭筆頭の玉鷲が10勝5敗、貴景勝が11勝4敗で当確です。前頭3枚目の北勝富士も11勝ですが、番付運が悪く、筆頭止まりと予想します。

また、39歳のベテラン、安美錦の勝ち越しは感動的でした。序盤で勝ち込んで7勝まで行きましたが、最後の1勝を挙げるまで苦しみました。千秋楽に千代翔馬に勝って勝ち越して敢闘賞を受賞し、また幕内で彼の相撲を見られます。琴欧洲が苦手にした曲者、できるところまで頑張って欲しいです。

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