こばとの独り言

ただひたすらに趣味を語るブログ。現在はエロゲー&花騎士&艦これ&デレステがメインです。

「Re:LieF ~親愛なるあなたへ~」 あらすじ・感想その1 箒木日向子編

2016年10月29日 00時05分02秒 | 美少女ゲーム(感想)

2016年10月発売タイトル第1弾は、RASKデビュー作「Re:LieF ~親愛なるあなたへ~」でした(*'∇')

絵はいわゆる萌え絵とは違うのですが、シナリオの方が気になったため買ってみました。

店舗特典はこちら。

まぁ自分的には日向子ちゃんしかいないっすねw 日向子ちゃんみたいな、ゆるふわ癒し系は大好きです!w

Re:LieF ~親愛なるあなたへ~ 概要
「Re:LieF(レリーフ) ~親愛なるあなたへ~」は、対人関係に悩みを抱える人を対象にもう一度学園生活を経験させ社会復帰を促す「トライメント計画」に参加した若者たちの“卒業”までを描く群像劇。
トライメント計画(正式名称は「模擬就学制度による若年者再就職支援プログラム」)とは、若年者に対し、もう一度学園生活を行わせて、それをはずみとし社会復帰を実現させようという計画の事。実施しているのは国の支援を受けている公益法人「社会福祉公社LieF」。ただし、この計画は公に参加者を募っているレベルではありません。
舞台として用意された学び舎は「來夢学園」。この学園は御雲嶌と呼ばれる本土から船で約10時間ほどの場所にある離島にあります。この島には地元民がいますが、学園側では生徒たちには守秘義務を課しているわけではなく、普通に交流が出来ます。又、学園側で島を東西でそれぞれ第一地区と第二地区に分けており、両方に同じプログラムを行う学園が存在しているようです(第二学区の学園については未確認)。舞台となっているのは第一地区の方であり、第一地区から第二地区へ行くことは禁止されています。ただし、人為的に分断されるのは前期の半年間だけで、後期にはそれが解放されることになっています。
生徒たちにはバーチャルな学生として過ごさせるため、全寮制で島に来るまでの知り合いと会うこともなく、電話もメールも原則禁止されて外界との接触を完全に遮断されています。寮の部屋はコミュニケーション力を養うために二人部屋となっていますが、ヒロインの1人・箒木日向子だけはとある事情により事実上1人で部屋を使っています。担任もいることはいますが厳密には教師ではなくあくまで公社の職員です。期間は1年で二期制。どのように過ごすかは個々人の自由で1年経つと自動的に卒業となります。会社の事業としては就職の斡旋もありますが、この計画は、どちらかというとその前段階である、“自分は本当は何がしたいのか”を見つめ直すことに主眼が置かれたプログラムです。
授業の内容は一般の授業もあるものの、議題に沿って話し合うグループディスカッションが主体で、意見を出し合いそれをまとめて発表するというところまでやります(当然といえば当然ですがw)。他には「資格取得」と「自由学習」の選択授業があります。

Re:LieF ~親愛なるあなたへ~ 共通ルート あらすじ
【箒木日向子視点】
重要なプレゼン発表の仕事で大きなミスをして会社に大損害を与えてしまった箒木日向子。人事から無期限の休職を言い渡され、若い日向子でももう会社に呼ばれることはないと思っていました。しかし、いつでも会社から呼び出されても良いようにと意地になって毎日出勤で使う電車に乗っていましたが、その意地が彼女に再起の機会をもたらすことになります。会社の最寄の駅を過ぎた後も電車に乗り続け偶然斎藤さんという取引先の先方窓口担当の人に声をかけられた日向子は、斎藤さんから「プロジェクト・トライメント」という社会復帰プログラムを提案され、自ら参加を表明したのでした。何かが変わるのではないか、何かが変わってくれるのではないかという期待を心のどこかに潜ませながら。
半年後。來夢学園に通うことになった日向子は2年ぶりに制服を着て手提げ鞄を持ち、期待と不安を抱えながら初登校します。教室に入って挨拶すると、そこには自分と同じく若い子たちがいましたが、どの子もどこか大人びた印象がありました。今更ながら自分の身なりが気になり始めた日向子ですが、そこにクラスメイトが「似合ってるよ」と声をかけてきたため驚きます。日向子に声をかけてきたのは大舘流花。日向子が御雲島に来て1週間が経ち、この日が入学式でしたが、その1週間の間に出会ったのが流花でした。知り合いが一緒のクラスだと分かって少し安心した日向子は、彼女と雑談した後、入学式を終え、教室で担任の伊砂真から今回の計画について説明を受けていました。それも終わって自己紹介の時間となり檀上でそれを発表することになりましたが、日向子は“発表”と聞いて自分の失敗を思い出し、トラウマが蘇って意識を失うのでした。
これから頑張っていこうと思った矢先での失敗に自己嫌悪に陥る日向子。落ち込みながらも寮に戻ってきて自分の部屋に入ると、そこには1人の少女がいました。その子はルームメイトのミリャでした。事情により入学が遅れるということでしたが、日向子は事前に顔合わせを済ませていたため、一応は知り合いでした。日向子は喋れないミリャと一所懸命にコミュニケーションを図ろうとしますが、ここに一緒に暮らすんだよねと聞くと、ミリャは首を横に振ったため誰か職員に話を聞いた方がいいかもしれない・・・そう思ったとき、インターホンが鳴らされ三国という職員がミリャがいるかと尋ねてきます。そして、ミリャはまだ実際の入学には時間がかかると言って彼女を連れて出て行くのでした。
翌日。日向子は昨日のことが頭にあり教室に行くのが不安でしたが、実際に行ってみると意外なほどに温かく迎えられます。同じ経験があると等と声をかけられ、このクラスなら上手くやっていけるかもしれない・・・そう思っていた日向子ですが、授業でグループディスカッションをすることになり、まだよく知らないクラスメイトたちとグループを組むことになり、昨日自己紹介をロクに聞いてない日向子を始め多くのクラスメイト達が戸惑っていました。日向子はいくつかグループが出来るのを見て、自分も声をかけなきゃと思って立ち上がると、後ろから驚く声がしたため振り向きます。するとそこには2人の男子生徒がいました。日向子はその2人からグループに誘われますが、そこに流花ともう1人の女の子まで声をかけてきます。自分が誘われたことに混乱する日向子ですが、何か言わなければと思い、宜しくお願いします!と気合が入った声をあげると、日向子が何もしなくても男女5人のグループが出来上がります。日向子、流花、海蔵もも、佐藤理人、新田司。この5人でグループを組み、日向子が昨日ほとんど自己紹介を聞いていなかったことから改めて自己紹介をし、真から出された議題について話し合います。しかし、結局は結論は出ず、発表は経過の報告だけとなるのでした。
初めての週末。朝起きると何故かミリャが隣で寝ていました。彼女を起こして着替えると、ミリャが窓を開けて突然飛び降ります。あまりに唐突のことで茫然としていた日向子ですが、すぐに我に返り慌てて外を見ると、ミリャは無事でもう歩いていました。急いで外に出てミリャを追いかけた日向子は、久しぶりの運動で疲れてしまいましたが、息が整うまでミリャが待ってくれたため、何とか落ち着きます。その後、ミリャが海に行きたがっていうことが分かったものの、海へは少し遠かったため、日向子は三国に連絡した後、学園に申請を出してレンタカーを借りミリャを海へ連れて行きます。ミリャは1人でどんどん歩いて行き、日向子はそれを必死で追いかけますが、やがて森に入り獣道のような道を進んだ先に行くと、そこには大きくて古びた建物がありました。その建物から何か音が聞こえ、ミリャはその元を探すかのように廃墟の中に入ります。そして、だんだんと音の発信源に近づきますがその音はシャワーの音のようでした。その音が止み、日向子は誰かいると悟りますが、ミリャがその音がした部屋の扉を開けると、そこには1人の女の子が着替えていました。廃墟にいた少女の名前はアイ。地元民で家出少女でした。彼女は日向子とミリャを迎え入れ、お互いのことを話し合い親しくなりました。夕方になり廃墟を出た日向子とミリャ。すると獣道に入るところで司と会います。彼は廃墟に幽霊が出るという噂を聞いてやってきたため、日向子に幽霊はいたかどうか聞いてきますが。日向子はアイにアイと廃墟のことは秘密にしてほしいと口止めされていたため、知らないと答えるのでした。
週明け。課題「御霊島について」の調査のために風見坂トンネル展望台へとやってきた日向子たち。その後、学生時代には上手く出来なかった友人たちとの会話を楽しんだ日向子は放課後、スーパーに買い物に出掛けると、流花とバッタリ遭遇。彼女に飲みに誘われ、日向子の部屋で飲むことになります。お酒の席で流花のことを聞いた日向子は、彼女が自分の進むべき道を探しているのだと感じとり、飲み会が終わって部屋で1人になって空を眺めながら、彼女の目的意識の強さを思い出して自分自身が恥ずかしくなるのでした。
翌日の昼休み、1人で昼食を取ろうとしていた日向子をももが拉致して中庭まで連れて行かれます。拉致させら理由が分からないまま、ももが買ってきた購買のパンを食べますが会話が一向に始まらず困り果てていると、どこからか声がしてダメ出しされてしまいます。ももが私じゃないと言うと、彼女持つタブレットから声が聞こえます。それはトトと言う名の人工知能でした。驚く日向子に対しドヤ顔で自慢するももでしたが、日向子を誘った理由が流花から昨日の飲み会に誘われなかったことに対する嫉妬だったことが判明。日向子は詫びると共に今度は流花に内緒で一緒に遊んであげると言い、数日後、ももを連れて再び海へと行きます。
海に行く理由は、ももが新田司のことを気にしていたからでした。成績優秀で理知的な彼が不正確な噂でしかない幽霊を探しているのが気になるということでした。そこで、司の居場所を理人から聞いて、海岸沿いにいることが分かったため2人は海までやってきました。海岸に着くと、そこには司がいたため尾行しますが、廃墟に着いたところで見失ってしまいます。すると、トトがセンサーにノイズが混じっているような感覚を覚え、その違和感が上の方から感じると言ったため、ももは上の階へと向かいます。日向子は上の階にはアイがいた部屋があることを思い出しますが、ももを止めることが出来ず、一緒に上にあがります。そうすると、誰かがいたため、日向子は咄嗟にももを抱きかかえて物陰に隠れて様子を見ます。そこにいたのは司でした。しばらくすると司はどこかへ行ったため日向子はももを解放しますが、ももはそれを残念がり日向子に再度ハグを要求。母性本能をくすぐられた日向子はももをぎゅっと抱きしめ頭を撫でてあげます。その後、ももは満足すると、問題のトトが違和感を感じたという部屋に向かい、日向子は心の中でアイに謝りますが、ももが部屋に入ると以前アイがいて家具も置いてあったその部屋には何もなく、それを見た日向子は茫然とするのでした。
週明け、「御霊島について」のレポートをグループでまとめ金曜日にプレゼンすることになりましたが、「プレゼン」という言葉に再び過去のトラウマが蘇ったものの、自分を奮い立たせ、今度は自分から流花たちに声をかけてグループを組み、計画を立てます。レポートは前回行った展望台を中心に紹介することに決まりましたが、資料集めを2人、レポート作成を3人に振り分け、車の運転が出来る日向子が資料集めに選ばれもう1人は司でした。あまり話したことがない相手ということもあり少し緊張していましたが、意外にも会話は進みます。しかし、海岸沿いに来たところで日向子が例の噂のことを司に話すと、司は否定せず微妙な表情を見せ、今度は司から日向子に白い髪の女の子を探していると質問してきます。それがアイのことだと思った日向子は思い切り鼓動が跳ね上がったものの、アイとの約束を守るため私は見なかったと嘘を吐きます。すると、司は変なことを聞いたと言って謝るのでした。
展望台に着いて写真などの資料を集めていると、司が突然「先に帰って」と言ってトンネルの中へと入ってしまいます。前期の間は立ち入りが禁止されている風見坂トンネル。日向子は司を追いかけてその中へと入っていきますが、出口が見えた辺りでようやく司に追いついたため、声をかけると司は振り向いて驚きます。司は立ち入りが禁止されているトンネルに入った理由について、「幽霊」がトンネルに入っていくところが見えたと答え、日向子の手を握りトンネルの出口へと歩き出します。そして、トンネルを抜けた先、第二地区に辿り着いた2人ですが、そこに違和感を覚えます。目の前に見える街並みがまるで時間が止まっているかのように静まり返っていたからです。2人はしばらく散策しますが、まったく人気がなかったことから、立ち入り禁止になっていることも含めてこれもカリキュラムの一環なのだろうと思うことにして戻ることにしたのでした。
そして迎えたプレゼン当日。どうやってまとめるかで煮詰まっていた流花は皆に展望台についての感想を聞きます(ただし、ももと理人は除外w)。展望台自体についての感想を言う司に対し、日向子は展望台から見た光景に対して自分自身が感じ取った抽象的なものを語ります。その内容が若干ポエミーなものだったため、言ってから恥ずかしがった日向子ですが、周囲の反応は感心している様子で、流花からここに日向子を笑う人なんていないと言われます。そして、司が重要な役割を決めてなかったと言われ、日向子はプレゼンの発表を任されてしまいました。そして、日向子の班の発表になり檀上に立った日向子は、初日のこともあってかクラスメイト達からは発表そのものではなく日向子自身が心配されていることを感じ取っていました。同じグループの皆からも励まされ、司からもプレゼンの役割を果たすことは考えなくていい、御霊島の色んな場所をまわったときのことを自分の言葉で語ることだけに集中してとアドバイスを受けて発表を始めようとすると、司から再び声をかけられます。「試してみるんだ、もう一度。ここはそういう場所だから」と。
日向子がトライメント計画に参加することを決めたのは斎藤さんに提案されたからだけはなく、祖母の存在がありました。日向子はお婆ちゃん子で小さい頃から祖母のお手伝いをするのが好きでした。斎藤さんからトライメント計画を聞いた後、祖母が入院したという連絡を受け病院へと駆けつけた日向子ですが、日向子のことを心配する祖母から私のことはもう構わなくていい、自分のやりたいことをやりなさいと言われます。そして、孫が生き生きしているのが一番嬉しいと言われ、トライメント計画のことに踏ん切りがつかなかった日向子は相談することにします。そして、祖母のお見舞いから帰って来た後、ふと小学校時代の卒業アルバムを見ますが、思い出になるはずの写真は1枚もなくクラスメイト達の顔と名前も一致せず、本当にその学校にいたのかと疑問に感じるほど自分の存在が希薄だったことを思い知ります。なんで今このアルバムを見てしまったんだろうと後悔し始めたとき、一通の封筒がアルバムに挟んであったことに気付き、封を開けて手紙を読んでいます。それは10年前の日向子が書いた未来の自分への手紙でした。皆の笑顔を見るのが好き、周りの人が笑顔でいられるように誰かのために頑張れる、それが夢だと語っている10年前の自分を思い出した日向子は、祖母から言われた自分のために時間を使えという言葉と、誰かのために時間を使えという10年前の自分の言葉・・・その両立を目指すためトライメント計画に参加することを決意したのでした。
プレゼンが終わり夜になり日向子は寮に帰らず1人街を歩いていました。今は皆との接し方が分からなかったから。日向子のプレゼンは最後までやり遂げたという意味では成功と言えましたが、日向子自身からすれば微妙なところでした。滑り出しは順調で司たちも安心していましたが、だんだんとトラウマが蘇ってきたため、司たちが求めていた自分自身の言葉で語るのは止めて、途中から資料とレポートを読み上げることに集中することで前回のような失敗を防ぎました。以前だったらかつての自己紹介のときのような事態になっていたはずが、そうならなかったことに関しては半歩成長したのかなと思うようにした日向子。しかし、グループの皆の期待には応えきれていないと思い、皆との接し方が分からなくなってしまいました。端から見れば成功と言えるものではありましたが、自分自身を信じ切れていない日向子からすれば満足できるものではなく、結局のところ自分で自分を信じること、それが今の日向子の課題とも言えました。そんなことを考えながら歩いていると、司から声をかけられます。司は昼間のこともあるし声もかけずらかったけどと前置きして、この子はルームメイトだよねと言うと、司の背中からミリャが現れます。その後、司に誘われてミリャと三人で夕飯を食べに学食に向かった日向子は、そこで司にトライメント計画に参加した理由を尋ねます。しかし、司の答えは「分からない」でした。強いてあげるなら自分のやりたいことを見つけるために参加した・・・そう答える司は少し寂しげに笑います。自分のやりたいことを見つけるため・・・思いがけないところで司との共通点を見つけた日向子は、嬉しくなって自分が計画に参加した理由を話すのでした。
夕食が終わり、ミリャを三国に引き渡した後、司と一緒に帰りますが、その帰り道でどうして「幽霊」を追っているのと質問します。司は昔学級委員長をやっていて、クラスでイジメられていた男の子を救うことができず見てるだけしか出来ませんでした。けどその男の子を救ってくれた女の子がいました。司はその子の勇気に感動しいつかあんな風になりたいと思っていました。そして、司が來夢学園に来てすぐ校舎の裏山でその女の子によく似た子を見かけたため、ずっと捜しているということでした。司が女の子を探している理由を聞いた後、寮に戻って来た2人は別れますが、別れ際に司から自分がこの島に来るまでの経緯を覚えているんだよねと聞かれたため、それはもちろんと答えます。すると、司はだから強く見えるのかなと呟いて自分の部屋に戻って行きました。日向子はここに来るまでの経緯・・・悔しさと不安と焦燥を全て覚えていました。どうにかしたかったから、藁をも掴む思いでこの島にやってきたのです。そして、自分をここまで連れてきてくれた斎藤さんと祖母、10年前の自分に向かって、私頑張ってるよ半歩ずつでも成長しているよ、だから大きな一歩になるまで少しだけ力を貸して下さいと祈るのでした。
それから1ヶ月後。新生活にも慣れ始め、クラスメイト達の顔と名前が一致し始めた頃。日向子は真にあるお願いをしていました。それは來夢学園に入学してすぐの頃、自分1人だけ自己紹介が出来ていなかったから、改めてさせてほしい・・・ということでした。プレゼンがあった日からグループの皆に協力してもらいずっと練習してきた日向子は、檀上にあがり自己紹介を始めます。途中まで何とかいきましたが、自分がここに来た経緯を説明していると再びそのときのトラウマが蘇ってきます。彼女は今まで何に怯えていたのかが分かりませんでした。けど、今はハッキリとそれが何なのか、立ち向かうべきな何なのかが分かっていました。それは、「あのときの自分」。失敗したらまたあの日々に戻らされてしまうのではないかという荒唐無稽な恐怖感。それを否定せず受け入れてなお、一歩進むこと。頭の中が恐怖感で支配される中、日向子は練習に協力してくれた司たちを見ます。自分を見つめるその視線はかつて自分を追い詰めたものではなく、自分が欲していたものでした。そして、それを感じ取った日向子は大きな一歩を踏み出し、練習にはなかった自分自身の言葉を紡ぎ、自己紹介をやり遂げるのでした。
【新田司視点】
日向子とももが司を尾行した日、司はアイに会っていました。司は廃墟の一室でアイと出会い、君を探していたと言い、アイは理由を問います。司はその理由を「分からない」と答え、その答えを聞いたアイもまた不可解なことを呟き、ボクも君に会いにい行こうかどうしようか迷っていたと話します。アイは司のことを知っていたようでしたが、司自身はアイのことを覚えていませんでした。司はこのアイが記憶にあるいじめっこを助けた少女なのかと思いますが、そのことを確認する前に部屋の外から足音が聞こえてきたため、やってきた人物が誰か分からないアイは、この場所を知られたくないからと言って司に部屋を追い出すのでした。
日向子が自己紹介を成功させたからしばらく経ち、ミリャ・ブランコがクラスへと復帰。そして、復帰初日のグループディスカッションでミリャを入れ6人で議題「刻々と変化していく現代社会の中で、各人にとって必要なことは何であるか」を話し合います。そこで司は皆のまとめ役を自然を引き受けていましたが、日向子からそれを凄いと褒められ司は以前から時々襲われてた奇妙な“ノイズ”が発生し、意識を失いかけます。いつもよりそれが強烈だったため、保健室で休もうと1人教室を出ますが、寝るよりも気分転換がしたいと思った司は校庭の方へ向かいます。すると、崖の方で1人の少女が佇んでいました。しばらく司が少女のことを眺めていると、向こうもこちらに気付き、挨拶をしてきます。司が挨拶を返した後どう対応していいか困惑していると、少女は薄く笑い、そんなに警戒しないで下さいと言います。ただの通りすがりだからと。司はそれが嘘だとすぐに分かりましたが、追求することは止め改めて彼女の方を見ると、アイに似ていることに気が付きます。司と向かい合った少女は1つ質問をします。「今の生活は、楽しいですか?」と。その問いかけはアイが毎回してくる質問とまったく同じでした。司が「楽しい」とはっきりと答えると、少女はそれならば良かったと言い、ここは私たちのために作られた楽園ですからと意味深な言葉を言います。司はそれを聞いて再び奇妙な“ノイズ”に襲われますが、それを見て少女は「貴方は本当にあの醜悪な世界に戻りたいのですか?」と再び問います。いつかはこの楽園を出るために自身と向き合わなければならない、貴方はそれが嫌だから仮面を被ってまで虚勢を張っている・・・だって、貴方はとうに亡くなっているのですからと。すると、司が必死に被っていた仮面は剥がれ、意識を失うのでした。

・・・と、いうわけで、1人目は箒木日向子でした~。

箒木日向子 キャラクター紹介
日向子は元OL。かつて仕事で大失敗し会社を事実上クビになりましたが、取引先の人にトライメント計画のことを教えてもらい、参加することになりました。
両親は離婚していて祖母に引き取られたという経緯があって、大のお婆ちゃん子。そのお婆ちゃんから背中を押されたこともあり、トライメント計画に参加することを決意しています。
ゆるふわで周囲を和ませる雰囲気を持ち若干天然ドジっ子で、たまにものすごくポエミーなことを言います。反応が素直すぎるため、流花や司にイジられることもしばしば。驚いたり慌てたりすると「ぴゃ!?」など謎の擬音を発することが多いw ただ、ゆるふわな雰囲気はあれど、芯は強く、序盤はそんな彼女の成長ぶりが描かれています。
B級グルメに拘りがあり我を忘れて語り出します。日向子曰く「一から作るそばめしなんて邪道だよ、邪道」w 成人しているため酒は飲めます・・・というか結構お酒好きでしかもかなり強いw 料理の腕前は一級品で、司たちはその味を絶賛しています。その為、メンバーの中では普段はお母さん役みたいな印象。また、役には立たないけどペン回しが得意w
生まれつき身体が弱く、昔は入院生活を続けていて、今では普通の生活する分には問題ない程度には快復しています。ただし、あくまで日常生活を続ける分には問題ないというだけで完治はしない模様。その幼い日の入院生活の中で1人の女の子と友達になりましたが・・・。

箒木日向子 攻略情報
賛成(反対)→図書館へ向かう→日向子→食べてあげる(食べてあげない)→もちろん、おいしかったよ→コミュニケーション
※1:カッコのある選択肢はどちらを選んでも問題ありません。
※2:Hシーン2回目はシーン回想で見られます。

箒木日向子編 あらすじ
【新田司視点】
司が意識を取り戻すと、そこは教室の前の扉でした。何の疑いもなくそれを開けて中に入ると、日向子たちがグループディスカッションをしていたため、そこに参加しようとしましたが、そのグループの中に“自分自身”がいることに気付き驚きます。その自分に良く似た青年がこちらに気付き声をかけてきて、二上司と名乗ってグループに誘ってきたため、司はそのまま席に向かおうとするとミリャに引き止められ、再び意識を失います。そして、また意識を取り戻すと、今度は保健室でした。何故か同じベッドの布団にミリャが潜り込んでいましたが、司が目を覚ますとベッドからおりて保健室を出て行きます。そのとき外から日向子の声がしたため、彼女の名前を呼ぶと恐る恐る日向子が入ってきます。彼女の話によると、司は外で倒れていて、それを発見した日向子が理人に頼んで司を保健室まで運んだようでした。その後、日向子と一緒に帰りますが、先程のもう1人の自分が出てきた夢のことを思い出し、ミリャが夢の中に出てきたと話すと、日向子も同じことがあったと話します。日向子はミリャが司や皆と打ち解けたことに安心したものの、司にはミリャと仲良くするのはほどほどにねと謎の忠告をするのでした。
翌日、再びグループディスカッションとなりますが、ミリャを入れて6人と大所帯になってしまったため、他のグループと同じ3人ずつにしようということになり、2つのグループに分かれます。司は日向子とミリャの3人とグループを組むことになりました。司たちのグループの議題は「私たちの将来の選択について」。それはミリャが選んだテーマでしたが、司も日向子も今の自分にピッタリの内容だと感じ、賛成。そして、司は自分自身が何者なのかと知らなければならないと考えるのでした。
放課後、流花から資格試験の話を聞く為に日向子と一緒に図書館に向かおうとすると、三国に声をかけられます。三国に廊下に連れて来られた司と日向子とミリャの3人は、三国からミリャのことについて少し話を聞かされます。ミリャはずっと昔から・・・人生の大半を病院の中で過ごしてきました。喋ることが出来ないのも持病の一種でした。しかし、そういった部分を除けばミリャはミリャなりにしっかり考えることも出来るし、司たちとも変わらない・・・だから出来ればこの子とは普通に付き合ってもらいたいと三国はお願いします。日向子も司もそのことには異論はまったくなくむしろ歓迎だったため、迷う事なくもちろんですと返事をするのでした。
翌日の放課後、司はミリャの病気について図書館で調べていましたが、流花から病気によっては本にはまだ載ってない可能性があるから、ミリャについて詳しそうな三国先生に聞いた方が良いと言われ、三国のもとへと向かいます。三国も専門的なところは分からないとしながらも、ミリャは脳からの信号伝達に障がいがあるらしく、一時期は植物状態になりかけたこともあったと話します。そして、ミリャの治療法はないけど、積極的に話しかけてあげれば症状も緩和していくとアドバイスをされます。司が図書館に戻ると、流花の他に引っ越し作業の残りが終わったミリャと日向子がいたため、三国が言っていたことを2人にも説明し、司はミリャが皆とのコミュニケーションが取れるようになるために、引越祝いのパーティを開こうと提案。日向子たちも賛成します。パーティは週末にやることが決まり、その後、皆で勉強を始めますが、始まってすぐ日向子がノートの端にパラパラ漫画を描き始めたため、司と流花で彼女をイジっていると、ミリャがそのパラパラ漫画を読み始め「おもしろい」と声を発したため、3人は驚きます。日向子に至っては泣き出すほどでした。発した言葉は一言だけでしたが、三国の言った通り、このまま皆と一緒にいれば案外快復するかもしれないと司たちは思うのでした。
週末のパーティでミリャが更に喋れるようになり、その日にプレイした人生ゲームで司がビリ、日向子が1位になったことから、流花の悪戯心が芽生え、ビリと1位でデートするという新ルールを急遽作り、2人にデートさせることにします。ミリャもそのことに賛成したため、断ることが出来なかった司と日向子は出掛けることにしますが・・・。
デートの日、日向子の運転する車で海岸までやってきた2人は、だいぶ喋ることが出来るようになったミリャのことについて話しますが、日向子はミリャが自分が入院していたときに知り合った友達に似ていると言います。しかし、その友達は病状が悪化して転院してしまい、それ以降連絡が取れなくなってしまったため、日向子はその友達とミリャを重ねて見ていました。司はミリャは大丈夫、まだ可能性はあるはずだと励ますと、日向子もミリャちゃんと一緒に卒業したいと言います。彼女にとって、ミリャはもはや家族も同然でした。司もミリャに対して気になると言うと、日向子は驚き、いくつか質問をしてきます。そして、司は日向子にミリャのことで相談があると言い、ミリャが引っ越してきたときにロビーで彼女が荷物を散らかしたときに思わず手にしてしまったパンツを返したいと思い、彼女にそれを渡すと、日向子は倒れてしまうのでした。
その後、司の部屋でゲームをしたいと日向子が言ったため、司の部屋に移動して理人も交えてゲームをし、ミリャを誘って夕飯を食べますが、そこで日向子への気持ちも自覚し、理人の意外な一面を見せられたため、自分も前に進まなくては・・・と考えますが、その日の夜、再び“二上”がいる夢を見ます。そこでは二上と日向子が仲良くなっており、ミリャは紗希と呼ばれていました。司は皆と距離を置き、ここから逃げ出したいと考えた司は第2地区へと繋がるトンネルまでやってきます。そこで紗希と会った司は、二上のことをどう思っているか聞かれたため、怖いと答えます。その後、日向子のことも聞かれたため、「好きかな」と答えます。すると、紗希は日向子のことをよろしくねと笑顔で言うのでした。
進めば進むほど後退しているような感覚に襲われている司。それは原因に向き合おうとするたびに何かが“戻って”いく感覚でした。それは二上が出る夢を見て一層強くなっていました。その日もグループディスカッションが行われ、グループを組んでいた日向子とミリャがまとめの段階に入っていたのにまったく集中することが出来ず、焦っていました。ももも理人も流花もミリャも前に進んでいる。自分と同じ立ち位置にいたはずの日向子も進んでしまった・・・自分だけ何もしていないということに気付いたのです。そして、勉強もゲームも上手く出来なくなってしまった司は、資格試験の日を迎えます。結果は、日向子と流花は合格し、司は不合格でした。日向子は司を励ますために、ミリャも一緒に3人でドライブに行こうと誘います。そして、トンネルの展望台まで着くと、司は日向子に自分のことを話し始めます。
司は自分がやりたいことが見つけられないでいました。資格試験を選んだのも日向子や流花に流された結果そうなっただけでした。だから、理人が自分の夢への情熱を持っていることに驚きただ圧倒され、自分にはそういった情熱が何もないことに気付いたのです。皆は目的意識を持って選択科目を選んだ、けど自分は流されただけ・・・だから焦って不安になり、置いて行かれるのが怖くなっていました。そんなことを話すと、日向子は自分も同じだったと話します。幼い頃から身体が弱く入院生活を続けていてまともに学校に通うことができず、両親に迷惑をかけっぱなしでいつも怒られていました。そのため、どうすれば迷惑をかけずに生きていけるかなとそんなことばかり考えていました。学校に通えるようになっても周囲と上手くやることが出来ず、せめて一人でも生きていけるようにと就職してみたものの、入院生活ばかりで学校での生活もほとんど経験できず何も知らなかった彼女の仕事ぶりは結果にすぐ表れました。それからトライメント計画に参加した日向子は、最初は不安でいっぱいでプレゼンで失敗もしたけど、司から話を聞いて皆も一緒なんだと知ります。こういう失敗は皆も通ってきた通過点なのだと。だから、司くんもダメじゃない、知らないだけで皆も体験した試練なんだよと励まします。私達は少し遅れちゃったけど、だからこそここへ来た・・・ここはそういう場所だからと。
日向子の言葉に胸を打たれた司は、空虚だった胸の奥に暖かい何かが溢れ出してくるような感覚を覚えます。自分がここへ来た理由はまだ分からないけど、自分を変えたいという思いは確かにあった・・・しかし上手く立ち回って自分が変われた気になっていただけで、それが最近上手くできなくて、その事実を受け入れたくなかったのだと気付きます。大切なのは、日向子のように等身大の自分を理解し、受け入れて、挑戦することなのだと。そのことに気付いた司は、日向子にお礼を言い、日向子も役に立てたなら嬉しいと笑顔になりますが、良い雰囲気になったところでミリャの存在に気付き驚き、ミリャのことを忘れていたわけじゃないと言って慌てて取り繕います。その後、2人の様子に満足気なミリャが山の上に行きたがっていたため、そちらに向かうとそこには草原が広がっていて、2人は感動。すると、ミリャは「こんな景色を一緒に見られて良かった」と言って倒れるのでした。
日向子の運転する車で病院まで運び、ミリャの関係者全員に連絡を入れた2人。しばらくすると三国がやってきてミリャの病状については「分からない」とだけ答え、2人を帰そうとしますが、日向子は何かに気付いたようでした。学園の方まで戻ってきたとき、司は先ほど日向子が三国に何か聞きたそうだったのが気になったため、聞き出します。すると、日向子は涙を浮かべ、彼女のことを知っていたと話します。彼女は紗希ちゃんだと。
【箒木日向子視点】
日向子は小さな頃から身体が弱く、病院通いが続き、時には長期に渡って入院していました。時折病院から帰宅許可が下りても家に自分を迎え入れてくれる人はいなかったため、病院が家代わりになっていました。そのときの感情は寂しいとかそういったものではなく、ただ誰かに愛してほしかった・・・それだけでした。家族も友達もいない・・・誰からも愛されずこのまま眠っていたほうが楽だと考えるようになった頃、日向子の布団に入ってきた1人の女の子がいました。それが三国紗希でした。紗希は日向子が起きるなり、いきなり「友達になろう」と言ってきます。ずっと1人だった日向子は友達というものがどういうものか理解しておらず困惑していましたが、紗希に手を握られると、私なんかで良ければと返事をします。すると、紗希は良かったと笑うのでした。
それからというもの、日向子は紗希に色々な場所に連れて行ってもらったり、色々知っていることを教えてもらいました。知れば面白いこともあるし、怖いものだったんだって分かるものもある、そういったものを知って経験を積んでたくさんのことを試したい・・・それが私の夢だと語っていた紗希。ずっと病室に閉じこもっていた日向子にとってどれも初めての経験であり、紗希のおかげでどんどん世界が広がっていきました。紗希と一緒にいる時間は輝いていて、いつしか日向子は笑顔になる時間が増えていました。そんなある日、両親が病室に見舞にやってきます。あまりに久しぶりでしたが、2人は日向子に離婚することを告げ、どっちについていくかと聞いてきます。日向子にとって友達の紗希がいる病院が全てであり、ようやく出来た大切な“居場所”を壊されるのが辛く、ずっと沈黙を貫き通しているうちに返事は後日することになりました。それからずっと紗希は日向子の傍から離れないようになり、両親は次第に来なくなっていました。結局、日向子は両親ではなく祖母に引き取られることとなり、病状が良くなって日に日に元気になっていった日向子は退院して祖母と暮らすようになったのでした。
退院してからも日向子は毎日のように紗希のところへお見舞いに行っていました。紗希は日向子とは対照的に少しずつ元気を失っていました。そして、日向子が学園に編入されると同時に紗希の転院が決まったため、紗希とは手紙で交換し合うことを約束します。学園には少なからず期待していた日向子ですが、紗希以外の同世代の子と話したことがないため周囲と馴染むことは出来ず、“紗希ちゃんに会いたい”という思いが募って約束の手紙を出します。何度も何度も。しかし、返事が返ってくることはありませんでした。病院に紗希の転院先を聞いても決して教えてはもらえなかったため、日向子は何となく予感がしていました。紗希は返事をくれなかったのではなく、もう返事が出来ないのだと。紗希という心の支えを失った日向子は、学園に通うことが辛くなっていました。クラスで浮いた存在になり疎外感を感じていた日向子は、そこから逃げるように勉強だけをし続けました。目的も目標もなくただひたすらに。勉強は日向子にとって逃避行動そのものでした。
それからそうやって過ごし、生きるためにバイトを掛け持ちするようになります。お金があれば1人でも生きていける。日向子は生きることに執着していました。それは紗希のことが心の中で引っかかっていたから。自分は生き残ってあの子はもういない。紗希と違って自分はチャンスを与えられたのだからそのチャンスをものにしなくてはいけないと。そうやって勉強やバイトにと努力してきた結果、就職することが出来ました。しかし、就職そのものが目的になっていた日向子はその目的の先に何かを見出すことが出来ず、あることに気付いてしまいます。私は今まで償いのために生きてきたのだと。紗希には夢があって自分にはなかった・・・だからせめて、彼女にしっかりと顔向けできるように胸を張って頑張ったよと言えるように。
そんなある日、斎藤から失敗するのが怖い?と聞かれます。日向子が怖いですと答えると、斎藤は失敗しない方法、失敗を取り戻す方法、失敗した時に次へ進むための方法・・・そういったものを日向子は何も知らないと指摘。大事なのは、知るということ、自分を知って他人を知って社会を知って世界を知ること・・・そうやってこの世界で生き残るための術を、自分が何が出来るかを探すんだとアドバイスします。その言葉はかつて紗希が言っていた夢と同じでした。彼女がそう言っていたのにその言葉の意味に気付けずに何も知ろうとしなかった自分。それをやり直すために参加したトライメント計画で皆と出会い、成長してようやく生きてきた1つの目的を果たせたかもしれないと実感します。私を応援してくれた皆に顔を向けて頑張ったよと今ならちゃんと言えると。
だから日向子は、いつか紗希ちゃんが私を外へ連れ出してくれた時のように、今度は私が紗希ちゃんを連れていってあげるんだと心に誓うのでした。
【新田司視点】
ミリャはまだ病室で寝たきりのままでしたが、司たちの学園生活は続いていました。日向子はあれだけ苦手だった発表も今では立派に出来るようになり、司はますます置いて行かれるように感じていました。いつか日向子に追いつくことが出来たら告白しようと思っていたものの、現実はそれから程遠い位置にいました。
放課後、一緒に帰ったときに今までは弱い自分を誤魔化していただけで弱い自分が本当の自分なんだと認め、何もしていない自分に焦り、皆に置いて行かれるのが怖かったと最初は思っていました。しかし、今はそれも違うと言います。司が恐れていたのは、皆に置いて行かれることではなく、日向子に追いつけない自分が怖かったのです。それを聞いた日向子は司の本心に気付けなかったと謝り、大事な話だから私の部屋で話そうと言い、自分の部屋に司を招きます。
司が言っていたことは、学園に来た当初の日向子も思っていたことでした。日向子は何でもソツなくこなす司のことを見て、司に必要なのは時間だけでこの学園生活があれば何とか見つけられるものなんだと思い込んでいました。しかし、司に必要なのは時間ではなく、司が安心して過ごすことが出来る居場所だったのだと気付きます。そして、意を決した日向子は司を後ろから抱きしめて、告白します。「司くんの居場所、私じゃなれないかな」と。自分も皆と出会って居場所を見つけられたからこそ、自分を見つめ直すことが出来た・・・だから今度はわたしが司くんのそんな居場所になってあげたいと。
司はそんな日向子の告白を聞いて、自分が不安に思っていたのは目的がないことではなく、日向子の隣という居場所がなくなることだったのだと気付きます。そして、日向子の方へと振り向き、今の何もない自分がたった1つだけはっきりしていることがあると言って、君の事が好きだと告白します。日向子が隣にいれば頑張れる、日向子を支えられる人間になろうと心に誓って。こうして、唇を重ねた2人は、恋人同士になったのでした。
ミリャと一緒に過ごし彼女に色々と教えていくうちに教員に向いていると感じた日向子は、かつての自分のように学園に通えない子たちが学べる学校を作りたいと思うようになっていました。日向子に出来た新しい夢。司はそれを応援することにしますが、未だ自分のしたいことが見つからず、例の課題もまとめられずにいました。これまでは何がしたいかという視点で考えていましたが、日向子と相談して“どんな選択が出来るか”という視点を置いて考えることにします。そして、考えがまとまらない中、自分の考えを日向子に伝えると、日向子はその考えそのままで良いと思うと言います。これからどんな選択があるのか調べてみようという考えそのものが、これからの選択肢のひとつであり、将来の選択というのは何も卒業後の事だけではなく、今この瞬間のこととでもあるのだからと。
日向子と結ばれた日の夜、司は久しぶりに夢を見ました。そこはミリャが倒れた草原で、そこには司の他に二上司がいました。二上司はこれまでずっと自分に何かを伝えようとしていたことは分かっていたものの、それが何なのかまで分かっていませんでした。二上司は分からなかったらいいんだと言い、司の覚悟が決まっているのなら君の手助けをしようと言って立ち去ろうとします。司に呼び止められた二上司は、1度だけ振り返り手助けする代わりに1つだけお願いをしたいと言いますが・・・。
翌日。この日は課題の発表の日でしたが、日向子に支えられ司は気力充分に学園へと登校します。しかし、それは突然やってきました。クラス委員を決めるという伊砂の言葉を聞いて身体がこわばり、頭の中をノイズが走ります。そして、女子の中では日向子が立候補したことから、彼氏である自分も立候補しなくてはと思った途端に、司は意識を失います。目を覚ますとそこは保健室で日向子がずっと付き添っていたようでした。日向子は今先生が病院を手配していると言いますが、司はこれが病気ではないことにもう気付いていました。日向子が先生のところに司が目覚めたことを報告しに行っている間、司はノイズの正体と向き合うことにします。そして、ふらついた足取りで音楽室に行くと、自分が迷走していた理由に気付き、理解します。
司が教室に戻ると、丁度日向子が発表をしているときでした。司は大丈夫だと言って日向子と交代し、自分の発表をするのでした。
【箒木日向子視点】
司と入れ替わって檀上から下りた日向子は、いつかのプレゼンの事を思い出し、気付きます。かつては檀上に立つだけで頭が真っ白になっていた自分がいつの間にか自然にプレゼンを行えていたこと。そして、今の司の表情が、かつて自分が2度目の自己紹介をしたときの表情と良く似ていることを。
この島に来て色んな人と出会って、何も知らなかった自分に気付き、知らないことがたくさん溢れているからこそ、将来について考えるときに不安になったり迷ったりしてしまう。だから自分が何をやりたいのか何が出来るのかを一旦置いて、知らなかったことを調べて、先ずはどんな選択ができるかを知った上で将来について考えていきたい。そして、皆と出会って自分の居場所が出来たことで心に安心が生まれ振り返ることが出来た・・・自分が今こうして変化することが出来たのは、皆に出会えたからこそであり、この出会いに感謝していますと締め括った後、ありがとうございましたと感謝の言葉を伝えます。
司の発表は当初のものとは違っていたものの、それでも司がこれまで悩み、本気で試行錯誤してきた様子がよく伝わるものでした。そして、日向子のもとへやってきた司の表情は晴れやかで先程のまでの辛そうな感じは向けられず、司もここから再スタートが切れそうだと言って日向子に感謝します。その後、司が何か日向子に伝えようとしたところで、教室に三国が入ってきて、2人を廊下へ連れ出します。そして、2人にミリャが病室からいなくなったことを告げるのでした。
2人は行方不明になったミリャを捜しにいくことにしますが、不意に司があの草原にいるはずだと言います。不思議に思った日向子ですが、どうやら先ほど司が言いかけていたことと関係があるようだったため、ひとまず車で山の上にある草原へと向かいます。そして、草原に着くと司は迷わず進み、日向子がそれを追いかけると、その先にはミリャがいました。日向子はミリャの姿を見るなり駆け寄って抱き締めると、ミリャはごめんねと謝ります。それを聞いた日向子はミリャが紗希であることを確信します。そして、日向子が「紗希ちゃん」と呼ぶと、ミリャも紗希ですと答えるのでした。
久しぶりの再会に喜ぶ2人ですが、紗希はお父さんに見つかる前にやらなきゃいけないことがあると言って、司と共にどこかへ行ってしまいます。戻ってきたら3人で一緒に冒険しようと約束して。日向子は2人を信じることにしてそれを見送るのでした。
学園を卒業した日向子のもとへ一通の手紙が届きます。その内容は祖母が亡くなったという報せでした。祖母の最期を看取ることが出来なかったものの、葬式には出席できた日向子は、そこで父親と再会。そして、葬式が終わった後、家に帰ると今度は紗希から手紙が返ってきたため、日向子は紗希のもとへと行き再会を果たします。彼女はまだ病み上がりでしたが順調に快復しているということでした。祖母が亡くなり帰る場所が無くなった日向子は、しばらく紗希の家に滞在していましたが、帰り際に紗希から「わたしが日向子の家族になるよ」と声をかけられるのでした。
それから日向子は教員免許を取るために再び大学へと通い始め、快復した紗希とルームシェアすることとなり同居を開始。紗希もまた、情報工学を学ぶために日向子と同じ大学に通い始めました。その日も2人は一緒に大学に向かいますが、机の上には10年前の自分への手紙が置かれていました。その手紙にはこう書かれていました。今の私は、教員免許を取るために大学に通っていて、たくさんの友達もできました。一時は夢を諦めてしまったけど、今では色々と知って1つ選択することが出来ました、おかげでまた新しいスタートが切れそうですと。

箒木日向子編 感想
日向子ちゃん可愛すぎですw イジられ属性で反応が素直だし、ほんわかしてるので癒されまくりですw 体験版のときも思ってたけど、慌てたときとか驚いたときのセリフが面白いw 料理上手で面倒見が良くて母性発揮するし、文句なしの可愛さでした!お嫁さんになって!(*´Д`*)ノ とにかく日向子ちゃんが可愛いのでその点は非常に満足しましたw
シナリオに関しては、日向子ちゃんの部分だけを言うなら、ほぼ体験版で日向子ちゃん自身の問題は解決しちゃってるので、個別ルートはミリャちゃんとの関係が分かるのと日向子ちゃんが新しい夢を見つけるための後日談的な意味合いが強かった印象でした。何も知らないからこそ不安になって怖くなる、だから先ずは知ることが大事っていう内容。体験版の部分にはなりますが、日向子ちゃんがそういう部分を知って成長していく姿をちゃんと描けていたのは良かったと思います。
ただ、個別ルートは司のことがメインになっている上、その肝心な部分がぼかされてしまっていて、よく分からないまま終わっていつの間にか学園を卒業するため、途中まで良かったけど、終盤の展開がまったく理解できなくて微妙でした。特に何故司が立ち直ることが出来たのかっていう部分が理解できなかったです。恐らくTRUEルートのためにその辺がアヤフヤになったのでしょうけど、最初に見ると?????となったまま終わるので、エンディングは「え?」って感じで見てました(爆) 特にHシーン2回目とか話が繋がらないので完全なオマケだと思うようにしましたw
Hシーンは2回。ボリュームとしては普通乳~巨乳の間くらいという印象ですかねw 最初のは体験版で見た通りでおっぱい見せるから良いですが、2回目はバブみ要素があるため、おっぱい隠れちゃうのが残念かな。まぁ、バブバブしたい人には良いかもしれませんがw 日向子ちゃんは日向子先生というより日向子ママっぽいですねw 普段はイジりやすいけど、Hのときはいっぱい甘やかしてくれそうw
一般シーンだと良いシーンは体験版部分の日向子ちゃんの成長、それから告白シーンとエピローグの手紙と最後の「いってきます」ですね。特に日向子ちゃんの成長ぶりが見られる手紙は良かったかなー。あと、ミリャちゃんとの会話は姉妹みたいで和みますし、そこんところはもっと見たかったですなぁ。面白かったのは、人生ゲームで司の家がバーニングしたときのやりとりと、その後のデートでの海岸でのミリャパンツ引き渡しのシーンかなw 前者はセリフの間が絶妙すぎで、後者は日向子ちゃんの反応が面白かったw
ところで、クラスメイトの夏奈も葵ゆりさんだったのか・・・どこかで聞いた声だと思ったらw

さてさて、お次は大舘流花です~。

「Re:LieF ~親愛なるあなたへ~」のあらすじ・感想はこちら↓
箒木日向子編】【大舘流花編】【海蔵もも編】【アイ編】 

「Re:LieF ~親愛なるあなたへ~」の公式サイトはこちらから↓
http://rask-soft.com/product/first/】 

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