第５９回 安田記念

春のマイル王決定戦「安田記念」（東京競馬場・芝１６００メートル）。３０年以上ぶりにダービー馬同士のマイル対決が実現した。
６４年ぶりに牝馬でダービーを制した歴史的名牝ウォッカと昨年のダービーを制したディープスカイ。ここまで１勝１敗（天皇賞・秋＝ウォッカ勝利、ジャパンカップ＝ディープスカイ先着）となっている両馬。
果たしてどちらが強いのか？という点に注目が集まった。

１番人気はウォッカ。相変わらずファンの多い牝馬だね。私も一ファンだけど。気のせいかもしれないけどウォッカが出走するときの競馬場は女性が多い気がする。
前走のヴィクトリアマイルでは圧倒的なパフォーマンスを見せたウォッカ。マイル戦ならライバルのダイワスカーレットには絶対に負けないと私は思ってる。桜花賞では負けたけど。
とにかくマイルでの実績ならかなり信頼のおける牝馬で、これで勝つと史上初の１０億円牝馬となり、且つ、Ｇ１勝利数で牝馬の単独最多勝となる（ヴィクトリアマイルに勝った時点でメジロドーベルと並んで５勝タイ）。

２番人気はディープスカイ。充実している４歳牡馬でダービー馬。しかもマイルでも実績があるのだから例年なら１番人気になるところだが、今回ばかりは仕方ないだろう。相手がウォッカでは。
でもまぁ４歳最強と言われている馬だけに、ここで現役最強の女王相手といえでも負けるわけにはいかない。

３番人気はＧ２クラスなら結構良いパフォーマンスを見せるスーパーホーネット。Ｇ１戦線で活躍してきただけにそろそろタイトルが欲しいところだろう。
実績のある馬だし、昨年の毎日王冠でウォッカを破っているだけに、２強に待ったをかけられる数少ない馬なのは間違いないだろうけど・・・こういうＧ２クラスでは勝つが万年入着馬って過去にも何頭もいただけに、そういう馬と被ってみえてしまうのが気になるところ。

レーススタート。
ウォッカは今日も良いスタートを切ったが、外枠に先行馬が集まってたせいか、１コーナーあたりでウォッカは後方に下げることに。
８００メートル通過が４６秒台。良馬場とはいえ、前日まで雨が降っていた馬場。前はやや速いように思える。

そして４コーナーへ。
ここでウォッカが包まれてしまった。その間にディープスカイがウォッカの前に出る。
直線半ばに入ってもウォッカは馬群を捌けず絶体絶命のピンチに陥ってしまう。

しかし、ここからがウォッカの真骨頂。残り１ハロンを切ったところで馬１頭分の隙間を潜り抜け、先頭を走るディープスカイに迫る。
そしてゴールから５０メートル手前のところで見事ディープスカイを差し切り、最後は手綱を緩めるほどの”圧勝”だった。

差は４分の３馬身。しかし、残り１００メートルぐらいのところでは２～３馬身ほど空いている状態からだったので、いかにウォッカの瞬発力が凄かったか分かる。
苦しい展開だったからこそ、ウォッカの強さが逆に際立ってしまった。
つか、ディープスカイとの２強対決ってことだったけど、そのディープスカイは並ぶ間もなくウォッカにかわされてたね・・・。
ディープスカイでもダメなら現役馬の中でマイルでウォッカに勝てる馬はいなさそうだな。
それにしても凄かったなー。改めてウォッカの凄さを思い知ったよ。

まぁ・・・今回は武豊の騎乗ミスのせいなんだけど。
馬群に包まれるという致命的なミスをしていなければ差は５馬身くらいはついていたんではないだろうか？
それぐらい最後は凄い脚だった。

これで史上初の１０億円牝馬、Ｇ１・６勝は牝馬最多勝でＪＲＡ・Ｇ１だけで言うなら、シンボリルドルフ、テイエムオペラオー、ディープインパクトの７勝に次ぐ単独４位。東京競馬場でのＧ１勝利も前回自身が記録した４勝を自分で塗り替えた。
なんかウォッカが勝つたびに何かしらの記録が更新されていく気がする・・・。これだけの名牝に出会うことももうないんじゃないか？と思ってしまうね。
今年で引退が決まってるけど、あと半年残っている。彼女がどこまで記録を更新し続けるか楽しみだ。

・・・ちなみに私、実は東京競馬場へ行ってました。ただ、遅くなってしまうのでレースは帰ってからＴＶで観ました。

とりあえず単勝馬券を３枚購入。

応援しているウォッカとダービー馬ディープスカイと高松宮記念馬ローレルゲレイロの３頭分のみ購入。コレクション用なので各１００円ずつ。

あとはターフィーショップで馬のフィギュアを３個。

左からオグリキャップ、ウォッカ、ディープインパクト。って言ってもあまり見分けつかないね(爆)
本当はサイレンススズカとトウカイテイオーのも欲しかったんだけど、今回はこの３頭だけにした。

現役馬では今のところブエナビスタの写真さえ撮れれば満足なんだけどさー・・・凱旋門賞じゃなくて秋華賞に出てくれないかな・・・。