Koba の庭~春夏秋冬

庭や鉢植えの樹木や草花を中心に、家庭菜園も楽しみ、四季の彩を写真で紹介します。

庭に来た蛾~アケビコノハ

2016-02-24 | 昆虫

アケビコノハ」は、ヤガ科の昆虫で、大型のガ(蛾)の1種です。
名の通り、幼虫はアケビの葉を食草とし、成虫は枯葉に擬態します。
 
裏庭に2種のアケビが毎年実をつけていますが、必ずアケビコノハの幼虫が発生します。
9月中旬、大きくなったアケビコノハの幼虫は、目立つ目玉模様 にギョットします。 
 
  
 
上の中央の幼虫が白アケビの葉を食べています。上が頭部で下が尾部です。
刺激を受けると警戒・威嚇のポーズ をとります(下写真)。
大切な頭を抱え込み、眼紋を目立たせ、動物の頭部に似せた尾肢を立てます。 
 
 
 
アケビの実生りに影響するので、大きくならないうちに捕殺するのですが、無農薬
なので取りきれません。
10月に葉を折りたたんで中に繭状の物を作ってになります。 
 
 
 
11月下旬、雨風で覆っていた葉が飛び散って、中がむき出しました。
真っ黒な蛹は触るとぴくぴくと動きますが、最後は鳥に食べられてしまいます。 
 
 
 
10月下旬、葉に静止しているアケビコノハの成虫です。以前に鉢に止まっている所を
見たことがありましたが、枯れ葉そっくりで驚きます。
下が頭部で、足の付け根の先に眼が有り、その先に葉柄まで付けています。
成虫は果実を吸汁するために、熟したアケビの果実を狙ってきたようです。 
 
 
 
カメラに近寄られ、嫌だったのでしょう。 突然飛び立ちました。
 
  
 
地面すれすれの低空飛行ですが、その派手な模様にまたまたビックリポンです。
静止時に枯れ葉状の前翅の下に隠していた後翅は、黄色に黒色紋 があり、目立ちます。 
 
 
 
初めて見たアケビコノハの飛翔姿でした。 
 
 


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