小網神社blog

東京・日本橋に鎮座する強運厄除の神さま・東京銭洗い弁天の社 小網神社のブログです。

人のカを越える存在を感知した時、また新たな人生が開かれる。

2012年07月27日 | 小網神社教学

日本時間では明日、ロンドン五輪の開会式が行われます。これに先立ってサッカー女子はカナダに、男子は強豪スペインに勝って幸先の良いスタートを切りました。

五輪はスポーツの祭典であると同時に各国の伝統文化や宗教を知る良い機会でもあります。

人が信仰の道に入り、人智を超えた神仏の存在を感知する時は、人それぞれでしょう。又、神を仰ぐ姿勢も世界各国色々あります。五輪で金メダルや記録を達成した後の選手の姿にもそれが現れます。

その姿勢について、よいとか悪いとか、低い次元、高い次元と、云々することはできません。なぜなら、信仰の中で、人は大きく変わる可能性を秘めているからです。

日々の祈りの姿は、神の前で自らを開きます。だからこそ、その姿は美しいものとして、人々の目に映るのです。

社頭での祈りの言葉は、病であり、進学、就職、結婚などへの悩みや不安、あるいは期待であり、また、商売や事業の発展等、多岐にわたっています。

人は祈りの継続の中で、自らの生きる姿勢に目を向け、やがて、変化が起こってくるといえましょう。

この変化は、個々の人の心のありようによって様々です。

神は、人の心の波長をまず変え、人はその波長との調和の中で、御神徳の意味を感じるのではないでしょうか。

そして人は、神の感知と祈りの継続の中で、新たな人生を聞き、御神徳の光を受けつつ、逞しくも繊細な人生が開かれてくるのです。

「人事を尽くして天命をまつ」は、この信仰の心の構えを端的に表現しているといってよいでしょう。

さて、ロンドン五輪では、どんな感動が待っているのでしょうか。


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花のこころと神を宿す夏。

2012年07月19日 | 小網神社教学

関東地方では梅雨が明けましたが、九州の一部では折からの豪雨で犠牲になった方々もいらっしゃいます。自然の脅威にはただただ驚かされます。亡くなられた方々のご冥福を衷心よりお祈り申し上げます。

今朝、今年初めて蝉の声を聞きました。

軒先には朝露に濡れた朝顔の花びらが穏やかな南風に揺れています。

一輪の花に、心の安らぎをおぼえ、その美しさに心が洗われることがあります。

花を愛する人々には、花の心が自然と精神に移りゆくにちがいありません。

病に悩む人が、神参りをされます。心身の苦しさの連続から解放されたいと念願して祈願を思い立ち、神社におこしなる方も少なくありません。

そんな方々の日々の祈りは、まことに真剣そのものです。

病を治すには、医学的な治療とともに神参ることによる心身の安定が重要な要素を占めると考えます。

神を拝することにより、神の心が精神に宿り、病んだ身体を浄化させてゆくからです。

猛暑のなか、熱心に参拝される方々の姿を拝し、大いなる御神徳が多くの方に発揚されますようお祈り申し上げます。


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近き親、遠き祖を祭ること。

2012年07月12日 | 小網神社教学

東京では明日から「お盆」を迎えます。むかえ火をたき、「あの世」から先祖をお迎えし、一家でお過ごしただいた後、再びお帰りいただく、そんな折節です。

玉棚のおくなつかしやおやのかほ
これは、松尾芭蕉が信頼していた弟子の一人、向井去来の句です。
「親の霊が来ておられると思うと、玉棚(祖霊をお祭りする棚)の奥がなつかしく思われる。そこに親の顔が浮かんで見えるような気がする」

一方、「祭ることいますがごとし。神祭るは神いますがごとし」は論語の一節ですが、これらはいずれも「敬神崇祖」を根とした東アジア独特の心といえましょう。

近き親、遠き祖を祭ることは、人として魂が「この世」を去っても、一家とはとこしえに離れることなく「あの世」で生き続けることを意味します。


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祖先と自然の恵みの中に。

2012年07月05日 | 小網神社教学

間もなくお盆。東京では靖国神社の「みたままつり」もおこなわれます。

人は親を失ってはじめて親を思うもの。

我々の生活は、人間の歩みの成果と、自然の恵みの上に成り立っていることを痛感します。

生活文化の多くをみても、祖先と自然の恵みの中からうまれたのがどれだけ多いことか。

われわれは人として生きる以上、これらの恩恵に対し感謝の念を忘れてはなりません。神道では、それらを神として敬しています。

人間らしい心の基盤を形づくる大きな要素は、祖先と自然への感謝の心であるといえます。


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茅の輪を取り外しました。

2012年07月01日 | 神社より

今朝方、先月20日から鳥居に設えておりました茅の輪を取り外しました。


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