二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

そうだ 京都、行こう。

2017-07-04 09:24:17 | ☆店主の鞄持日記 ほぉ舜堂
「どうせなら美味しい物でも食べさせてあげるよ」
「ホントですか?!じゃあ、鱧か生湯葉っ!!」


そんな会話から京都行を決めたのは、
予定していた出張調整会の中止を先月の頭に決定し、
すぐにお申込みの皆様にお知らせした後。
新幹線の切符をキャンセルするにあたり、
さて告知した休業日をどうしたものか、と考えてのことでした。
前言を撤回してお店を開ける選択もあったのですが、
折しも、鳴尾さんから弦楽団コンサートのブログ告知のご依頼。
鳴尾さんが惚れ込んで弾いている西野二胡『明王』も聴きたいし、
一時的に貸してるだけなのにちっとも帰って来ないし、
「聴きに行くついでに連れ去っちゃおうかw」、なんてコトで、
行き先変更!!♪
第三回鳴尾弦楽団のコンサートの会場、高槻現代劇場は、
大阪府ですが、新幹線の降車駅を京都にし、
そういうわけで、去る7月1日(土)、
鳴尾弦楽団のコンサート聴く為だけの日帰り京都旅☆
ジジババ旅なので、そして疲れてるであろう日曜日は休む※、と。
(※結局、日曜日も仕事してたんですが。。。)



さて祇園祭のお囃子流れる中、降り立った京都駅、
「「うっ。。。」」
あまりの湿気に、思わずシンクロした店主とワタクシのうめき声(笑)
さっそく夏の京都の洗礼を受けた気分です。。。
さあ目指すは高槻現代劇場!!
雨女の鳴尾さんのこと、間違いなく雨降りだと思ったのに、
強烈な晴れ男の店主のパワーが勝ったか、現地は晴れ。
えーん、鳴尾先生の方のパワーを信じてUV対策して来なかったよ。
高槻市駅からの道、少し迷ってやや遅めに到着してみれば、
ほぼ満席に近いお客様。
鳴尾先生、弱気発言してらしたけど、ちゃんとお客様入ってるじゃないですか!
客席で日頃お世話になっている鳴尾門下生Tさんをすぐ後ろの席に見つけ、
しばしおしゃべりの後、開演のベル。。。
目にも楽しい鳴尾弦楽団の演出ですから、期待にワクワク☆




思えば、第1回に来て以来久々に聴かせていただいたのですが、
この楽団、格段にレベルアップしてますね~!
新井洋平さんの作曲した大曲『Oriental Force』も、
団員の皆さんは練習が本当に本当に大変だったんだそうですが、
苦労が報われた会心の本番だったのではないでしょうか。
そして、なにより新井洋平さん作曲の曲そのものが良かったです!!

そして後半のNIKOーLABO。
店主は、NIKOーLABOの演目のビバルディ作曲、四季『夏』での
鳴尾先生奏でる西野二胡『明王』のパフォーマンス能力の高さに大満足。
「今日はこれ聴けただけでも十分だよ!」
ワタクシとしては、カッコイイ照明の下、皆さんの衣装の赤と黒の対比や、
配列もなんだかかっこ良くて、精鋭グループの演奏に迫力を加えた印象。
トータルで素敵でした☆

そして、Xeno Quartet+。
もうこのグループは別格のレベルの高さですね。。。
3把の西野二胡と大分解を治した革胡、
山下さんのパーカッション以外は店主が関わった楽器達は、
ゼノカルテット+という、もはや二胡業界で頭抜けた存在のこの集団の、
表現したい音楽をどこまでも可能にしている感がありました。
あのキレ、西野二胡揃えなきゃ出ませんよ。
優れた人達は優れた楽器を手にすると、
それを武器に、どこまでも高みへ登って行くのですね。。。

そして、古筝の伍芳さん。
もう本当に素晴らしい演奏でした。
そして音色だけでなくご本人もとてもとても美しい方で、眼福。
存在そのものが華やかで、本当に素敵な音楽でした。
聴けて良かった!


特筆すべきは演出の楽しさ♪
店主は、歌舞伎座を始め舞台芸術を長くやって来ているので、
高槻現代劇場のライティングの設備に感心しきり。
更には、効果的なライティングもさることながら、
ジョーズの音楽と共にマグロ体形のサメのバルーンが客席から出て来たのには、
「出た!♪」と、期待を裏切らない鳴尾イズムを感じてニマニマ。
”らしく”泳がせながらバルーンを操った和尚様達、awesomeでした!
鳴尾チルドレンの可愛い登場には、大きくなったなぁ、と。
特に次男君は、店主は鳴尾先生との初対面が出産直後だったので、
1ヵ月にならないうちを知っているだけに、
「歩ってる、歩ってる!」(笑)


終演後は、ロビーで様々な顔見知りの方々、光舜堂のお客様と再会。
まさか来てるとは、と大概の方には驚愕され、
ドッキリの大本命、鳴尾先生にも大いに驚いていただけました。
しかし、京都行を決めてから約1ヵ月間極秘にしていたのですが、
隠し事が下手な店主は事あるごとにバラしそうになっていたので、
勘の良い数名には、「もしかしたら来るかも、って思ってました」と。
やはり感づかれていましたか(笑)
それにしても、ワタクシは地味顔で人の記憶には残らないので、
店主とセットじゃないと瞬時に『ほぉさん』と認識されず、
この日、単独で判ったのって、Maoちゃんだけじゃないかしら。
ふっ、ふっ、ふ♪
これならまだまだ悪だくみ出来そうだなぁ、と実感です(笑)



そんなこんなで、結局、鱧も生湯葉も食べずに弾丸鑑賞のみ。
これだけの為、観光一切無しの、
超贅沢な京都旅でございました。大満足☆



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