二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

二胡の正確な知識というのは、

2010-05-31 17:52:31 | ■工房便り 総合 
ホントにこんなに知識が、色々雑多に、バラバラに、なっている楽器というのが有るのだ。

と、驚いている毎日。

勿論、作り始めて何年もしていないのだから。

私自身も、蘊蓄を、という気にはなれない。

今書いているのも、私が子供のころから仕込まれた知識。

勿論木に関しては、自分で経験してきたこと。

自分の知識の、経験のレベルが、どの程度か、と解るほどのには、木工をやってきた。

また、皮や弦など、仕事の上でもさんざん触って来てはいるし、知識も、自分が知らない物をどうやったら補えるのか、と言うほどにはある。

ところが二胡は、楽器。

木と皮と弦でできてはいるが、それをただ寄せ集めたものではない。

音が鳴る、という別の次元の物。

もしかしたら、この3次元の世界に生きている、私たちが把握できない、4次元の世界というのと変わらないくらいに、別次元。

時、とは何?

音とは何?

確かに振動。耳を通じて、脳で感じる、振動。

では音楽は?

その音楽を作りだす、楽器をどのように正確に把握する?

二胡とは?

誰が、正確な知識を持っている?

弾いている本人たちでさえ解らないものだから。

音楽は、その演奏者に依る。

その演奏者は、自分の満足いくような楽器を望む。

ギターやバイオリンなどのように、数百年の歴史を経ていない二胡は、

まだまだ、二胡とは、このように在るべき、という経験まで至っていないのかもしれない。

その歴史に、一足、足跡を残せるように、なれば幸い。
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2 Comments

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確かに (Jimmy)
2010-05-31 23:25:25
二胡に関する情報は巷に溢れていますが、なにが本当なの???っていう感じになっています。
値段しかり、鱗の大きさしかり」、皮の厚さ。。。

やはり庶民の味方、二胡検定師っていう人が必要かもですね。
そうかもしれない (nishino)
2010-06-02 19:22:39
確かにそれも有りですが、

結局。二胡弾くみんなの、耳信じましょう。

思うように弾けない、というのではなく、雑音と言うのは違いますものね。

でも、雑音在るのが当たり前、というのも変ですね。

で。そう言ってる先生の楽器には、雑音在るんですかね?

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