水耕栽培による家庭菜園日誌

屋上での水耕栽培・人工光源を使った室内水耕栽培および屋外での有機水耕栽培に取り組んでいます。

海水淡水化装置のよる節水水耕栽培6 (H267.4~7.31)

2014年07月25日 | 屋外水耕栽培
<断熱シートではあまり効果なし>
7月30日 発泡スチロールの断熱シートが到着したのでエスロン管に播きつけましたがあまり断熱効果がありません。朝30度の水温が昼過ぎには37度から39度になっていました。
 
 
そして土中温度観察用のベランダストッカーの水温は33度、表面温度は60度になっています。この結果から判断しても土壌による断熱効果はかなりのものです。また遮光ネットを張ることでさらに断熱効果が高まります。

因みに遮光ネットをはり発泡スチロール板で断熱しているトウモロコシ栽培プランターの養液温度は36度以下に収まっています。
 

<少し下がりました>
7月26日 本日は昨日に比べ気温が少し下がりました。朝9時の水温は34.6度 実際の養液液温は33度で夕方5時に測ると水温は37.9度で昨日よりは2度ほど下がっています。
 


<夕方でも39.3度>
7月25日 本日は猛暑で大阪の最高気温が37度になっています。観察用装置の水温も夕方6時でも39度を超えています。この暑さでは土中に埋設しても遮音効果があまりないようですが40度は超えていないので何とか耐えれる温度に納まっています。


<深く埋めてより正確に>
7月25日 従来の水温測定に使っていたプランターでは深さが浅いので深さのあるベランダストッカーを使用し栽培装置を完全に土中に埋めて養液温度の変化を測定できるようにしました。使用している土壌は赤玉土と鹿沼土(いずれも小粒)を3:1で使用しています。実際の砂漠地帯を模するには海砂等を入れる必要があるかもしれませんが入手不能ですので代替土で対応しています。問題は40㎝の深さに埋めて水温を35度以下に押さえられるかどうかの確認です。

午後2時に温度を測定すると水温は37.2度、地表温度は約50度。
  

<遮光ネット・150㎜径管・発泡スチロール板・発泡スチロールシート>
7月25日 まず猛暑対策として簡単にできることは遮光率の高い遮光ネットを張ることです。これはコスト的にもそれほど大きな負担にはなりません。本来なら土壌を40㎝ほど埋めて温度上昇がどのようになるか確認すればいいのですがそれに代えて2,3の代替案を考えました。一つは100㎜径管の外側に高さ34㎝の150㎜径管をかぶせて温度上昇を抑える方法、2つ目は使用していない水耕栽培用のトレー台を切断しこれを立ち上げ部分にかぶせて直射日光を遮断する方法、もう一つはセキスイの1㎜厚の発泡スチロールシートを購入しこれを立ち上がり部分に巻いて直射日光を阻止する方法です。
①遮光シート
 
②150㎜径管をかぶす
 
③発泡スチロール板で覆う
 
④発泡スチロールシートを巻く

午後2時の温度測定です。
循環槽の温度は37.8度、150㎜径管をかぶせたところでは38度、発泡スチロールで覆ったところでは36.8度で昨日よりは4,5度低くなりましたがそれでも体温を超えています。
 
 

<梅雨が明け本格的な夏を迎え農法が試される>
7月24日 梅雨が明け大阪も最高気温が35度を超す猛暑日を迎えております。屋上はとても日中は上がれる状態ではありません。夕方6時になって水やりに上がりましたが試験用プランターの水温は37.1度、循環層の水温は32.7度
 
そしてトウモロコシを育てている100㎜径管の水温はなんと41度を超えています。

このような高温では養液の溶存酸素量も減少しますし根の働きも弱ってきますので水温を下げる必要があります。

<トウモロコシに雄穂>
7月23日 2回目のトウモロコシに雄穂が出てきました。3回目のトウモロコシも順調に育ってきています。
 

<エスロン管のサツマイモ>
7月14日 本日の様子です。蔓が伸びて鹿沼土のプランターに活着しているのも出てきました。


<75㎜径管装置にトウモロコシ定植>
7月14日 装置を完成させ発芽してきているトウモロコシ「ゆめのコーン」20株を定植する。

1か月前の6月13日に定植したトウモロコシ「ゴールドラッシュ」の様子です。1か月でかなり大きくなってきました。本日定植したゆめのコーンも1か月後にはこのぐらいに成長しているはずです。


<75㎜径管装置を屋上に設置>
7月13日 制作中の75㎜径管の40株栽培装置を屋上に設置。まだ部分的に接着できていないところがあるが現状では水漏れなし。
 
養液使用量はこの75㎜径管でエスロン管部分で140㍑+循環タンク30㍑の合計170リットルです。一方ゴールドラッシュを定植している50㎜径管の場合はエスロン管部分で105㍑+循環タンクが30㍑の合計135リットルです。

<トウモロコシの種袋購入>
7月10日 昨日コーナンで現在栽培中の「ゆめのコーン」と「ゴールドラッシュ」の種袋を3度目の種まき用に購入する。

<75㎜径管使用40株栽培装置>
7月10日 まだすべての部材がそろっていないので完成させることはできませんが75㎜径管使用の40株栽培装置を大方作り上げる。これで部材代は37000円。
 
 

<50㎜径管は取り除き水漏れチェック>
7月5日 育てているトウモロコシを75㎜径管に移し50㎜径管を空にして装置を引き出して水漏れをチャック。やはり1か所漏れがありました。
 

<栽培装置のモジュール化>
7月4日 現在使用している75㎜径管は間隔が狭くまた立ち上がり部分が小さいので実らなかった株もあったので全面的に作り替えることにして40株栽培プラントに必要な部材を手配する。現在使用している栽培装置は来年のトマトやなすび栽培に使用することにします。また50㎜径管16株栽培装置はかなりの水漏れがあるのでこれは補修して3作目が可能であればその際使用することにします。

さて現在使用している栽培装置は50㎜径40株用でサイズは養液タンク部分も入れて1250mm×4500㎜です。1株栽培するのに必要な養液量が15㍑、合計で600㍑必要です。定植から収獲までが65日ほどですから1日当り約10㍑になりこれは1㎡サイズの海水淡水化装置1台での淡水化量に相当します。栽培装置および淡水化装置を4台並列配置しても5m×5m程度の広さで設置できると思われます。1アールの土地なら16台設置でき640株栽培可能で年間5毛作は可能ですからトウモロコシ3200本の収穫が可能になります。ただしこの程度の規模になると耐久性・耐荷重性などから50㎜径管でいいのか、75㎜径管を使う必要があるのかは検討事項です。
またこの4連装置を基本モジュールにして付属部材を考えるのがいいのかあるいは164台設置して1アール用装置に作り上げたうえで対応するソーラーパネル・エアポンプ・水中モーターなどの部材を決定していく方がエネルギー効率およびコストパフォーマンスがいいのかも今後の検討事項です。
また1台のポンプで養液循環しえる最大値としては50株なのか100株栽培まで可能なのかなども具体的に検討の上決めていく必要があります。
いずれにしろ熱帯砂漠地帯でのトウモロコシの節水水耕栽培の手法について一応の目途がついてきました。

<防根シートは絶対必要>
7月4日 本日9本収穫する。午後にも4本収穫し全部で26本収穫したことになります。まだ16本ほど残っています。

50㎜径管で防根シートをはめていなかった栽培鉢では根が伸びすぎて50㎜導管に達しているので寝ずまりの原因になりかなません。今後は絶対に防根シートを取り付けておく必要があります。


<トウモロコシ栽培装置の構造>
7月4日 トウモロコシ栽培装置の内75㎜径管を使用した装置はやはり栽培空間が狭すぎるようです。立ち上がり部分は他の装置と同じように100㎜径管25㎝が必要です。根の発達するに十分な空間が確保されていなかったために5株ほどが実っていませんでした。また栽培蜂の間隔も狭すぎたようです。銅管が100㎜であれ75㎜であれ50㎜であれ立ち上がりの栽培スペースは100㎜径管を使用する必要があります。
 


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