上の写真は,都内某所のコンクリートの壁です。
ここをクリックしていただくと,大きな写真で見ることができます。
コンクリートの表面に,小さな穴とひびが入っているのがわかるでしょうか。
これが,現在施工されているコンクリートの標準的なものだと思います。
コンクリートの表面に,小さなひびや穴があると中性化が早く進行します。
中性化については,ここで確認してください。
現在,コンクリート構造物は50年ほどの耐久性があるといわれています。
たぶん,このコンクリート構造物も,それくらいは持つでしょう。
この耐久性は,中性化が鉄筋まで達する期間だそうです。
でも,私が学生の時,コンクリートは半永久的に持つと教えられました。
事実,小樽港・北防波堤は,100年以上経った今でも劣化は少ないそうです。
設計者の廣井勇氏については,ここを参照してください。
では,現在ではこのようなコンクリートは造れないのでしょうか。
私は造れると考えています。
そのヒントが,このコンクリートの色です。
この高炉セメントコンクリートというのは,現在,最もよく用いられるコンクリートです。
コンクリートがきちんと水和すれば,コンクリートは暗緑色~緑青色になります。
さらに,コンクリートには二酸化珪素(SiO2)が多く含まれます。
二酸化珪素は,石英です。ガラス質です。
この性質を,壊すことなくコンクリートに与えればいいのです。
ということは,緑色っぽく,ピカピカしていれば,完全に水和して水や空気の出入りが少ない,半永久的なコンクリートとなるのです。
そして,これは土木で使っているコンクリートなら造ることができます。
残念ながら,建築で使っているコンクリートでは造るのは難しいでしょう。
なぜなら,水が多すぎるからです。
あと,今の土木の技術屋さんでも造るのは無理だと思います。
技術的に無理なのではなく,お金と手間がかかりすぎるからです。
そして,白っぽいコンクリートが本当の色だと信じている人が多いからです。
■土木の技術屋さんへ
型枠を脱型したときの色が,本当のコンクリートの色です。
あれを長く保つ続けるのが,本当のコンクリートです。
どなたか造ってみません。
自分は,ちっちゃな水槽工事でトライしてみようと思ってます。
いつでも里親募集中
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コンクリートの表面に,小さな穴とひびが入っているのがわかるでしょうか。
これが,現在施工されているコンクリートの標準的なものだと思います。
コンクリートの表面に,小さなひびや穴があると中性化が早く進行します。
中性化については,ここで確認してください。
現在,コンクリート構造物は50年ほどの耐久性があるといわれています。
たぶん,このコンクリート構造物も,それくらいは持つでしょう。
この耐久性は,中性化が鉄筋まで達する期間だそうです。
でも,私が学生の時,コンクリートは半永久的に持つと教えられました。
事実,小樽港・北防波堤は,100年以上経った今でも劣化は少ないそうです。
設計者の廣井勇氏については,ここを参照してください。
では,現在ではこのようなコンクリートは造れないのでしょうか。
私は造れると考えています。
そのヒントが,このコンクリートの色です。
この高炉セメントコンクリートというのは,現在,最もよく用いられるコンクリートです。
コンクリートがきちんと水和すれば,コンクリートは暗緑色~緑青色になります。
さらに,コンクリートには二酸化珪素(SiO2)が多く含まれます。
二酸化珪素は,石英です。ガラス質です。
この性質を,壊すことなくコンクリートに与えればいいのです。
ということは,緑色っぽく,ピカピカしていれば,完全に水和して水や空気の出入りが少ない,半永久的なコンクリートとなるのです。
そして,これは土木で使っているコンクリートなら造ることができます。
残念ながら,建築で使っているコンクリートでは造るのは難しいでしょう。
なぜなら,水が多すぎるからです。
あと,今の土木の技術屋さんでも造るのは無理だと思います。
技術的に無理なのではなく,お金と手間がかかりすぎるからです。
そして,白っぽいコンクリートが本当の色だと信じている人が多いからです。
■土木の技術屋さんへ
型枠を脱型したときの色が,本当のコンクリートの色です。
あれを長く保つ続けるのが,本当のコンクリートです。
どなたか造ってみません。
自分は,ちっちゃな水槽工事でトライしてみようと思ってます。
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あまりに短いんですね。
公共物はともかく、家に関しては、代変わりまでは考えてないんでしょうか。
室町時代の町家が現存しているそうです。
最強ですよね。
ちょっと見てみたいです。
あれは、漆喰壁ですかね。
話は飛びますが。
京都や小京都の民家では、よく塗料でベンガラが使われており。
ご多分に漏れず、辻しばも、ベンガラ色の板壁があります。
山中油店には、ベンガラと、ベンガラを溶かす柿渋が売ってあるそうで。
すごく、買って、使ってみたくてたまりません。
構造物の耐久性以上に,社会的な関係からものが壊されていたのです。
例えば,築20年ぐらいのビルが壊されてマンションになるとか‥‥
これを,品質の悪いものを造った言い訳にしたのです。
今からはそんな時代じゃないのに,同じような品質で物を造りつづけています。
ぜ~ったい,維持管理に膨大なお金がかかります。
漆喰もコンクリートも似たような成分を持っています。
固まる過程が少し違うだけです。
コンクリートと言えば・・・。
コンクリートを打設して数日後に、巨大地震を経験した場合って、そのコンクリート構造物というのは、強度低下してしまうのかなあ?なんてことをふと考えていました。
徐々に脱水してコンクリートは強度を増していくイメージがあるところに、突発的な力の負荷がかかるとどうなるのか興味があります。
さっかんさんはどう思われます?
ただし,鋼材との付着が切れたりしやすいので,構造的な強度は低下するかもしれません。
> 徐々に脱水してコンクリートは強度を増していくイメージ
たぶん,土木屋さんも持ってる共通のイメージだと思います。
でも,水が抜けるのは,劣化の第一歩です。
この水を逃がさないようにするのが,養生後期の主目的だと思っています。
コンクリートに対する理解が全然できていなかったことがお恥ずかしいところです。
またいろいろな話題を楽しみにしています。
でも,本当のコンクリートって,岩に近いんだと知ってから,そんな人造の岩を作ってみたいと思ってます。
正直言うと,今のコンクリートは岩じゃないです。
劣化するのを許しすぎです。