たびびとの写真館

- - - 四季の自然との出会い ・・・ 小さな旅の記録

ケルン

2017年05月17日 | 写真

 

 「ケルン」:辞典で見ると主に二つの意味がある。

 ① ドイツ西部のライン川両岸に広がる都市。ドイツではベルリン・ハンブルグ・ミュンヘンに次ぐ第四の大都市で人口は1000万人を超える。日本からも観光で訪れる人が多い。特に世界遺産のケルン大聖堂がよく知られている。京都市が姉妹都市となっている。

 ② 本来はアイルランド語で「石で築いた塚」。登山用語で登頂記念、登山道の目印とするための積み石のことをいう。なるべく大きな石を土台にして円錐形になるように小さな石を積み上げる。山頂付近や山道の脇には大小さまざまなケルンが見られる。

 写真は栃木県日光市の日光三名瀑の一つ「裏見の滝」へ上がる山道の途中にあるケルンで、道の沢沿いにある形の良い巨石の上に小さな石がたくさん積み上げられている。この道は「裏見の滝」撮影のため毎年数回は必ず歩く道で、訪れるたびに小さな石を積んでいる。積まれた石が少ないように見えるが、これは強風や大雨などのため不安定な石は落ちてしまうためだと思う。少し前の4月下旬に訪れた時はまだ木々の芽吹きもなくツツジも咲いていなくて、あまりきれいな写真になりそうもないので歩くだけで引き上げたが、今回は新緑がきれいでミツバツツジの花もまだ残っていた。ヤマツツジは日光山周辺よりもこちらが山あいで標高がすこし高いのでまだほとんどがつぼみだった。裏見の滝へ上がる道はこの道しかないので、元禄2年(1689年)の新緑の頃に芭蕉と曽良の二人もこの道を歩いたのだといつも思いながら滝へと向かっている。もちろん昔はこのケルンはなかったにしても、土台になっている巨石はがけ崩れで山側から落ちたのか、あるいはひょっとすると昔もこのままの姿で道端にあったのかもしれない。

                           (2017/5/11 撮影)

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