流れゆく雲に

風に季節を聞きながら、日々の出来事をつづります。

千秋楽 体験記 その1

2014-07-16 17:34:18 | 舞台

初めての経験だったので体験記として連載します。

まず一回めは楽屋の入り待ちをしたところまでです。

 

宝塚歌劇の千秋楽なんてハナっからあきらめていました。ましてやトップの男役さんと娘役さんの退団公演なんて無理だろうと。

しかし、チケットの情報をHPで見ていました。先に得た情報は東京宝塚劇場の千秋楽は映画館で中継されるというものだった。関西エリアでは梅田、西宮だった。しかし料金がちと高かった。

宝塚大劇場での千秋楽は中継しないのかと思っていた矢先のことです。HPで見つけた情報は、座り席は50枚、立見席が100枚、そして、隣接するバウホールでライブ中継すると書いてありました。バウホールの収容人数は、約500席。

チャンスはあるかもしれない。こんな機会はめったにない。これが千載一遇ということだ。

問題は朝8時30分までに大劇場前に集合すること。

そうだ、早起きしよう。

前の晩に洗濯を済ませ、当日は目覚ましよりも早く起きて準備を整えたはずだった。

のに、予定の電車よりひとつ遅れてしまった。雨は宝塚に近づくと心配したとおりに降り出した。

乗車した阪急電車は、ダンスをしているラッピング車両だった。降りてから写真を撮っていたら時間がない。ないけど撮りたい。ダンスの絵は先頭と後方だけ、自分の乗っていた車両を撮影して大劇場に向かう。

   

折りたたみ傘を取り出して歩き出す。

ソリオを抜けてしばらく行くと係員が説明している。

「当日券の方は駐車場に並んでください」

何人いるのだろうか。

私のチケット、バウホールのスクリーン中継でいいから、得ることができるか不安が頭をよぎる。当日券・抽選参加券を手にする。番号は510番。そして抽選に参加して得たのは当日券・ご購入整理券632番。11時までに集合してチケットを購入することになる。バウホールのスクリーン中継であることはまちがいない。

出待ちをしている時に隣の人から聞いた話。“8時30分に来たけど、抽選で引いた番号が1番で、自分でも驚いた”。そんな人もやっぱりいるんだと思うと、自分は外れたが(大劇場の観劇に)うれしかった。抽選っていいよな。

11時まで時間があるので花の道を散策した。もしかしたら、楽屋入りに会えるかも。

楽屋を目指す。多くの人たちが花の道にあふれている。楽屋口付近にいるのは個々のファンクラブだろうか。カメラを向けていると隣の人が話しかけてきた、「この木、じゃまですよね」「そうですね」と返した。

そのうち、歓声があがる。娘役のトップさんやら脇を支える男役さんたちが楽屋入りしているようだ。にわかファン(30年の時を経て再び点火スイッチが入った私)には、誰が誰かわからない。そして、10時20分ごろ、私にもはっきりわかる人、壮一帆さんが来た。

  

カメラマンが撮影している、多分、歌劇関係の雑誌やTV用だろう。白い馬(劇中では黒い馬が登場するが雪組だから白なんだと思う、かついでいるのは下級生かファンの人か、ちょっとわからない)に乗って壮一帆さん登場。

 つづく

                                      

 

                        

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