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思春期のお子さまの「生意気」な言葉には、こんな切り返しがベター

2016年10月16日 | 新聞や雑誌の記事
思春期の子どもは、親を批判したり試したりしながら、自我を形成して成長していくものです。だから、この時期のお子さまに生意気なことを言われても、過度に怒ったり、落ち込んだりしないでください。保護者が気持ちに余裕をもって受け止めることでお子さまは、大人への一歩を踏み出すことができます。

思春期に反抗的な態度が見られたら「そんなものさ」と考える

 思春期になって急にお子さまが反抗的な態度や言葉を見せるようになったことで、「自分の子育てが間違っていたのだろうか」と落ち込んでしまう保護者のかたもいるようです。しかし、そんなことはありません。これまで十分な愛情を注ぐことで、しっかりと信頼関係を築いてきたからこそ、お子さまは遠慮せずに親のことを批判したり、ぶつかったりできるのです。反抗期が訪れたら、むしろ「そんなものさ」とお考えください。

反抗期のお子さまは、一生懸命にアイデンティティを築いている最中です。そのプロセスとして親に反抗をしたり、不安や戸惑いからイライラしたりしやすくなっているのです。保護者にとっては辛い時期かもしれませんが、それ以上にお子さまは自立に向けてもがいていることを忘れないでください。そもそも、反抗期はずっと続くものではありません。できるだけ気持ちに余裕をもち、お子さまが大人への一歩を踏み出そうとする姿を温かく見守り、支えましょう。


思春期の生意気な言葉への基本スタンスは「過度に怒らない」こと

 それでは、反抗期のお子さまの生意気な言葉には、どう対応したらよいのでしょうか。基本スタンスは「過度に怒らない」ことです。お子さまに話しかけてもまともな返事はなく、「別に」「うざい」「ムカつく」といった単語しか返ってこない。そんな態度を見せられたら、次のような怒りの言葉をぶつけたくなるかもしれません。

「親に対して、その口の聞き方は何?」
「ひとりで大きくなったと思っているの?」
「聞いているでしょ? きちんと答えなさい!」

「怒らない」と決めても、なかなか怒りの感情を抑えられないというかたもいるでしょう。もちろん、親として見逃せないときにはきつく叱ることも必要です。しかし、どれだけ親の方に理があっても、叱ることでお子さまの反抗期が終了することはありません。そして、互いに激高してしまうと、ついこんな言葉まで出てきてしまいます。

「そんなにイヤなら出て行きなさい!」
「もうごはんも作らないし、洗濯もしないよ!」
「そんなことを言うなら、私が出て行くよ!」

こうした言葉にお子さまはさらに反抗的になり、ますますコミュニケーションが難しくなってしまいます。

反抗期の期間は人それぞれですが、いつかは終わるものです。その間、少々親子でぶつかったからといって、それがその後の親子関係に影響を与えることもないでしょう。ただ、あまりに親が子どもと真正面からぶつかってしまうと、互いに疲れてしまうことになります。


思春期のお子さまには保護者が「気持ちの余裕」を見せて安心させてあげよう

 この時期は、お子さまに対して「成長の芽を摘まない」という気持ちをもって、冷静に話すことに努めましょう。反抗期のお子さまに注意などするときも、くどくどと説明をする必要はありません。思春期の子どもはたいていのことを理解しており、あえて反抗していることが多いからです。無視するような態度をとるときも、次のようにいったんお子さまの気持ちを受け止めて、少し距離を置くような言葉をかけるとよいでしょう。

「今は話したくないのね。待っているから、言いたいことがあるときに話してね」
「困ったことがあったら、きちんと教えてね」

生意気な言葉に対し、あえて冗談っぽく返すのも、ぎくしゃくした雰囲気を和らげる効果があります。またお子さまの態度にかちんときてしまったときは、あえて親の方がその場を離れ、1、2分時間をおいて、冷静さを取り戻してから再び向き合い、次のような言葉をかけるのもよいでしょう。

「また生意気なことを言って。まあ、そういう時期だからしかたないよね」
「何も話してくれないから、もっと私から話しちゃおうかなー」

こうした言葉をかけても、お子さまの素っ気ない態度はすぐには変わらないかもしれません。それでも、「自分の気持ちを分かってくれている」という安心感を与えられるでしょうし、お子さまが行き詰まってしまったとき、「相談してみよう」という気持ちになるかもしれません。また、自分の気持ちが落ち着いたときには、笑顔であれこれと話しかけるというお子さまも珍しくありません。

保護者が気持ちの余裕を見せることで、お子さまの不安や戸惑いは軽減されて、自分自身の問題に真っすぐに向き合えるようになると考えてください。
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