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子どものやることへの口出しのし過ぎは、子どもの自立を阻む!?

2016年10月17日 | 新聞や雑誌の記事
保護者から「励まし・応援」を受けている子どもは、将来の目標や行動力をもっている傾向が強いことが、東京大学社会科学研究所とベネッセ教育総合研究所の共同調査で明らかになりました。ベネッセ教育総合研究所の橋本尚美研究員に、子どもの自立を促すには保護者はどのようなサポートをすればよいのか聞きました。


子どもの自立を促す具体的なサポートとは?

子どもに自立してほしいという願いとは裏腹に、「きちんと自立できるだろうか」という保護者の不安は大きいようです。それでは、どのようなサポートによって、子どもの自立を促すことができるのでしょうか。そのヒントといえそうな調査結果を示します。

子どもが自立していくうえで、将来の目標や行動力をもつことは大切な要素の一つと考えられます。前向きな目標や姿勢をもった子どもは、自分の力で物事に取り組んだり、失敗しても諦めずにがんばったりして成長していくことができるからです。



図1を見ると、保護者がやりたいことを応援するほど、子どもが「将来の目標がはっきりしている」比率が高く、「難しいことや新しいことにいつも挑戦したい」という気持ちが強いことがわかります。さらに、「自分でできることを自分でする」「一度決めたことは最後までやりとげる」という比率も高いことがわかります。
このデータは、子どもがやりたいことを応援したり励ましたりすることの大切さを示しているといえるでしょう。もし子どものやりたいことが、保護者の希望とずれていたとしたら、どうされますか。例えば、勉強させたいために、無理やり大好きな何かをやめさせるとしたら、子どもは自分の興味・関心を広げたり、深めたりすることに対して前向きな気持ちを失ってしまうかもしれません。
今、子どもがやりたいことを尊重し、応援してあげることで、目標に向かって挑戦したり、最後までやりとげたりする力が育っていきます。小学校の時期からこうした力を育てておけば、先々、勉強や仕事においても大きな力を発揮できるかもしれません。

口出しのし過ぎは、自立心が育ちにくくなる危険も

一方で、子どもがやりたいことを応援するつもりで、あれこれと口出しをするのはあまり効果的ではないかもしれません。次のデータをご覧ください。



「自分でできることは自分でする」「一度決めたことは最後までやりとげる」の項目では、口出しをしないほうが数値が高い傾向があり、過度に口出しをすることで子どもの自立心や行動力の育ちを阻害しかねないこともわかります。

保護者自身がさまざまな活動をすることで好影響も

子どもへの応援以外に保護者のかたに心がけていただきたいのは、保護者自身がさまざまな活動を行うことです。保護者の活動が、子どもの成長に良い影響を与えます。次のデータをご覧ください。



このデータを見ると、保護者がさまざまな活動を行っているほど、子どもも難しいことや新しいことに挑戦したり、物事を最後までやりとげたりする気持ちが強いことがわかります。「お母さん(お父さん)もがんばっているから、私もがんばろう」「新しいことに挑戦するのは楽しそうだな」といった気持ちが起こるのでしょう。
趣味やスポーツ、地域行事への参加、自分の能力を高めるための勉強……など、保護者のかたが前向きにチャレンジする生き生きとした姿を見せることで、子どもの自立はさらに促されると思います。ぜひ親子一緒に積極的な気持ちをもって新しいことにチャレンジしてみてください。
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