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知ってた?赤ちゃんが「同じ遊びを繰り返す」本当の理由

2016年11月02日 | 新聞や雑誌の記事
一度ガラガラを渡すとひたすら遊び続けたり、本棚から本を出して散らかす作業をいつまでもやめてくれなかったりと、赤ちゃんの”繰り返し”遊びに頭を悩ませているママも多いのではないでしょうか?
「どうしてそんなに同じことをし続けるの?」と言ってもまだ言葉が話せず答えてくれない赤ちゃんですが、実は言葉が使えないからこそ、”繰り返す”ことで世界を学んでいるのです。
そこで、今回は“赤ちゃんが同じことを繰り返し遊ぶことで学ぶ理由”についてお伝えいたします。

2歳ごろまでの赤ちゃんは「感覚運動期」

スイスの心理学者ピアジェは、思考の段階的な発達を分類し、0~2歳ごろまでを『感覚運動期』と名付けました。
この頃の赤ちゃんはまだ言葉を使えないため、“感覚”を使って世界を認知していきます。
つまり、“なめる、見る、触る、聞く、たたく、匂いを嗅ぐ”などの五感を総動員してものごとを感じ取り、知っていくのです。
赤ちゃんが五感を活用して世界にはたらきかけると、何かしらの反応が返ってきます。
この経験を何度も繰り返すことで“これをしたら、こうなる”という原因と結果を発見し、学んでいきます。

赤ちゃんが「同じ遊び」で楽しさを感じるワケ


source:https://pixta.jp/
同じ遊びを長時間繰り返して、赤ちゃんは飽きないのかしら? と思ってしまいますが、実は、赤ちゃんは同じ繰り返しだからこそ楽しんでいます。
たとえば、握ると音が鳴る人形を赤ちゃんに渡すと、赤ちゃんは“握ってみたら音がなった!”という初体験に驚きと嬉しさを覚えます。ときにはママや周囲の人から「上手に鳴らせたね~」と褒めてもらえることも。

このように、“自分のはたらきによって世界が変わる”経験は「僕(私)って、すごい!」という有能感(コンピテンス)を沸き起こし、“もっとやりたい(もっと自分の力を確かめたい)”という原動力につながるのです。
赤ちゃんは、“自分の行動によって世界が変わる”という驚きと嬉しさの混じった体験を楽しみ、やみつきになっているため繰り返すのですね。

ママにとっては「片付けるの、とっても大変なんだけど……」とちょっと迷惑な一面もありますが、赤ちゃんは、感覚を使って体験することで、またそれを繰り返すことで、ものごとを知り、学んでいきます。
「繰り返すのが赤ちゃんの仕事」と心に余裕をもって見守り、思考力や記憶力、想像力の発達をサポートしてあげてください。同じことを繰り返して遊んでいるその間に、赤ちゃんはたくさん学んでいますよ。
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